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我が子に 発達障害の疑いがありますと言われたこと

お宅のお子さんには
発達障害の疑いがあります。
 
そんなふうに言われたら
親だったら、
子育ての全てを否定された気持ちになりますよね。
 
「いいや、そんなことない。
うちの子は違います」
 
って、言いたくなるし、
それが当然です。
 
実は僕も、
5年前、そんなことを
医師から言われて、すごーく悔しかったです。
 

それ以来
発達障害って どうことだろう?
 
本気で勉強を始めました。
 
******
 
さくらんぼ学園をやっていると


「発達障害の子を受け入れていますか?」
と時々聞かれることがあります。
 
その時に、僕はこんな
風に答えています。
 
 
*****
 
発達障害の問題は
個人に変われといえば済むのではなく
周りの環境との調和の問題です。
 
 
クラスの雰囲気、
仲間の雰囲気が同調圧力が強く、
 
その個人に
「変われ、変われ」と責任を追求する時に

特に発達に課題を抱えた子は
辛く感じてしまいます。
 
親御さんも、そんなこと言われても
どうしようもないですよね。
 
 
さくらんぼ学園は、
みんなで一緒にきちんと何かをする場面が
ありません。
 
例 
・きちんと並ぶ。
・手をまっすぐにあげる。
・机にじっと座っている
 
同調圧力なんて皆無だし
 
ですので、
発達に課題がある子でも
あまりそれを意識することは
少ないと思われます。
   
*****
 
女優の黒柳徹子さん。
 
彼女の著書「窓ぎわのトットちゃん」を読むと
自由奔放だった徹子さんは
おそらく多動に分類されるでしょう。
 
担任の先生にはそれがどうしても我慢できずに
とうとう小学1年ながら
通っていた学校を退学にさせられました。
  
でも転校した学校では、
その自由奔放さを
長所として発揮され、
未来の大女優が誕生しました。
  
 
本来、人間は一人一人違う存在です。
 
その違いを受け入れて
その奥にある「同じもの」を
見つけられる力こそ、
 
多様な人が暮らすこれからの社会で
もっとも大事なことです。
 
みんなと同じであることも
素晴らしいけれど
  
みんなとは違う自分を
大切に育んでいくことが
もっと大事なことです。 
 
 
日々のコミュニケーションも
付き合っていくうちに子どもたちも
適度な距離感や付き合い方を
学んでいくと思います。 
  
  
ちなみに僕は発達障害については
日本LD学会の会員でもあり
心理カウンセリングについても学んでいます。

だから何かができるわけではありませんが
表面的なことの奥にある本質は
みようと常に意識しています。
 
 
*******
 
ちなみに一人一人違う子どもの現状を
発達障害という言葉で
ざっくりと包括できるようなものではありません。
  
 
でも、疑いありと言われたことで
プラス面もありました。
 
それは、我が子の認知の傾向を知ることが
できたことです。
 
そしてそれは、自分自身の認知の傾向も
知ることができました。
  

なんだ、俺も発達障害だったのかなあ。
生きづらさを感じたのも
当たり前だなあ。

そんなことに気づくと
 
ああ、この人も
その傾向あるよね。

あの人もあるよね。
  
そう、私たちはそんな傾向を
誰もが少なからず
持っているんですよ
  
そんなふうに受容できると
許さなかったあの人のことも
ちょっとは理解できるようになったりします。
 
そして完璧な人なんていないことに
気づき始めます。
  
僕自身は、
自分のできなかったことを
子どもを通して実現しようと
そんな考えが、スパッとなくなりました。
 
子どもの人生は子どものもの。
 
長い時間をかけながら
子どもの育つ力に
委ねることができるようになりました。
 
******
 
そんなの子育てじゃないよー
という声が聞こえてきそうですが、
 
自然農法では、タネを蒔いたら
タネの力を信じて
余計な手をかけません。
 
手を加えることと
手を加えないこと。
 
どちらもものすごく大切なことです。
 
 
でも大事なことは、
子どもが納得できる子育てを
することだと思います。
 
一方的に押し付けるのではなく
共に理解し合えること。
 
これが本当の子育ての
魅力だと思います。
   

とはいいつつ、
教育のプロとして
さくらんぼ学園を運営している私は

毎日のように
「しーもん!!」と
子どもたちから突っ込まれる日々です。
 
  
でも、
こんなふうに自由に子どもが
思っていることを言ってくれるから
 
より良い教育環境が
子どもと大人とで
一緒に作れるのです。
 
究極には
子どもだけで作り上げた学校が
僕の理想です。
 
***** 
 
さくらんぼ学園は
まだまだ小さな学び舎ですが、
 
きっとこれからの教育のヒントや
まだ開花せぬ可能性が
たくさん詰まっている
そんなフリースクールです。
  
 
できたら
色々な人に見学に来て欲しいし

中でも学校でどうも心から楽しめないと
思っている子どもたちに
体験入学して欲しいです。
 
それから、
僕たちを応援したいと思っている人にも
一度足を運んで欲しいです。
 
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9月30日(月)15:30〜
不登校と多様な学びを考える親の会を

開催します。

詳しくはこちら

  
興味のある方は
メッセージやコメントをお待ちしています。
 
いつもたくさんの人の
応援に感謝いたします。
 
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追記
  
お子さんの発達障害や不登校で
悩んでいる方。  
実は今は、人生のチャンスですよ。

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