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悪魔の飲み物

数年前、私が年長の担任を受け持っていたとき、健康オタクの私は、5歳にして炭酸飲料を毎日のように飲む子どもがいたので、「あれは悪魔の飲み物です」と言いました。

WHOでは砂糖の摂取量を一日の摂取エネルギーの10%までとするとしています。「5%より少なければさらに健康増進効果を得られる」とも言っています。
3歳前後の1日摂取エネルギーを1200kcalとすると、5%以内とは約60kcalで砂糖15gほどとなります。

500mlの飲料で40~65gの砂糖が入っています。炭酸飲料だけでなく、100%フルーツジュースもです。

子どもが炭酸飲料や砂糖が多く入った飲み物を飲むと、血糖値がぐんと上がります。昼前になるとボーッとしたり、人の話を聞くことが難しくなる子どもに、朝何を飲んだか聞くとジュースと答える子どもがが多かったです。

ジュースだけでなく、朝ご飯がチョコレートドーナッツだったり、菓子パンだったりします。できるだけ、砂糖っ気のない朝食を摂ることで、集中力を更に上げることができると思います。

また、お昼ごはんに、ごはん・麺類などの炭水化物を食べるので、糖質を摂取することになります。幼児期は様々なことに興味を持ち、思考する力が発達するときです。朝の砂糖の量を減らす努力が必要になります。

甘いものがほしいときには、ジュースではなくフルーツそのものを食べるといいです。血糖値も上がりにくく、ビタミンやミネラルなど他の成分も一緒に摂取することができます。

子どもたちの成長のため、ご家族で「脱 悪魔の飲み物」に取り組んでみてください!

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