苦手意識を好きに変える●●
10年以上も前に沖縄でダイビングPADIのライセンスを取りました!
海の中を見たかったから。でも水の中で呼吸をするのがとっても苦手だったのです。
ダイビングのインストラクターは言いました「呼吸法は教えるしマスクをつけるから大丈夫って。」確かに大丈夫でした。
でも
ダイビングのライセンスのお陰で、私は泳げる人とラベルがつきました。
私の周りのライセンス保持者は皆さんが泳げました。そして私はライセンスがあるというだけで「すごい、泳げるんだ」と言われたことがありました。水には入れる=泳げる のではないことだけはわかって欲しかったんですけど。
私はとっても肩身が狭かったので、人前でライセンスがあるということは長い間隠してきました。
この感覚は英語圏に住んでいるけど、英語が話せないというのとちょっと似ているかもしれません。
そして縁あって、二年間に渡り、ケアンズに行きました。ケアンズと言えば世界遺産にもなっているグレートバリアリーフが有名です。
以前、ダイビングインストラクターがグレートバリアリーフの海は本当に綺麗だと言っていたことを思い出したのです。ケアンズまで行ったのなら海の中を見たいという気持ちが高ぶりました。
1年目は、相当恐る恐る海の中へ。
2年目は、魚が泳ぐのを目で追いかけるほどの余裕はできました。カメラを持って魚を撮りたい!と思うようになったのです。
二度目のグレートバリアリーフの旅が終った昨年の9月、私は一つの決意をしました。”泳ぐ練習をしよう!
最初は、トレーニング用プールで水中でヨガを。
こんな時にヨガが使えました。呼吸に意識を向けながら体が軽く動かせるからです。だんだんと体を浮かすことに抵抗がなくなってきました。
水に浮いた状態で、息を吸うと体がぷくっと膨らんで更に水に浮いてきます(よく考えればわかることなんですが)。それが面白くてよく浮いて遊んでいました。
12月くらいから競技用プールに入るようになりました。私の水かき姿はクロールには程遠くて必死に腕を回している感じ。無駄に動いてるから結構疲れました。
背中で浮いたらどうだろうとやってみたら結構楽しくて目を閉じると南国の海で浮いているような感覚に陥りました。今年の3月のこと、足をバタバタやると思ったように進んでそれがまた面白くなってきました。
スイミングインストラクターのお気に入りの動画を見つけて、それを来る日も来る日も見ていました。
そして1kmくらい背泳で進めるようになっていたのです。
ここまで来るのに、本当に私を助けてくれたのは、私の呼吸。
吸う・吐く、マインドフルネスやヨガで意識を向け続けてきた練習の成果がまさかの水泳に役立つとは思っていなかったのです。
苦手意識がなくなったのは、呼吸のおかげ、吐いて吸うことが苦手意識からくる体の緊張を解きほぐしてくれました、