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本日の一曲 vol.244 シカゴ 愛ある別れ (Chicago: If You Leave Me Now, 1976)

先日、ジャパンを紹介しました。

ふとバンド名が気になりまして、「Japan」という言葉は日本人が英語として聞くのでバンド名としても、ありかな、と思います。イギリスの人である彼らにしても、「異国の地」という意味合いもあったでしょうし、言葉自体、エキゾチックな意味があるのでしょう。しかし、例えば日本人の日本語のバンド名として「日本」はなかなか、ないかな、と思いました。

ところが、英語を話すアメリカには、「America」というバンドがあります。アメリカ人の英語のバンド名として「America」はあるんですね。

ご紹介したのは、アメリカのファーストアルバム「アメリカ」から「サンドマン(Sandman)」ですが、アルバムジャケットのメンバーの背後には、アメリカインディアンの姿が描かれていますので、アメリカの歴史的な意味合いがあったのかもしれません。

また、イギリスには「U.K.」というバンドもありました。United Kingdom のことだということなので、イギリス人にとっては「UK」はあるんですね。「U.K.」からは「イン・ザ・デッド・オブ・ナイト(In The Dead Of Night)」です。

U.K.の来日公演では、ヴォーカルとベースのジョン・ウェットン(John Wetton)さんが曲間のMCで、日本語で「きみたち、サイコだよ。」と話したことが話題になりました(「最高」とも「サイコ(Psycho)」ともとれる)。ちなみに、ジョン・ウェットンさんは、U.K.の後は、さらに風呂敷を広げて、「エイジア(Asia)」で活動しました。エイジアからは「ヒート・オブ・ザ・モーメント(Heat Of The Moment)」です。

そこまで行くと、「ヨーロッパ(Europe)」も紹介しないといけません。ヨーロッパからは、「ザ・ファイナル・カウントダウン(The Final Countdown)」です。

話を戻しましょう。本日の一曲でご紹介するのは、アメリカのブラス・ロック・バンドの「シカゴ(Chicago)」です。「シカゴ」の最初の結成時のバンド名は「ビッグ・シング(Big Thing)」、メジャーデビューのときは、「シカゴ交通局」を意味する
「シカゴ・トランジット・オーソリティ(Chicago Transit Authority)」だったのですが、その当のシカゴ交通局から苦情が入り、単なる「シカゴ(Chicago)」になったという経緯がありました。

シカゴの1976年の大ヒット曲「愛ある別れ」をご紹介します。

ただ、アメリカ人の「シカゴ」という命名を日本人の場合に当てはめると、日本人が例えば、関東圏でいうと「横浜」「さいたま」「千葉」というバンド名になると思うんですが、ないかな、と思うんですよね。

また、アメリカには、「ボストン(Boston)」というバンドもあるんですよね。アメリカ人にとっては、「シカゴ」や「ボストン」はあるんですね。

ボストンからは1986年のヒット曲「アマンダ(Amanda)」です。

(by R)


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