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「使える心理学」を読み終えた

昔、なんとなくカウンセラーになりたいと思っていた時期もあり、「心理学」に興味を持っていました。人の相談事の話を聞くのは好きな方だったし、私が話を聞いたことによって誰かの役に立てることが嬉しかったからです。でも、考えるうちに自分は誰かの相談話を聞いて、抱え込みすぎて逆に自分が傷をつくのではないかと思い、その夢を諦めることにしました。

最近、図書館に行き、特に借りたい本も見つからないけれど、そのコトを思い出して図解で初心者でもわかりやすそうな「使える心理学」を読んでみた今日この頃です。

内容は本当に初心者向けなんだろうな、と感じるような本。図解でわかりやすくまとめられているので、普段文章を読まない人に丁度良いのではないか感じました。仕事面や交際前、交際後にうまくいくような恋愛面の心理学、精神病やストレスなど悩みに関することに触れるし心理学に分かれているのが特徴的です。

テレビのどこかのメンタリストが「人は嘘をついたとき、右上を見るのです」とよく言っていたなあ…とかすごく目を惹かれる内容ではなかったので少し残念でした。「人は2択の選択肢を選ぶと、どちらも否定せずに片方を選択する」とか、結構どこかで聞いたことのある心理学があり、ネットなどで軽く見るのが好きな方は、あんまり「そうなんだ」と驚かないのかなあって感じました(私がそれです)

この本で特に印象が残った心理学をまとめてメモしておきます。

印象に残った心理学

ひらめきというのは突然にパッとくるものじゃなく、ひらめくために集めた情報や知識を使いながら無意識に考え続け、アイデアが作られるもの。だから、「いつかひらめくだろうから、まあ何もしなくてもいいか」と考えたり、「情報をいくら集めてもアイデアが出てこなかったら意味がないじゃないか」って焦らなくても、今私の頭が頑張って考えてくれているんだと思えばいいんだと、軽い気持ちになれました。ただ、正直なところ、あの早く出てきて…って思ってるところに出てくれば嬉しいですよね。私の場合、なんとなく森の中を散歩しているかお風呂に入っているときに浮かんできます。

クランボルツが提唱したものは「計画的偶然性理論」。好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心の5つの行動指針から、キャリアアップのチャンスが舞い込むもの。だから、偶然突然の出来事が自分に舞い込んできて、狼狽えたり失敗したらどうしよう…って思わずに、なんとかなるって思って受け止められるようになりたいなって感じました。私は結構、消極的なタイプなのですぐに行動に出られる人が羨ましく思いますね。

少し曖昧な表現をしていましたが、「ドキドキしているから恋している気持ちになる」というような表記に惹かれました。この心理を使っているのが、架け橋でドキドキする状況の2人は恋に落ちやすい話ですね。だからこの話があるんだな、って納得しましたが一目惚れとか、危機的状況じゃない場合で落ちる恋はどう心理学で説明できるんだろうて気になりました。心で恋してるんだから説明できるの!?って思ってしまうあたり、私は子供かもしれません。もうずっと誰かに恋することなく、恋ってなんだろうと思ってしまうからこそ、特に気になってしまいますね。

しあわせ

幸せに感じる要因として「遺伝的要因」、「環境的要因」「本人の意図的要因」の3つがあるんです。遺伝的要因は生まれながらに自分が幸せと感じやすいかを表すもので、環境的要因はその名から分かるとおり自分が今、裕福か貧乏か健康か…など今の生活環境です。最後に、本人の意図的要因が自分が幸せになろうとする努力です。実は環境的要因よりも、本人の意図的要因のほうが幸福感の影響が強いのが特徴になります。努力の積み重ねだけでなく、ポジテイブ思考になることも大切。幸せになろうと頑張るだけでも、人って幸せになれるそうで、あんまり収入や職業などは関係しないようです。

なんだか、そう考えると今の私でももっと幸せになれそうな気がしました。実際、私は今幸せなのかが分かっていないのです。「しあわせ」ってどういうことなのか、前に「あなたにとっての幸せってなに?」って聞かれてから、ときどき考えても自信を持って答えられるものが見つかりませんでした。

幸福度を高めるためには?人にやさしく。1人でいない。誰かと比較しない。一日の終わりを感謝で締めくくる。夢や目標を置い続ける。

(※改行すると分かれてしまうのでこのようなスタイルにしました)

個人的に一番難しいのって誰かと比較しないことだと思うんです。

私はつい、誰かと比較しちゃうことが多いので特にそう感じてしまうのかもしれません。多分、自分が抱えている劣等感からきていますね。誰かと比較し「やっぱ自分はこの環境がだめなんだ」とか後向きなことを考えてしまったり…自分よりも幸せそうな人を勝手に想像して、勝手に不幸ぶっているクセが抜けない。みんな、どこかしら幸せなところがあると思うし、私だって幸せ。だから、比べる必要はないって思えるような強い心の持ち主になりたいですね。




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