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おもいでの“祖母の洋風肉じゃが”を再現してみた。

肉じゃがは、わが家の人気メニューです。
特に長女の大好物なので、よく作ります。

左上から、肉じゃが、蓮根とかぶのピクルス
かぶの葉のごはんのお供

牛こま肉で作る肉じゃがが実家の定番で、それは祖母の作る肉じゃがに由来します。

大正生まれの祖母は、とても料理上手でした。
看護師と調理師のダブルライセンスで、若い頃は家政婦として住み込みながら、主治医の指示を受けて療養中の住人を看護するような器用な人でした。

長女に「肉じゃがは他の具材では作らないの?」と問われ、祖母の創作肉じゃがのことを思い出しました。

桜寺が小学生の頃のこと。
祖母がある日の夕方、
「今日は洋風の肉じゃがをしてみましょう。」
と言いました。
食卓には、いつもと違う肉じゃがの姿が。
味つけが洋風でコショウがきいており、豚肉が使われて、ニンジンとシラタキに代わってキャベツとトマトが入っていました。

今思えばそれは、祖母の創作料理でした。
お肉とじゃがいもの組み合わせが美味しくないわけがなく、コショウの風味に大人を感じながら食べました。

評判は悪くなかったはずですが、その一度きりで以降、食卓に上ることはありませんでした。

・祖母の洋風肉じゃがを再現

記憶をたどって材料を準備しました。

切り分けた食材。
多分このくらいの量と想像して準備。

じゃがいも 3個
玉ねぎ   1個
トマト   1個(湯剥きで皮を剥いておく)
キャベツ  1/8個
豚こま肉  120g

砂糖    小さじ1(てんさい糖使用中)
しょうゆ  小さじ1
コンソメ  2個(減塩タイプ使用)
水     300cc
コショウ  少々

1 豚こま肉を炒める


色が変わったら、砂糖としょうゆを加えて
軽く味付けし、一度ボールに取りだす。

2 じゃがいもと玉ねぎを炒める

同じ鍋にじゃがいもと玉ねぎを入れ、
表面が軽く透明になる程度まで炒める。

3 水を入れて煮込む

ひたひたになるくらいの水。
沸騰したらコンソメを加え、10分ほど煮る。

4 豚肉を戻す

軽く混ぜて、豚肉を全体に合わせる。

5 キャベツを加える

お肉が混ざったらキャベツを加え、
全体をさっくり混ぜ合わせる。
少し火加減を落として混ぜ合わせます。
キャベツのかさが落ち着いて馴染んできます。

6 トマトを加える

キャベツと同じ容量で、
トマトをさっくり混ぜ合わせて馴染ませる。

7 仕上げにコショウを振り入れる

コショウを全体に馴染ませて、できあがり☆


普段の肉じゃがと同じ容量ですが、出来上がりの風味は洋風。
娘たちにもなかなか好評でした。

他のおかずの味とバランスを考える時、肉じゃがも和風・洋風の両方があれば、楽しさも広がると思いました♪。


おばあちゃん、ありがとう。

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