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064. 架空コンビニ(ぎょざー4) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】









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数年前まで
ごはん至上主義だった。

味のついたものなら
何でもおかずにできた。
 

関西では普通の
「お好み焼き定食」のように
粉もん(粉物)とごはんなど
当たり前だったし、

「シチューはおかずか」問題など
難なくクリアしていたし、

それこそ、
チャーハンをおかずに
白ごはんを食べたりもした。
 

「匂いだけでごはん3杯」
とかいうのはちょっと違って、
やっぱり「味」は必要だった。

 

ともかく
コメをいかに食うか
ということに主眼をおいた
食生活だったように思う。
 

今は、いろいろ
知識と経験を得て、
白米はとりすぎないように
心がけている。

米だけでなく炭水化物
それ自体も、あまり
食べすぎないようにしている。

 

普段の「ごはん」は、

浸水して発芽させた玄米に、
これまた発芽させた豆
(小豆だったり黒豆だったり
白いんげんや虎豆だったり)、

丸麦(大麦)に黒米や赤米、

それと、4ミリ角ぐらいに
刻んだこんにゃく、

あとは海藻
(長らくひじきだったけど
ヒ素の含有量が多いらしい
ということなので、
わかめや切り昆布などに)

気が向けば、きのこ類、
切り干し大根やにんじん

などを混ぜ込んで炊く。
 

炊き込みごはんみたいだけど
味付けはしていない。

でも味わい深い。
 

前は、ごはんに豆とか
何か混ざってるのは
好きじゃなかったけど、
今は気にならない。

玄米だからなのかも。
白いごはんだったら
それだけで食べたい。

 

こういうごはんを
普段から食べ続けていると、
たまに外食や弁当で
白いごはんを食べたとき

プラスチックのように
つるつるした舌触りや、
噛み始めた途端に広がる
甘みに驚く。

おお、こんなだったか!
 

おいしい…けど、
なんて言うか、、、

 

よく言う「ごはんが進む」
というのは、
いくらでも食べられる
つまり、
なかなか満足が得られない
ということの
裏返しなのではないか
と感じるようになった。

ほんとに、白ごはんだと
たくさん食べたくなる。

玄米の混ぜご飯だと
少ない量でも
「これでいい」と
思えるし、

おかずに対しても
小さい一口分で
間に合う感じなのだ。
 

栄養価の違いによるもの
なのかもしれないし、
ただの気のせいなのかも
しれないけど、

「ガマン」することなく
ごはんの量を減らせて、

体重も減ったし
鼻水ズルズルや目かゆかゆも
治まった。

 

私にとって「白米」は
嗜好品になった。

今は
タイのジャスミンライスや
インド・パキスタンの
バスマティライスなどの
いわゆるインディカ米も

わが家の「白米」の
ラインナップに入った。

独特の香りがクセになる。
 

ぎょざーに詰めるなら
こういう「香り米」が
合うかもしれない。
 

それを白ごはんに乗せる。

コメをおかずにごはん。
いかがでしょうか。
 

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次回も おたのしみに。

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