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美術館・ギャラリーマップその2:上野

上野周辺は面白いと思う。
有名なアメ横では昼からいろんな人が飲んでいる。一方で、近くには東京大空襲で焼けなかった谷根千というエリアがあり、その古い建物をリノベーションした店々が、おしゃれな雰囲気を醸している。
東京芸術大学は上野公園に隣接し、上野公園と不忍通りを挟んで向かいには東京大学。
人と文化と科学とが、ごっちゃになった街。

谷根千エリアのどこか

ちなみに私は何年か谷根千近辺に住んでいたので、家と大学を往復する毎日だったとはいえ、ここらへんにはそれなりに愛着があったりする。
その反面、日常過ぎてわざわざ写真撮ることが少なかったのが今になって悔やまれる‥

そんな上野周辺から、自分的にヒットする展示が多いところをご紹介。美術館・ギャラリーと記事を題したけど、ミュージアム・ギャラリーの方が正しかったかな。

お品書きはこんな感じ。

1. 上野の森美術館
2. 国立科学博物館
3. 東京藝術大学 陳列館
4. 東京大学 工学部2号館
5. 弥生美術館
6. おまけ(ビール)

1. 上野の森美術館

上野公園内、歴史ある国立のミュージアムが立ち並ぶ中、唯一の私立美術館(らしい)。
現代美術を中心に、一番ネット/SNS上で話題になりそうな企画展が多い。最近だと「怖い絵展」とか、少し前だと「進撃の巨人展」とか。
そのかわり、常に並んでる。日曜日の夜行ってみた時も並んでた。

光のイリュージョン 魔法の美術館

もうすぐ始まる「ミラクル・エッシャー展」がとても楽しみ。

Webサイト:http://www.ueno-mori.org
金額:企画展によるが、まぁ一般的では。
スペース:ふつう

2. 国立科学博物館

お次も上野公園内から。
企画展も話題になることが多いが、常設展がとてもよい。
特に好きなフロアは、地上の哺乳類やら海洋生物やらの剥製/骨が壁に沿って、天井に沿って並んでいるフロアは圧巻。確か地球館の地下

閉館後の科学博物館でお酒を飲めるところがアメリカにあるらしいけれど、このフロアでそれをやれたら幸せだと思う‥!

シアター36Oという全天周型シアターもおススメ。
今はVRというと今話題のOculus GoのようなHMD型のものを想像しがちだけど、VRといったらまずはこういう自分の周りが全部スクリーンな部屋でしょ!と、研究室の友達とこれのためだけに科博に来たのはよい思い出。(VR/ARの研究室に所属してました)

正直画質は荒いけど、全天周スクリーンなのは没入感が違うなぁ、やっぱり強いなぁと思いました。

Webサイト:http://www.kahaku.go.jp
金額:企画展は高めなイメージ。常設展だけなら一般620円ぽい(2018.5 現在)
スペース:広い

————

上野公園、大学生には本当にオススメ。
上野公園にあるミュージアムだと、国立西洋美術館、東京国立博物館もあるけど、こちらは有名すぎるので省略。ただ、死ぬほど並ぶので休日はあまり行ったことがない‥
国立美術館キャンパスメンバーズに所属している大学だと、国立科学博物館に加えて上記2つのミュージアムの常設展が無料で見れる。(企画展は割引価格)
もっと行っておけば良かったと社会人になってから後悔してるので、興味が少しでもあるのなら1回は行っておくといいと思う。

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3.東京藝術大学 陳列館

実は上野公園にほぼ隣接するかたちで在る東京藝術大学。
普通に美術館もあるけど、ここで紹介するのは陳列館のほう。企画展の時にしか開いてないらしい。

陳列館入口

最近ってほどでもないけれど、最後に行ったのは「東京藝術大学ゲーム学科(仮)」展
学生の展示があったり、外部の人の展示もあったり。グラフィック的なクオリティはさすがの出来だった。

Webサイト:https://www.geidai.ac.jp/museum/concept/chinretsukan_ja.htm
金額:だいたい無料だと思う
スペース:こじんまり

4. 東京大学 工学部2号館

常に何かが展示して在るわけではなく、普段は普通の講義/研究棟。

工学部2号館

ここで紹介するのは、7月の上旬と11月の中旬に毎年開かれる「制作展」。
学際情報学府という大学院の授業として存在する、東大生がメディアアートの作品を作って展示してみます、ってやつ。

技術はもちろんだけど、コンセプトもしっかりとしているものが多く、見て・体験して、かなり面白い。もちろん作品そのもののクオリティは、美大生が作ったものと比較してかなり劣るが、一部美大生と一緒に作りましたって作品もあったりする。

でも、研究結果に紐付いた作品だったり、もともと工学・情報系の学生がほとんどなので、技術の使いどころは上手い。
プロダクトデザイナーとして有名な、山中俊治先生の研究室の作品もある。

今年も7/6-7/9にあるみたい。

Webサイト:http://www.iiiexhibition.com
金額:無料
スペース:こじんまり

5. 弥生美術館

隣接する竹久夢二美術館と中で繋がっている、建物も企画展も大正ロマン!な美術館。
「はいからさんが通る」のような漫画だったり、イラストレーターさんだったりとコラボした企画展がちょいちょいある。

漫画やイラストと絡めて、明治〜大正あたりを生きる人々の生き様や暮らしにスポットを当てた展示をよくやっているイメージ(私がそういうものに行きがち)。

私、マツオヒロミさんのイラストがとても好きなのですが、「命短し恋せよ乙女」 ~マツオヒロミ×大正恋愛事件簿~では、大きな原画も見れて、とても幸せでした‥

Webサイト:http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/index.html
金額:普通
スペース:広くはない

6.1 おまけ(ビール)

上野ではなく谷根千/本郷あたりのビール

谷中ビアホール
谷根千の観光がてらなら、こちらへどうぞ。リノベした雰囲気ある建物。
メインの燻製料理に使われている長谷園の燻製器は、ここで見て欲しくなり買ってしまった。
同じ建物に入っているオリーブオイル屋さんで試食(飲?)するのも楽しい。

Hedge eight
不忍通り沿い、根津神社に入る角にあるハンバーガー屋さん。アメリカ西海岸のIPA/Session IPAが多い。

ビアパブイシイ
谷中商店街のお店。名物フィッシュ&チップスはもちろん、ピクルスなどのちょっとしたものが、いちいち美味しい。
マスターのイシイさんには、とてもお世話になってます。
ちなみに、隣にある酒屋さんは国内クラフトビールをそれなりに取り扱ってて、とても良い。店の前にある自販機には、よなよなエールを始めとするヤッホーブルーイングの缶が。

クラフトワークス
本郷通り沿い。タップ数多いし、値段帯もそんなに高くない。良い。

6.2 おまけ

気になった展覧会はgoogle calendarに登録&公開してる


次は最近の遠出で行ったところにしようかな。

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