写真を『写真』で終わらせない、写真館。

2024年2月
家と晴れ｜さくらだ写真館 は、価格改定をいたしました。ケとハレ、と読みます。

当館の掲げる信念と、提供する価値にしっかりと見合う価格を設定しなければ、ご依頼者様の生涯に寄り添い続けることが難しいと判断したためです。

一人、また一人とお客様が増えるたび「あの価格設定ゆえに私が写真館を継続できなくなることは一番避けなくてはならない」と。そう考えるようになりました。

私がこの写真館を始動させたのは、目先の利益のためではありません。

家族、恋人、友人、自分────。
ご依頼の形に問わず、人生を生きる一人ひとりへ
どんなに時間がかかったって
ハレよりもケ、日々の尊さを伝えてゆくためです。

自分という存在の美しさ
“自分の写る写真” は御守りにもなること
あなた自身も、あなたの日々も、
思うよりずっと、そのままで既に美しいということ

たとえきっかけは ハレ【非日常】であったとしても、永く関わってゆくなかで ケ【日常】がもっと愛おしくなるように。

100組を一度ずつではなく、10組の一生を。

家と晴れ｜さくらだ写真館｜日本

これまで私は、価格の理由について細かくご案内したことはございませんでした。
なぜなら、他の写真館をご利用されたことのある方々であれば、当初の設定が破格であることは容易にご理解いただけたからです。

しかし、価格改定を経てこれも良い機会かと感じましたので、写真に対価を払うことの意味がまだよく分からない方々にも一度よくお考えいただくきっかけとなればいいなという願いを込めて、初めて記します。

多くの写真館で提供されているサービスというのは
１ポーズ ¥16,000〜　二枚で ¥22,000〜
おおよそ、こういった形態です。

家と晴れ｜さくらだ写真館 としての体験を提供するには、一体どのような積み重ねが、どれほど在ったのか。どのような力を用いて、一人ひとりと向き合っているのか。

言葉にして書き出してみましたので、ぜひご一読くださいませ。

● どこをどのように切り取るか
● その感性を働かせる時間
● 撮影・編集・制作における各機能や機材の習得
● 機材のメンテナンス管理にかかる費用と時間
● 複数の保育資格・保育経験の保有
● 閉校までの一年間 密着プロジェクトの完遂
● 有名写真家のアシスタント経験
● 現在の作品に辿り着くまでの人生の積み重ね
● 写る一人ひとりとの関係性を築く過程
● 本質を見つめるためのコミュニケーション
● 撮る側・写る側でなく、互いに一人のひととして
　 このうえなく丁寧に向き合う力
● 張り続けるアンテナそのものの精度
● 撮影時以外の積み重ねや信頼があるからこその
　 表情や眼差しを写真に残す力
● その人にしかない唯一無二の美しさを見抜く力
● 撮影後、どれをお渡ししようか選び見極める目
● 色や光の濃淡を操り、流れをつくる編集
● 一人ひとりの抱いている想いと、すべての魅力を
　 余すことなくパネルや写真集に落とし込む力
● 性格や得意・不得意を踏まえて気持ちを汲み取り
　 都度 最適な形を考えながら提案する力
● 時に言葉も用い、創り上げるレイアウト
● トータルを企画・構成・実現する力
● 写真を『写真』で終わらせない力

私にあるこれらは、一朝一夕で身につくものでは到底ございません。

なかには、分かりやすく見えている時間だけを捉え時給換算に走ってしまう人がいらっしゃることも事実です。

ただ、私に任せてくださる一人ひとりはそれらの貴重さを心から理解し、尊重し、末永い存続を願って対価をお支払いくださいます。

このご縁に私は、心の底からずっと感謝し、
いのちの限り 大切に向き合ってまいります。

いま一度、家と晴れ｜さくらだ写真館 では何故あれだけの金額が発生するのか
知っていただけたらと思います。

家と晴れ｜さくらだ写真館 があなたに提供する写真とは、目には見えない愛をも写し出す、あなたの、そして、あなたの大切な人の御守りでもあり、未来で “いまの私たち” に再び会える魔法でもあります。

私と出逢ってくださって、
作品だけでなく言葉をも愛してくださって、
いつも最後まで大切に読んでくださって、
本当に、本当に、ありがとうございます。

あなたにお会いできること
家と晴れ｜さくらだ写真館 として
桜田 真碧 として
一人のひととして、人生に関わり合えることを
心より楽しみにしております。

これからも、めいっぱいの愛を込めて。

お客様の声｜家と晴れ｜さくらだ写真館

写真家 | 桜田 真碧 | 日本