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生きる意味って?

こんばんは。桜田 真碧(@sakurada_mao)です。

今回も、頂戴したお悩み相談の回答を記事にまとめました。文章でも、声でも、お好きなほうを選んでお楽しみください。
そして、大切なお悩みを届けてくださった方へ、まずは感謝申し上げます。私に打ち明けてくださり、本当にありがとうございます。


真碧さん、こんばんは。
ここ数年、生きるのがしんどいです。
何のために働いて生きているのか分からないんです。
生きるのに意味はあるのでしょうか。

stand.fm にて受信したレターより


今回のラジオには、車の走る音や風のごうごうする声が入っています。お外の気分でした。所々聴き取りづらいかもしれないのですが、イヤホンを活用しながらぜひお楽しみください。
少しでも、気持ちが楽になりますように。




生きるしんどさは「意味の不透明さ」から。


世の中には、なにか意味があったほうが頑張れる人と、特に意味がなくてもまあ頑張れる、という人がいると思います。

これはあくまでも私の体感ですが、桜田 真碧の作品を好きだと感じてくださる方のほとんどは前者「なにか意味があったほうが頑張れる人」だと思います。だから、こういったお悩みを届けてくださることにも合点がいくというか、そうだよねと思いながら回答を録っておりました。

私にもし「写真」ほど “自分の意を注げるもの” がなければ、同じように悩んでいたと思います。でも、自分にとってのそれは「見つけたい」と願ったところでポンと出逢えるのかというと、そんなわけでもないですよね。“熱中できるもの” というのは「持て」と言われて持てるものではないと思います。
では、意味について一緒に考えてみましょう。


“生きる意味”自体は、誰しもが持っている。


これは、中身が具体的に何かということは別として、必ずあります。私たちは、たったの一人きりでここまで成長してきたわけではありませんね。それぞれが、どなたかの生きる人生の “登場人物” であり、少なからず影響を及ぼしています。
それが果たしてどんな影響かは皆バラバラですが、その時点で “生きる意味” は十分にあると言えるのではないかな、と私は思います。

ただ、その意味の具体的な内容を今すぐに、若くして正しく理解していなくてはいけない、ということではなくて。
本当の “生きる意味” というのは、きっと死を迎える間際に分かりますから、ゆったりと構えて大丈夫です。

とは言っても、わかっていたい。そんな気持ちの方もいらっしゃると思います。では、今の時点での “生きる意味” は簡単に何か一つ、自分のなかで自分を納得させられるものとして持っておくのはいかがでしょう。例えば「すごく好きなお友達がいて、その子と定期的に会うことが私の生きる意味だ」みたいにね。


人には皆、それぞれの地獄と天国がある。


周りの人がなんだかいっぱい笑っているように思えて、自分よりもずっと幸せそうに感じられて辛くなることがあるのではないでしょうか。
打ち明けてくださった「生きるしんどさ」のなかに、そういった瞬間も含まれているのではないかなと感じました。

本当は、そんな「幸せそうに見える人」にもその人だけの地獄があって、それをただ隠しているだけだとしたら?

いやいや私は地獄なんてないし、と思っている方も、ゆくゆくは何かしらの地獄を抱えることになると思います。地獄と天国の質や内容は比べられない、そもそも比べるべきものでもないですが、一人のひとにどちらもが同じくらいの割合で存在しています。私は、必ずあると考えています。

この認識があるだけで、今よりも やさしい気持ち を持つ時間が長くなったり、既に持ち合わせている やさしさ がより深いものになったりするのだと思います。
ダイレクトに、そのまま全て 自分の地獄を他者に共有する ということはしなくても、日頃から人に やさしさを渡す という形で “地獄を分かち合う選択” を皆ができたら、どんなに素敵だろうと思います。


言葉の“真意”を全員には届けられないとしても


それでも、私はこれからも “伝えること” を辞めずにいます。

「言葉や考えが綺麗すぎて好きじゃない」
「その心の綺麗さが嘘のよう」
「人間らしさがなくて嫌いだ」

これまでに、私のことをそう受け取る方がいらっしゃったことがあります。その人の感性はその人だけのものですから、この事実を受け取った私がどうにかすべきことではありません。そうは理解していても、やはり全員には “真意” を届けられないのだな ということに 悔しさ を感じました。

それだけを見ると悲しいようにも思えますが、反対に、私の言葉の “真意” をそのまま真っ直ぐ受け取ってくださる方 もいて。私が今後も大切にしてゆく方々とは、そういった一人ひとりなのですね。

だから私は、これからも、届く方に届いたらいいなと思いながら大切に、言葉を紡いでまいります。
あなたの生きる意味に、その ほんの一欠片 になれるよう。

最後まで読んでくださり、聴いてくださり、いつも本当にありがとうございます。





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