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【約465億円賠償金請求 元関ジャニjr田中純弥 元Kis-My-Ft2飯田恭平 ラスベガスで現ジャニーズ事務所らを訴訟】

アメリカ西部現地時間2024年12月18日、旧ジャニーズ事務所創設者のジャニー喜多川氏が元所属タレントに性加害をしてきた問題で、元所属タレント2名が、アメリカ滞在先のネバダ州ラスベガスで性的被害に遭い身体的、精神的に苦痛を受けたなどとして、現ジャニーズ事務所等に合計にして3億ドルの賠償を求める訴えをアメリカの裁判所に起こした。
3億ドルは日本円にして465億円。

アメリカ西部ネバダ州クラーク郡の裁判所に訴えを起こしたのは旧ジャニーズ事務所に所属していた元関西ジャニーズJr. の田中純弥氏(43歳)と元Kis-My-Ft2の飯田恭平氏(37歳)。

訴状によると、田中氏は15歳だった1997年と98年、喜多川氏とネバダ州ラスベガスを訪れた際、宿泊先のホテルで喜多川氏から度々性暴行を受けた。

飯田氏もまた、14歳だった2002年から4年間の間に、ネバダ州ラスベガスの同じホテルで喜多川氏から定期的に性暴行を受けたとされる。

両者はいずれも身体的・精神的な苦痛を受けたとして現ジャニーズ事務所「SMILE-UP」や、旧ジャニーズ事務所のタレントが所属する「STARTO ENTERTAINMENT」などに対し、合計3億ドル(465億円)の賠償金を求めた。

加害行為を予見できたにもかかわらず、適切に対処しなかったとして、スマイル社の藤島ジュリー景子代表取締役や元幹部らの責任も追及する。

2人の代理人の弁護士は、ネバダ州では今回の事件は時効の対象にならず、訴訟を継続することが出来、2人にはアメリカで起きた犯罪と同じ水準の保証を受ける権利があるとしている。
2019年ジャニー喜多川氏死去後、性加害を認めた昨年9月以降、被害者側が賠償を求めて提訴したのは初めてだ。

〈SMILE-UPの対応〉

ジャニーズ事務所から社名を変更した「SMILE-UP.」は、「米国で訴訟を提起されたと報じられる方々は、従前、日本国内に住んでおり、米国の裁判所には管轄は認められないものと考えている。
弊社は、米国の弁護士にも相談しながら、今後の対応を進めて行く。
これまでも、被害にあわれた方々に真摯に向き合い、迅速かつ適切な被害救済に努めてきた。
引き続き、補償の公平性にも配慮しながら全力で取り組んでいく」
とコメント。

〈STARTO ENTERTAINMENTの対応〉

旧事務所から独立した「STARTO ENTERTAINMENT」は
「当社はSMILE-UP.とは資本関係を有せず、また経営も分離した全く別の法人として設立された。
米国における約465億円の賠償を求める訴えについては当社は無関係の立場にあり、本件について提訴される理由がないため、大変困惑している。訴状が届き次第、事実関係を確認の上で然るべき対応をしたい」
とコメントを出した。

〈性被害者530人に補償金〉

この問題をめぐっては、被害者への補償交渉を続けている「SMILE-UP.」が12月13日、ホームページ上で、被害の申告があった人のうち、これまでに530人に補償金を支払ったとしている。

参考サイト:さくらフィナンシャルニュース

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