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本日の一曲 vol.340 カーティス・メイフィールド スーパーフライ (Curtis Mayfield: Superfly, 1972)

カーティス・メイフィールドさんは、1942年6月3日にシカゴで生まれ、幼少のころからピアノやゴスペルに親しみ、10歳のときに初めてギターを手に入れ、14歳にときにバンドを組み、このバンドが16歳のときにザ・インプレッションズ(The Impressions)になりました。

インプレッションズは、1965年の「ピープル・ゲット・レディ(People Get Ready)」など、いくつかのヒット曲を飛ばしましたが、カーティスさんは、1970年にインプレッションズを離れ、ソロ活動を始めました。

カーティスさんは、ブラックスプロイテーション(black+exploitation)映画の代表作である「スーパーフライ(Superfly)」のサウンドトラックをリリースし、これが映画とともに大ヒットしました。

ブラックスプロイテーション映画とは、誤解をおそれずに言うと、黒人が主役の流行りのB級映画のことです💦

「Superfly」とは、当時の黒人のスラングで「超カッコいい」という意味であり、映画では主人公のことを指すのですが、カーティスさんは、この主人公が麻薬密売に関わっていることから、黒人の社会問題を歌ったのだと言われています。ボーカルもファルセットでほぼラップのような語りという変わったスタイルです。

日本の音楽ユニット「Superfly」は、このカーティスさんの曲に由来しているというのは有名なエピソードかと思います。

ちなみに、映画は2018年にリメイクされました。

(by R)

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