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本日の一曲 vol.344 フレッド・マクダウェル ユー・ガッタ・ムーヴ (Mississippi Fred McDowell: You Gotta Move, 1965)
「ユー・ガッタ・ムーブ」はアフリカ系アメリカ人のスピリチュアル・ソング(いわゆる「黒人霊歌」)です。黒人霊歌は、16世紀から19世紀まで存在していた大西洋奴隷貿易で奴隷として連れてこられたアフリカ人の歌です。 歌詞は、おおよそ次の内容になっています。「神様が準備できたら『動か』なきゃいけない」という意味です。 You gotta move You gotta move You gotta move, child You gotta move But when the Lo
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本日の一曲 vol.342 カーペンターズ イエスタデイ・ワンス・モア (Carpenters: Yesterday Once More, 1973)
ご紹介カーペンターズは、1946年10月15日生まれの兄リチャード・カーペンター(Richard Carpenter)さんと、1950年3月2日生まれの妹カレン・カーペンター(Karen Carpenter)さんの兄妹のデュオです。カバー曲も多く手掛けましたが、兄のリチャードさんがソングライティングを、妹のカレンさんがボーカルを担当するというのが大体の役割分担でした。シングルのヒット曲も数多くありましたが、カーペンターズの音楽の最大の魅力は、カレンさんの明快なボーカルにあっ
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本日の一曲 vol.341 ボストン ドント・ルック・バック (Boston: Don't Look Back, 1978)
かつて、ヤードバーズ(Yardbirds)出身の3人のギタリスト、エリック・クラプトン(Eric Clapton)さん、ジェフ・ベック(Jeff Beck)さん、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)さんが「ギタリスト三羽烏(さんばがらす)」などと呼ばれ、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)さんやディープ・パープル(Deep Purple)のリッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)さんなどとともにギタリストがもてはやされた時代が1960年代末か
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本日の一曲 vol.340 カーティス・メイフィールド スーパーフライ (Curtis Mayfield: Superfly, 1972)
カーティス・メイフィールドさんは、1942年6月3日にシカゴで生まれ、幼少のころからピアノやゴスペルに親しみ、10歳のときに初めてギターを手に入れ、14歳にときにバンドを組み、このバンドが16歳のときにザ・インプレッションズ(The Impressions)になりました。 インプレッションズは、1965年の「ピープル・ゲット・レディ(People Get Ready)」など、いくつかのヒット曲を飛ばしましたが、カーティスさんは、1970年にインプレッションズを離れ、ソロ活動
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本日の一曲 vol.337 フリートウッド・マック グリーン・マナリシ (Fleetwood Mac: The Green Manalishi (With the Two Prong Crown), 1970)
フリートウッド・マックは、デビューアルバムのリリースが1968年とキャリアの長いバンドです。 残念なことに、2022年11月30日、ボーカルのクリスティン・マクヴィー(Christine McVie)さんが亡くなり、再活動は難しい状態になっています。 フリートウッド・マックの楽曲については、以前一度ご紹介したことがありました。 フリートウッド・マックは、そのフロントマンにより、大体3つの時期に別れます。ファースト・アルバムリリースから1970年までがピーター・グリーン(
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本日の一曲 vol.335 ハロルド・メルヴィン・アンド・ザ・ブルーノーツ ビー・フォー・リアル (Harold Melvin & The Blue Notes: Be For Real, 1972)
ハロルド・メルヴィン・アンド・ザ・ブルーノーツは、1970年代から始まったフィラデルフィア・ソウル(フィリー・ソウル)の代表格のボーカル・グループです。グループ結成当時のリード・シンガーがハロルド・メルヴィンさんだったのですが、その後、1972年にフィラデルフィア・ソウルの中心レーベルであるフィラデルフィア・インターナショナル・レーベルと契約してファースト・アルバム「アイ・ミス・ユー」をリリースしたころには、リード・シンガーはテディ・ペンダーグラス(Teddy Penderg
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本日の一曲 vol.334 エマーソン・レイク・アンド・パーマー 未開人 (Emerson, Lake & Palmer: The Barbarian, 1970)
前回、キース・エマーソン(Keith Emerson)さんのピアノ協奏曲(Piano Concerto No.1)をご紹介しました。 本日は、ELPがデビュー当初からカバーしてきたクラシックの曲を拾っていきたいと思います。 エマーソン・レイク・アンド・パーマー (1970)ファースト・アルバム「エマーソン・レイク・アンド・パーマー(Emerson, Lake & Palmer)」に収録された「未開人(The Barbarian)」は、ベーラ・バルトーク(Béla Bart
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本日の一曲 vol.333 キース・エマーソン ピアノ協奏曲第1番 (Keith Emerson: Piano Concerto No.1, 1977)
キース・エマーソンさんは、1944年11月2日生まれのキーボード奏者で、1960年代後半に「ザ・ナイス(The Nice)」、1970年代には「エマーソン・レイク・アンド・パーマー(Emerson, Lake & Palmer、以下「ELP」)で活躍しました。 そのころのキース・エマーソンさんのステージ・パフォーマンスはクレイジーなもので、演奏しているハモンド・オルガンに飛び乗る、逆さまから弾く、ナイフを突き刺す、挙句の果てには破壊したりしていました。 有名なのは、宙を回
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本日の一曲 vol.332 ピアノ・トリオ集補遺 ハイドン ピアノ三重奏曲第40番 (Franz Joseph Haydn: Piano Trio No.40 Hob.XV:26, 1795)
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)さんのピアノ三重奏曲第38番(Hob.XV:24)・第39番(Hob.XV:25)・第40番(Hob.XV:26)の3曲は、ハイドンさんの2回目のロンドン・ツアー(1794~1795)の最後の数週間に作曲されたもので、当時のハイドンさんの恋人だった在英のレベッカ・シュローター(Rebecca Schröter, 1751-1826)さんに献呈されたものです。 レベッカさんは、ピアニストであったヨハン・サミュエル・シュローター
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本日の一曲 vol.331 ヴィオッティ ヴァイオリン協奏曲第23番 (Giovanni Battista Viotti: Violin Concerto No.23, 1792)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(Giovanni Battista Viotti)さんは、1755年5月12日、現在のイタリアにあったサルデーニャ王国のフォンタネット・ポー(トリノの北東約40キロ)で生まれ、先日ご紹介したフリッツ・クライスラー(Fritz Kreisler)さんの「前奏曲とアレグロ(Praeludium and Allegro)」の作曲者とされていたガエターノ・プニャーニ(Gaetano Pugnani)さんの弟子になり、ヴァイオリンや指揮法などの