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ネットゲームから学ぶ組織運営論~荒くれもの達が素直に従うその理由とは?~

こんにちは!
ホステス暦18年の恋婚活コンサルタント嶋かおりです。
 
今日は、婚活の話というよりチームをまとめる、人間関係の話。
これを読んで実践すれば、
部下や会員・チームのメンバーが自分のために動いてくれるようになる。
仕事で味方ができる。
仕事での人間関係の悩みが解消される。
実践的な内容です。
人に指示したり、教えたり、ちょっとでも人の上に立つポジションにいる人には、とても役に立つと思います。

お仕事の話なので、わざとダークキャラを出してます。
いつもと違ったテイストでお楽しみください。

私は、婚活では経営者の会員さんのお仕事の相談にのることもありました。
仕事といっても、悩みは人間関係。
仕事の悩みを解決しないと、婚活にも集中できない!
実際、その独身の社長さんは、私のアドバイスで会社員をまとめ、
味方を増やし、快適な働き方をすることで
婚活にも気持ちの余裕が生まれ、成婚していきました。
 
うちの妹も、大手のアパレル会社に就職して、20代なのに店長として配属され、その店に昔からいる、おばさんアルバイト達に手を焼いていたのですが、私の方法を実践することで、人間関係のストレスを手放すことができました。
 
これから話すネットゲームでの人心戦術は、
社長さんだけでなく中間管理職の人が、
どう部下を動かしていくか?
人が育たない・・・
言う事を聞いてくれない・・・
・・という悩みを解消します。
  
私はネットゲームの世界で10年ぐらい生きてきたわけですが
リアルにも勝る本音の世界で、ギルドという組織を作り
荒くれものをまとめてきました。
リアルよりも難しいのは、仕事と違って強制力がないことです。

好きな時にログアウトして、嫌な事があれば辞めればいいし
相手が見えないので、人間関係は希薄になりガチ。
「まじ、死ぬwwww」「くそがーーー!!」「めんどくせぇww」
「きもいんですけど、近寄らないで」「つまんねぇからもう辞めた」
こんな汚い言葉をつかう荒くれものたちをまとめ上げ
ギルドメンバー(チームの仲間)を育てあげて戦力にしていき
サーバーでNo1の少数精鋭の常勝ギルドを引っ張ってきました。

これ、リアルでやったら相当稼げるんじゃない?

・・・と、ギルドメンバーに言われることもしばしば。
でも、ゲームに命をかけていた私は、リアルには全く興味がなく
ギルドの常勝のために色んな策を講じるのであった。
 

さて本題に入ろうか。

まず、TOPとして組織をまとめる時に考えたほうがいいのは、
ワンマンでやりたいの?
チームプレーしたいの?

というところ。多くの人は「いやいや、チームプレーしたいんだよ」
っていうかもしれないけど
大体の人が、ワンマンやっちゃいます。
なぜなら、メンバーをまとめるときに
「言う事を聞かせよう」って思って指示・指導をしてしまうから。
これが、まず一番の間違いだと気づいてもらいたい。

ワンマン会社とは? 
優秀なカリスマ性をもったTOPがいて、その人の独裁で組織が動く。
会社員は言う事を聞き、ほぼ、彼の言う事を聞いていれば、間違いない。
優秀なTOPがいれば、本当に会社が大きくなる。
そう・・・本当にTOPが優秀ならばね?

ワンマンだと、社長より優秀な人材は辞めていく。

大体、アイディアを出して自分軸で動けるような優秀な人材は「人の言う事を、簡単には聞かない」のである。
次第にそういう人材は、社長に反発して、会社を辞めていく。
私はゲームの中で、そんなギルドを沢山みてきました。
大多数のTOPは、メンバーの意見を取り入れず、偉そうに指示してしまい、その結果、不平不満が募り、優秀な人材が抜けていき、衰えていった。
私は、人と仲良くなるのがうまかったので、敵ギルドの優秀そうな人材と個人的に仲良くなります。しかし、その時は引き抜かない。ただ、ひたすら仲良くなるだけ。でも、そのギルドのTOPがゴミ屑ワンマンであると、その優秀メンツは必ず愚痴をこぼしてくる。内部事情が、ダダ洩れですね。
その愚痴が頂点に達した時に、引き抜くとすんなり入ってくれるのです。
引き抜きは、とっても簡単。
こうやって、ゴミ屑ワンマンギルドは潰れていきます。
中には、私がそのギルドを潰したと揶揄する声もあったが、それはメンバーとの信頼関係が築けてない自分たちの責任なのである。
  
さてさて、じゃ、どうやってチームプレーした方がいいのか?

