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【詩】地獄の果て

それが正解なのかは
誰にもわからない

だから

答え合わせはできない


いきることの全てに
絶望していたボクは
ただ そこにいた

キミがボクのことに気づくまで
ボクはボクがわからなかった

生きているかも
生きていていいのかも
ボクにはわからなかった


「生きてていいんだよ」

キミが言った

無気力だったぼくを
キミが
キミだけが見つけてくれた


『だけどさ
生きるのなんて
意味ないよね』

ボクが聞くとキミは

「意味は あるよ
だって
ボクが生きてて欲しいもん」

と言った


キミをみた

はじめてちゃんと
人の顔を見た

キミの目は真剣だった


どんなに否定的なことばも
キミははね返す

ボクのために

『なんで?』
『どうして?』


キミは
言った

「ボクは
キミだから。。、
キミは無気力な瞳の奥に
SOSをにじませたボクなんだ」


誰かに見てほしい
誰かに気づいほしい
誰かに微笑んでほしい

こころの奥の 奥の方の
言葉にならない言葉が
胸につかえて
吐き気がする

『消えたいんだよ
誰もボクに気づかないし
ボクに興味ないんだ
もういいんだ
ボクはつかれたんだ』


「諦めちゃダメだよ」

キミが手を伸ばす
ボクに触れる

「ココから出よう
キミはココに長居しすぎた」


ボクはキミの手に触れた


それが正解なのかは
誰にもわからない

だから

答え合わせはできない

でも

それでも キミは
信じていい気がする

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