見出し画像

6月7日発売 新刊 『過ぎ去りし素晴らしい日本 デコちゃんが生きた台湾日本時代の希望と国民党時代の絶望』      著者:楊素秋さんからのメッセージ

終戦まで日本人として生きた楊素秋さんが、台湾「日本時代」の真実と終戦後の半生を綴った『日本人はとても素敵だった』の刊行から21年。待望の続編です! 
前著で書き切れなかった日本の素晴らしさと戦後の国民党統治の過酷さを少しでも多くの人に知って貰えたらと、渾身の力で筆を執りました。楊さんのあだ名「デコちゃん」目線での歯に衣着せぬ物言いは、とても魅力的です。
今回は、楊さんが本書の「おわりに」で日本人の皆さんに宛てたメッセージをご紹介します。

 ― 日本の皆さまへ ―
日本の若い人たちはピンとこないと思いますが、私がこの目で見た昔の日本人は、律儀で、正直で、真面目で、優しく、本当に素晴らしかったのです。
戦後、日教組の左翼教育を受けた日本人は、日本が台湾を占領したとか、或いは、台湾を植民地にしたとか言うけれども、決してそうではないんです。
台湾は、清国から日本に譲渡され、日本になったのです。そして、私たち台湾人に言わせると、統治者としての日本はまさに模範生でした。模範生として、日本人は一心不乱に努力を重ねました。だから、今日の日本があり、台湾もあるのです。
戦前は世界中に数多くの植民地がありましたが、西欧列強に植民地にされた国の人々は、奴隷のように残酷に扱われ、搾取され、酷い統治をされていました。
しかし、日本は、台湾の土地を愛し、台湾人と手を取り合って、国のために尽くさんと一生懸命努力しました。だから、「日本は台湾で悪いことをした」等と聞くと、胸の奥底から憤りが湧いてきます。それは大変な間違いだからです。
日本の若い人たちには、日本人であることに自信と誇りを持ち、胸を張って堂々と歩んで貰いたいです。そして、日本に住んで、日本のお米を食べ、日本の水を飲んでいる人たちに言いたい。「日本を愛せよ!」と。日本がなければ、己もないのだということを忘れないで欲しいです。
朝鮮や中国は、日本を悪く言っているけれども、朝鮮人や中国人の中にも良い人がいます。台湾は親日国ですが、台湾人の中にも悪い人はいます。これから、日本を背負って立つ若い人たちには、世界中の善意ある人たちと協力し手を取り合って、争い絶えない今のこの世界を、少しでも平和にしていってほしいと願っています。
デコたち日本時代を生きた台湾人の心には、日本が深く刻まれていますが、ここ数年、主人や兄など日本精神を宿した人たちが一人、又一人と亡くなっています。私も九十歳を過ぎ、もう残された時間は少ないでしょう。私が死んで天国に行くか地獄に行くかは分かりませんけど、もし、あの世で閻魔王に会ったら、このように伝えたい。

「日本は台湾でこんなに良い事をしてくれました」
「日本人はとても素晴らしかった!」と。

『過ぎ去りし素晴しい日本』260-261頁「おわりに」より

本書は、お近くの書店やネットストアにてお求めください。
6月下旬には、電子版も発行予定です!


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

記事を最後まで読んで頂きありがとうございます。 ↓の画像をクリックすると桜の花出版が刊行した本をご覧になることができます。