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躁状態が引き起こす問題①

前回お話しした「躁状態での行動」が起こした様々な問題ですが、まず簡単なところで言うと体重の減少です。

どうしてそうなるかと言うと・・・単純に効率を重視した私の生活には、食事の時間が入っていなかったんですよね。普通の人なら、食事の時間も含めてのタイムスケジュールだと思うのですが、私にはそこが欠如していました。

元々さほど食事にこだわりも無かったので、その頃はよく「点滴で必要な栄養素が摂取出来るなら、そうして欲しい。」と話していたのを覚えています。症状が落ち着いた今でも、効率重視の姿勢は変わりませんが、その中でも食事の時間は楽しい時間であって、必要不可欠です。健康な人であれば当たり前のことです。


ただ点滴で栄養を摂取なんて事は出来るわけもなく、夜寝る前に「そういえば今日ごはん食べていなかったな~」という日が続くと、今度はどこかのタイミングで『ドカ食い』が始まるのが私の傾向でした。

体がここぞとばかりに栄養を摂ろうとしていたのか、周りが驚く量を一気に食べていました。しかしながら、せっかく食べても、あまりの量に胃もたれを起こし、吐き出してしまう。と言う事も多々ありました。

そんなことが続いて体重が急激に減少し、当時の私は身長152㎝に対して、体重36㎏程までになっていましたね。

痩せれるならいいじゃん!と思われた方もいらっしゃるでしょうが、やはり健康的とは言えない痩せ方には弊害がでます。

その頃の私は肌も髪の毛もボロボロでした。免疫力が低下して、リンゴ病や溶連菌感染症など、主に子供がかかるような病気に感染していました。その頃から、逆流性食道炎で悩むようにもなりました。

躁状態になっていると、ここまで体を酷使していても全く気が付かない。それでも「体も心も調子がいい」と思ってしまうんですね。

上記の事柄だけでも、躁状態は普通の人の「仕事がはかどる」といった様な状態ではない事をわかっていただけるのではないかと考えます。

ですが、これはまだ身体的な問題だけで、前回ページで『様々』と話したように、躁状態で起こる問題は他にもあります。

人間関係の悪化、浪費、突発的な自傷行動・・・・

そのことについても追々書いていきたいと思っていますので、興味がある方は是非そちらもご覧ください。

最後に・・・今回の記事で躁状態であった私を『異常』と記しましたが、躁状態の方の全員が同じような症状になるわけでもないですし、状態が『異常』なだけであって、その方自身が異常なのでは決してありません。周りに似たような行動をされている方がいらっしゃいましたら、どうか気にかけてあげてください。


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