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心の病気は複雑

何度も繰り替えしになってしましますが、自称ベテラン精神科患者の私につけられた病名は一応『双極性感情障害Ⅱ型』と『境界性パーソナリティ障害』です。

ここで「あれ?」と気が付いてくださった方・・・・察しがいいですね。

そうなんです。精神科の病名と言っても『これだ!!!!』と確定している場合は少なく、精神科にかかっている方は私のように、いくつかの病名がついている事は珍しくないんです。

ここを意外と知らない人は多いのではないでしょうか?

うつ病と診断された方の中には、過去の心的外傷が原因の方もいらっしゃいます。その場合は『PTSD』と言った病名にもなりますよね。
さらに私の周りでも、うつ病や躁うつ病で悩まれている方の多くに『摂食障害』の症状がありました。

上記の話は1例ですが、このように一様に『うつ病』や『躁うつ病』と言っても、色々な病気が複雑に絡み合っている場合の方が多いのだと私は感じます。もちろん同じ病名でも、症状は多岐にわたりますし、表れ方も十人十色です。

要するに、精神疾患の治療の中での病名と言うのは、あくまでも薬の処方上の問題であったり、なにか補助を受ける際に形式上で用いるものであって、病名がその人を判断する材料にはならないと言う事です。

うつ病と診断されたからと言って「私はうつ病なんだ」と考えこむ必要はありませんし、例え同僚にうつ病の診断書を持ってきた方がいても「あの人はうつ病なんだ」と枠にはめる必要もありません。

個人的にですが、病名に固執することは治療の妨げになる場合が多いのではないかと考えているので、今回この記事を書きました。

なんせ自称精神科患者15年選手の私でさえ『一応』なのですから(笑)
本当に複雑な病気なんです。

ただ確実に言えることは・・・
何らかの精神疾患を抱えているかたは病名問わず、皆さん
『心が傷つき、疲れている方』って事ですかね。

今回はこんなところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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