【カナダでの就職術】メールでの応募はメール自体が第一印象だと心得よ
以前カナダで面接官をした時のお話を書きましたが、
当時は面接官として、先に人事部が選択した人と実際に会って採用を決めるという過程に携わって、そこから感じたことを書かせていただきました。
今回トロントの日本人の掲示板を通して、あるお手伝いを採用することになり、様々な応募をいただき気づいたことがあるので、まとめてみようと思います。
ワーホリなどでカナダに来られて、日本人の掲示板を利用してお仕事を探す方も多いと思いますが、正直「これ本気で採用されたいの?」と思ってしまうような応募もありましたので、応募の際そんな一人にならないように、よかったら参考にしてみてください。
以前書いたレジュメや面接のコツは、こちらをご覧ください:
カナダで面接官もやってみました!|桜木タッタ in カナダ・トロント (note.com)
メールの書き出し、まずは名乗りましょう
応募のメールに名前を一度も書いていない方が多数みえました。
「こんにちは」でも「はじめまして」でも構いませんが、軽い挨拶の後には、必ず名乗りましょう。
海外ではいろんな場面で下の名前だけで名乗ることも多いですが、例え日本語の掲示板の軽い求人募集であったとしても、フルネームで名乗った方が感じがいいし、ちゃんとしているところをアピールできます。
え、名前?と思われるかもしれませんが、実際に多数応募があって誰と面接をしようか決める時に、名前も名乗れない人はちょっと心配だな、と思って残念ながら省かせていただきました。第一印象が「不安」です。
メッセージのアプリで名前を最初に書くことはあまりないかもしれませんが、メールでの返信はたいてい始めに「xxさん」「xx様」と書きだしますし、求人募集への応募はカジュアルなメッセージではないことをきちんと理解して、使い分けられることは大切です。
カナダの就活で年齢の報告は必要ありません
これは悪い印象、ということではありませんが、カナダでは履歴書に生年月日も書かないですし、面接で年齢を聞かれることも基本的にはありません。
自己紹介文の一部に年齢を書いてくださった方も数人みえましたが、特に必要ありませんし、それよりは仕事への熱意を書いたほうがいいです。
たとえ本当であっても「お金のために応募しました」はやめましょう
今回の募集は、履歴書(レジュメ)の添付できないサイトでの募集で、また過去の経歴が全て必要になるような仕事ではなかったので、募集の際にも「関連する資格のある方は明記して応募してください」とだけ書きました。
なので応募していただいた方の幅も広く、3つの層に分かれました。
*資格のある方 → 即面接決定
*資格はないが熱意が感じられる方 → 内容次第
*資格もなく、熱意も感じられない方 → 即却下
資格のある方の人数が少なかったので、次に面接へのカギを握ったのは、熱意。それを確実に伝えられるのは応募の時のたった1通のメールです。
だからメール自体が第一印象で、実はかなり重要だったりするんです。これは私の今回のケースだけに限ったことではありません。目に留まらなければ次へ進めないのが就活ですよね。
ほとんどのみなさんが、募集に関係あるxxが好きで、とか、資格はないけれど日本でこういうことをしていたので、とかアピールをしていただいた中、
「今カフェで働いているんですが、休みの日にもう少しお金が稼げればと思い応募しました」という応募もいただきました。
・・・正直びっくり。もちろん即却下になりました。
きっと他にもそう思って応募した人もいたと思いますし、お金目的であることが悪いとはいいませんが(最終的にはそりゃみなさんそうでしょう)応募のメールに「お金のために」と正直に書くのはやめましょう。
ちなみに熱意が感じられて、資格はないけれど面接までたどり着いた方のメールには「xxが好きすぎてYouTubeで動画見てます」とか、「とにかくxxが好きなので、ボランティアでもいいのでやりたいです」と書かれていました。
ボランティアとして無償でお願いするつもりはありませんでしたが、そこまで熱意があるのなら、と面接をさせていただきました。
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どれも簡単なことですが、たった1通のメールが印象を左右する時、些細なことが大切だったりします。メッセージアプリの影響か、名乗らない方は非常に多かったです。日本語だけでしょ?と思われた方、英語で応募するときも挨拶文の後に名前(フルネーム)を書くのはマナーです。
日本語でも英語でも、メールで就活をする時にはただのメールだと思わずに、あなたの第一印象、丁寧に書いてしっかり熱意を伝えることが大切です。
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