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難聴が認知機能を低下させる

近年、難聴があると、軽度認知機能障害や認知症になりやすいと考えられるようになりました。
 自分自身や家族の判断で補聴器が必要か、補聴器の効果があるかを正しく決めることはできません。聴覚検査の結果と日常の音の環境とそれぞれの人にとって重要な会話の関係から専門医や補聴器相談医に総合的に判断してもらうことが必要です。
 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が、認定した「補聴器相談医」のリストを公開しています。
 補聴器は、価格に大きな開きがありますが、家庭での使用が主な場合には低価格のものでも十分な機能を備えています。正しく調整されているかどうかが重要です。
 同じ聴力障害でも、「小さい声が聞こえない」、「誤って聞く」、「音が不快に聞こえる」など個人差があります。そのため簡単な聴力検査だけでは適切な対応が選べません。言葉がどのように聞き取れているかを調べることで、補聴器を使う場合にどこまで聞こえるか、どのような限界があるかを予測できます。

突発性難聴

突発性難聴は、突然音をうまく感じ取れなくなる難聴(感音難聴)のうち、原因がはっきりしないものの総称で、幅広い年代に起こります。
聞こえにくさは人によって異なり、まったく聞こえなくなる人もいれば、高音だけが聞こえなくなる人もいます。後者では、日常会話に必要な音は聞こえているため、難聴に気づくのが遅れてしまいがちです。
発症後すぐ治療を受けないと、難聴や頑固な耳鳴りが残ったり、聴力を失うこともあるため、早めの受診と治療開始が必須です。


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