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零美
2024年3月22日 22:21
季節感などない薔薇薔薇に 砕けた造花 愛を受け 生花と成るを 知る由もなく花霞 人の世重ね 憂うのは 幕が閉じゆく 泡沫の春雪うさぎ 春が立つ日の 光浴び 溶けてもここは まだ温かい錆び廃れ なおも木馬は 回ってる 訪れる死の 意識もせずに清らかな 彼女の背負う 原罪は 何だというの 神などいない情愛に 入る亀裂は 致命傷 形なき故 二度と治らずからころり ラムネ小瓶の
2024年3月10日 20:33
久しぶりにつくった正しさの 道を外れた 僕達は 懲りることなく 正解探し音もなく 散った桜へ 馳せるのは 沙汰なく絶えた あの日のあの子「変わる」こと 世は喜ぶが 目を向けて 変わらぬものが ある尊さへ噛み合った はずの歯車 劣化して 金切り声を上げ壊れゆく今はもう 輝くだけの 過ぎし日々 心に描く 御伽の話アカウント 消す行為には 片割れの 自分を殺す 感覚過りいるの
2024年3月7日 14:01
なんでもアリすぎるとりとめの ないノスタルジーの 風が吹く 京の血筋が 今も流れる晴天に 海へと響く 踏切の 音が奪った 僕達の夏苦しみも 悩みもぜんぶ 文字として 書き記したら 文学となる君のこと 幸せになど できないや 取り消させてね 告白さえも何度でも 君の名前を 呼ぶからさ そうしてずっと 笑っていてね赤い糸 小指絡めて 約束と 結んでたのは 私じゃなくて昼の日