サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020 第30話 蟲 蟲 蟲 のはなし
こんにちは。サイパンのマリンスポーツショップSAKURA MARINEのインストラクターのAKARIです。
『サイパンのサンゴの産卵を見たい!!!そして、皆様にも見せたい!!!』と集まったサイパンの現役インストラクター(ガイド歴7年から19年)が立ち上げた『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020』で初めてのクラウドファンディングもあと10日となりました!!楽しいリターンがゲットできるのはココだけ!ぜひ覗いてみてください!
昨日は、横溝正史っぽい月が昇っていましたよ。
セルフィッシュの野々垣くんは上手に写真撮るよねぇ~。感心するわ。
満月にはピンクのプランクトンが大量。翌日は激減。翌々日はウン〇虫が増える。
これは7月の満月のときの調査のルーティーンと同じ。
予想通り昨日はウ〇コ虫が増えた。
水中のプランクトンとか虫って同定するのが難しくて、我々もニックネームをつけて呼ぶしかないんだけど・・・ウン〇虫って・・・大の大人が付ける名前じゃないよね・・・・(-_-;)
昨日青いプランクトンも増えてきて、青いプランクトンはぎりぎり肉眼で触覚っぽいのが付いているのが見えるくらい。
ちゃんとした研究機関の調査なら、採取して顕微鏡で覗いて・・・・とかやるんでしょうが、我々の確固たる目的は『珊瑚の産卵の感動をゲストと共有すること』なので、この際ウン〇虫だろうが、マロニーちゃんみたいな虫だろうが、共通の認識で分かればよいということ( ´艸`)
今週の日曜日あたりにマロニーちゃんみたい虫が登場してきたら、激熱リーチって感じですね。
ここまで連続してナイトダイビングを続けていると、ある程度の夜の虫(プランクトン)のルーティーンみたいなものがあることに気づきます。
そうすると、サンゴの種類によって それは好き嫌いとかそういう単純な理由なのか、もしくは捕食しやすさという理由なのか、登場する虫の種類によってサンゴも違う活動を見せてくれるんですね!Σ(・□・;)
塊状珊瑚のような比較的お隣のポリプと近距離に触手が伸ばせる形のサンゴは、大きく(長く)動きの激しい(早い もしくは クネクネしている)プランクトンでも協力して捕食可能だし、枝状珊瑚のような触手を伸ばしてもなかなかお隣のポリプに届かないような形状のものは、小さいプランクトンを粘液を出して一網打尽にする方法をとったりしていました。
ただ、そこにジッとしているだけのように見えるサンゴが周りの環境に適したリアクションをたくさんしていることを知ることができたことがスバラシイ!
Life is 10% what happens to you and 90% how you react to it.
人生は10%の出来事と90%の自分のリアクションだ。
最近、聞いた言葉。生涯のほとんどを動くことのない(できない)生活をしているサンゴの進化の過程に、真髄をみた気がします。
ワタシすぐそういう話につなげがち。珊瑚パイセンの生き様を数週間ではあるけど見続けさせていただいて、マジで学ぶことしかない。
動けねーし!とか隣と遠いんじゃー!!!とか良いエサが近づいてこねーんだよ!!!とか文句言ってないもんね。
珊瑚パイセン!あざーーっすっっ!
そんな珊瑚パイセンのお姿を・・・・今日は見に行くことができないんです・・・( ;∀;)。この3回の調査期間のなかで初めての欠席となります。皆勤賞は野々垣くんに贈呈します。野々垣くんは「僕は肉体がある限り潜ります!」と言ってました。でも、実は全身打撲中らしいです。どうして全身打撲なのかは、毎晩一緒に潜っているのに教えてくれません。答えは今度の新作YouTubeの中で分かるそうです!!ネタバレさせないなんて、さすがYou Tuber!
今日、またどんな発見があるのかなあ~~!!\(◎o◎)/!きっとまた面白い発見あるんだろうなぁ~。
今日は風があんまり吹いてないから、海が穏やかだといいねぇ!
第31話に続く。
ここまで、読んでいただいてありがとうございました。このnoteのストーリーはあくまでAKARI視点で展開していくストーリーでので、多少の独断と偏見からの表現があることもございますので、ご了承ください。
サイパン在住ガイドの皆様へ。調査メンバーはまだまだ募集中です。人の目はあればあるほど助かります。毎日参加できなくても大丈夫です。ご連絡お待ちしております。
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