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実は彼の職場だった

以前、社会人として当然や従業員のことを信用していない社長の話をした。
その話を書けた理由は、彼の職場だったからだ。
そして、僕はその職場でバイトとして2ヶ月働いていた。
2ヶ月といっても、週1〜3日しか働いていないので、少ししか働かなかった。

お客が来たときに早く来た方が悪いから客を待たせてタバコを吸いに行こうと言ったときも僕は、近くにいたのでその言葉をきいていた。
そして、この頃から社長に対してありえないと思い始め、嫌いになりかけていた。
この時、実は彼も社長と一緒にタバコに行った。
社長から行こうと誘われていて、契約社員だから断れないんだろうとは思ったが、心の中では、ありえないと思っていた。

その日の帰りに僕は車内で無口になり、彼が手をつなごうとしたが、拒否した。
怒っていることが彼にわかり、彼は涙を流していた。
車をコンビニの駐車場にとめ、怒っている理由を説明した。
実は僕は小児喘息を持っていて、今は症状が出ていないがタバコの煙で再発する可能性もある。
彼は以前、別にタバコを吸わなくてもいい、吸いたいわけじゃないからと言ったのに、職場では、吸いたいといってたまに社長とタバコ休憩をしていた。

矛盾していることも怒っている理由に入っていて、それを話すと、彼はタバコをやめるといい、電子タバコを売り、完全にタバコをやめた。

やめてくれたことはうれしかった。
彼は、タバコは別に吸いたいものでもないし、僕が喘息を再発しちゃったら大変だから、やめるねと言ってくれた。

とても優しくて愛してくれているのがわかる。

僕がタバコをやめてほしかった1番の理由は、ガンになるリスクが高まることだ。
つまり、寿命が短くなって僕より年下の彼が先に死んでしまうことが嫌だったからだ。
1日でも早くやめれば、寿命が少しずつ戻るとネットで書いてあったので、彼の寿命が早く戻ってくれることを願っている。

(続く)

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