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2. 海外ファッション大学生 卒業制作過程  【コンセプト作り】

こんにちは、マレーシアのファッション大学に留学中のSAKURAです。
今回の記事では作品づくりの最初に行うコンセプト作りについてお話しします。

コンセプトとは作品にとっての『柱』の存在となるもので、その作品が何を表しているのかを指します。テーマと呼ばれます。

作品のコンセプトは抽象的でも具体的でも何でもOKです。小難しいものを考える必要はありません^^わかりやすいようにmaison margiela SS2021 を例に挙げて説明します。

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このコレクションのコンセプトは『記憶』。デザイナーのジョン・ガリアーノは、かつて第二次世界大戦においてナチズムに抵抗しフランスの勝利を勝ち取ることに尽くしてくれた看護師、航空兵、自衛隊、海軍兵士に敬意を表し、彼らが当時着用していた制服を現代用に再構築しています。

このようにコンセプトとはコレクション全体を表すもので、コレクションがデザインされる過程にコンセプトの背景が反映されます。一枚目の写真では海軍を想像させる白のラインが入ったレザージャケット軍隊の帽子、2枚目では自衛隊の制服で見かける緑のボトムスを再構築しスカートに再構築しています。また白衣を想像させるハンドカッティングを用いたカーディガンもデザインされています。


【SAKURAの卒業制作 コンセプト】

コンセプトの説明が終わったところで私のコレクションのコンセプトを紹介します!!

私の卒業コレクションのコンセプトは『Generations』です。このコンセプトの背景にあるものは私の思春期時の思い出です。思春期って男の子も女の子も外見に気を遣い始める時期ですよね。私もその一人で、周りの子達よりも大人っぽい恰好をしたい!という欲求が強い子でした。その為は母からよく洋服やバッグやアクセサリーを借りていました。当時の私の服装は自分の子供っぽい服装に母から借りた大人っぽいアイテムを合わせたちぐはぐなファッションをしていました。卒業コレクションではその大人っぽさと子供っぽさを融合させたファッションを製作しています。


次回の記事では洋服をデザインする時に欠かせない『インスピレーション』についてお話しします。このインスピレーションは作品のデザインを考える上でとても重要な過程です。是非楽しみにしていてください^^


私のアクセサリーブランド、『SAKURADROPS』のインスタグラムをプロフィールに載せているので是非ご覧ください💚また楽天roomに私がヴィンテージサイトを漁りまくって見つけた素敵な商品やカラフルでアーティスティックな家具を載せているので是非見てください!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。


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