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サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020 第33話 偶然にたよるしかないのか?のはなし

こんにちは。サイパンのマリンスポーツショップSAKURA MARINEのインストラクターのAKARIです。

『サイパンのサンゴの産卵を見たい!!!そして、皆様にも見せたい!!!』と集まったサイパンの現役インストラクター(ガイド歴7年から19年)が立ち上げた『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020』で初めてのクラウドファンディングもあと7日となりました!!楽しいリターンがゲットできるのはココだけ!ぜひ覗いてみてください!

ラストに向けてご支援者もふえております。ありがたやーーーーーー。

さてさて、昨日の調査ダイブの様子から・・・。

ちょっと、調子に乗ってたんですよ。予想より1日早く海の中に兆候が見られたから、なんか浮足立ってたんです。

しかも、2日連続でサイパンのナイトドライブliveでたくさんの人に見てもらってたから、完全に調子のりです。もう調子ノリコです。よく幼少のころ、母にそう呼ばれました・・・・。

結果・・・・(-_-;)。

ワタシとYUMIKO姐さんのウェイトを丸ごと忘れる。アンクラーのHiroshiくんが「ぼく寒くないからラッシュで入って大丈夫ですよ。」というのでウェイトを奪い取るパイセン二人(パワハラ認定)。「今日は産卵絶対あると思ったから、ワイドレンズ持ってきたんですよ♪」とHiroshiくん。1秒後、「カメラとレンズ持ってきたのにハウジングわすれた・・・。」(ポンコツ認定)

すったもんだがありまして、ようやくエントリーへ。。。

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エントリーしたとたん、いましたよ♪ マロニーちゃん♪

やっぱり、マロニーちゃんとサンゴの産卵って無関係じゃなさそうだな・・・。

エントリー10分くらいでHiroshiくんから カン!カン!カン!カン!!

ほら、よく見るとポリプの奥にバンドルがうっすら見えてるのわかりますか?ゆっくりゆっくり外に出てきます。

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やっぱり、このショーを見ると宇宙を感じざるを得ません!

何度も言いますが、宇宙に行ったことはありません!!

ただ、その後この産卵したコモンサンゴの仲間の他のをたくさん見て回ったのですが、産卵している群体はこの最初の1つしか見つけられなかった・・・。

中層にはバンドルみたいなゴミみたいな何かがたくさん漂ってる。前回のキクメイシサンゴの仲間のバンドルくらい大きいとか、ミドリイシサンゴの仲間のバンドルみたいに色がはっきりしているのであればわかりやすいのですが、コモンサンゴのバンドルは1ミリくらいで小さいし、白いし・・・。

ゴミと見分けるのが非常に難しい。

エキジットすると、一面にバンドルの生臭い匂いが漂っていました。この匂いの規模からいうと、あんな一つの群体だけが産卵したとは思えない。

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見てみると浅瀬にはオレンジ色のバンドルらしきものも確認できました。

もう、上から見てるのもまどろっこしいので、再びマスクをつけて・・・

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めっちゃカエルみたいな格好で観察しているところをセルフィッシュの野々垣くんに激写されていました・・・・(-_-;)。これ、浅瀬だしフィン履いてないし仕方ないんだよー。ってか、めちゃダサいね(笑)。YUMIKO姐さんはこの写真を見て「おい!千を返せっ!!」といってました。

ま、話は逸れてしまったのですが・・・、もしHiroshiくんが偶然にもあのコモンサンゴの仲間の産卵に気づかないで通り過ぎていたら・・・。

なんなら、7月の満月周りの第1回調査のときのコブハマサンゴの産卵もYUMIKO姐さんが偶然に見つけたようなもの・・・・。

めちゃこわい・・・。

偶然見つけたものは、偶然見つけない可能性があるよね。

そのくらいサンゴの種類によってわかりやすいのとわかりにくいのがある。

結果論として、エキジット後の匂いとか浅瀬のバンドルとかで産卵があったことを確認はできる。

マロニーちゃんみたいな虫だって、結果論。エントリーしてみないことにはわからないし、何よりマロニーちゃんみたいな虫自体が産卵しているサンゴのヒントにはならない。あくまで産卵があった日にはマロニーちゃんみたいな虫が中層を泳いでいるということ。

コワイコワイ!!

やっぱり、サンゴの産卵を予測してガイドするのは難しいのかな・・・。でも、ワタシはある1つの仮説のきっかけともなる発言を聞いた気がする・・・。 それは・・・。


第34話に続く。

ここまで、読んでいただいてありがとうございました。このnoteのストーリーはあくまでAKARI視点で展開していくストーリーでので、多少の独断と偏見からの表現があることもございますので、ご了承ください。

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