マガジンのカバー画像

短歌

32
厨二臭い短歌を製造中!少しでも読んでいってもらえたら嬉しいです...
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

短歌☦︎︎ 25

本命を詠んだ歌もあるよ、オタク短歌もよき。

夢でいい だから会いたい 聞かせてよ 上手最前 特等席で

よく見せて 顔にかかった 前髪に 隠した造形 その美しさ

MVの たった数秒 ワンシーン その一瞬が 絵画のようで

惹かれたの メランコリック はらんだ目 描く音色は それをかき消し

やわらかな 髪振り乱す 激音に 滲む汗すら 味方につける

文字数の 制約のない 詩を書く きっと誰にも

もっとみる

短歌☦︎︎ 24

限界感じ始めた〜、、

誰かから 借りた言葉を 書き記す 結局私は 何にもなれない

「向こう側」 行かんと願う その先に きっと私の 居場所はなくて

眠りから 醒めぬものなら それでいい 想うは安らぎ 花畑の夢

その手首 差し出すことも 厭わない あなたの大事な ものは何なの

未精算 形成された 記憶たち 悪夢となって 僕を蝕む

僕はもう 人の幸せ 祝えない だから動くよ 花嫁攫いに

もっとみる

短歌☦︎︎ 23

絞り出して書いてる感じඉ ̫ඉ

バラバラの 心重ねる ことでしか ひとつになれない そう信じたの

話せない ことばっかりの 人生で たったの三十一字に縋る

目を隠す ことが優しさじゃないよね 惨劇の前 手を繋いでよ

貧相な 語彙で紡いだ 歌たちは 目も向けられず 灰と散るらん

縁結う ことを伝えるかのように 二人の鼓動 重なり合って

忘れるな そんな我儘 言わないよ だけどたまには

もっとみる