「いう事を聞かせる」のではなく「言う事を聞く」だけでいい。

最初は、どんなゴミくず意見でも、しっかり聞いて、話してくれた事に感謝する。私は、この方法を「まず、受け入れるコミュニケーション」と呼んでいます。(本を購入してる方は『彼イエ』P112参照です)
人は、最初に否定されると嫌なもの。

例えば
部下「すみません、この案件〇〇だと思うんですけど、どうでしょう?」
微妙上司「いや~、違うだろう~、ここは絶対△△だと思うぞ」
…と、言ってしまうと心を閉ざす。
そうではなく(何度も言うけど)どんなゴミ意見でも、まず受け入れる。
優秀上司「なるほど~〇〇かもしれないな。でも、△△のほうが、いいと思うぞ」

この方が△△という相対する意見も、最初に相手を受け入れることで、相手にすんなり入るのです。
まずは、最初に否定から入るのではなく「受け入れる」ことが大事。

自分の意見を通したいときは、まず相手の意見を認めること。
否定から入ってしまうと、相手も否定でくるので言う事を聞かない。


こういうコミュニケーションをしていると、もちろん、ゴミくず意見も沢山きて「とりあえず、俺の言う事・・聞いておけよ。その方が、早いだろう」って思うかもしれないけど、急がば回れ。
未来のために、それはしない。相手が話しやすい環境を作るのが先。
そうすれば、社員はその後も、色々アイディアを出してきて、その中にはゴミ屑意見もあれば、良いものも沢山あるんです。それを吸い上げるだけで、会社は大きくなる。
逆に否定から入ると、社員は本音や意見も言いにくくなり、言うことだけを聞いて、自分で考えなくなり、アイディアも出さない。仕事もつまらんし、ヤリガイもない。会社は発展しないわけです。

本当に優秀なTOPとは、自分の意見を押し通すだけではなく、社員の意見を吸い上げることができる人。

自分が頭にいて、引っ張っていくというよりも、お腹あたりにいて支えていくイメージです。
実際、私はゲームの中では、たいしたプレイスキルもないし、色々と戦略を調べるのめんどくさいな~って思っている人でした。でも、軍師が3人ぐらいいました。彼らは本当に色々調べて頭がいいけど、それを皆に広めて実行する能力がなかったので、私は、そんな意見を沢山聞いて、形にして指示してきただけなのである。
これをやってれば、チームの能力は無限大。私の力も無限大になるのだ。
軍師が増えれば増えるほど、それをまとめているだけで、事足りる。

まず指示を聞いてもらうためには、メンバーの意見を聞くのが大事。
人は、自分の意見を聞いてもらえる人、自分を認めてくれる人にはついていくけど、否定する人にはついていかないのである。
「そんなに、意見ばっかり聞いていたら、振り回されて大変なんじゃないの?あっちの意見を立てたら、こっちの意見が立たない時もあるよね?」
って思うかもしれないけど、大事なことは「まず、受け入れる」だけでいい。全部、完璧に聞いて実践する必要は、まったくない。
最終的に、選択して判断するのは自分なのだ。

さて、そんな中にも、どうしても使えない人材というのは必ずいる。
荒くれものだったり・・
本当に頭が悪かったり・・・

まじで、こんな人といるとストレスたまる!!
切り捨ててしまいたい・・・(゚Д゚#
と思う事も、正直たくさんありました。
(実際、この方法に気づくまではトラブルが起きたら追放していた。申し訳ない・・・)
  
しかし、そんな人材でも接し方次第で、めちゃめちゃ成長して、しっかり働いてくれる方法があるのだ。あまり、良い言い方じゃないけど・・・「馬鹿と鋏は使いようだ」とは、よく言ったもの。
そんな荒くれもの達を味方につけると、ギルド内の他のメンバーとケンカやもめ事をした時、私の顔に免じて、収まってくれるシーンは沢山あった。

そんな信頼関係を築くのに、一番大事なことは・・・?

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