見出し画像

生まれることの、孤独と。

昨日の羽生くんのショートを観て、驚いた

先日noteに書いた、
インタビューを観ていて流れ込んで来たイメージを
そのまま形にした様なプログラム、スケートだったから


ショートを見終わった直後、

口をついて出た言葉

「なんという、孤独だ。」



冒頭、振り向いて、腕を広げて、
手を氷に向けた瞬間から

潜って行く

深く

深く


そこは
果てしない静寂が続いている
形の見えるものは、何もない

奥へと吸い込まれる様に
深く、深く、降りて行く

感じるのは
想いの、海

まだ形を持たない、想いの海


その中を潜りながら泳ぐ様に
かき混ぜ
たゆたう中から
渦が生まれて、鼓動が、鳴る

ドクン

ドクン

溶け込んだ、想いの渦から
その鼓動とともに

ひとつ、またひとつと、形を纏うものが生まれる


だけどまだだ

まだそれを
この手に触れるものに出来ない


深く潜った想いの海の中

胎動しながら火花の様に


「意志」が、鳴動を始め


ひとつひとつ刻まれた鼓動の記憶が

空に渡る雷の様にスパークしながら

閃光が観える
繋がり合う鼓動の記憶
想いの渦の中

0から1へ

無から有へ


物凄い速さで繋がり合う閃光
そう、まるであの、
光の速さを超えた時に生まれるチェレンコフ光の様に


極まったその先

生まれ出た、姿

想いが形を持った世界へ

その手に掴むことが出来る、世界へ


ラスト、ほんの数秒の間に
今まで溶け込んでいた想いの海から
粒子が集まって
その意志によって
羽生結弦という形に成ったのを観た



なんという、孤独なんだろう
生まれる、ということは


だけどそこには、全てがある
あらゆるものが溶け込み、内包されている


たったひとり

たったひとりだけれど、

全てがそこには、在るんだ


語ることなど到底出来はしない、途方もない広さと深さ、どこまでも続くその中に、時間さえも無くなるような、想像するだけで気の遠くなる様なその孤独の世界に、

たったひとり、潜って

生まれる


こんなに深い孤独を
こんなに美しいスケートで、
この世に立ち現すことの出来る羽生結弦とは

羽生結弦の観ている孤独とは




もうなんて言えば感じたものが書き表せるのか分からない。。言葉がみつけられない。。語彙力が欲しい( ;  ; )


このプログラムを見終わった直後、素晴らしい!とか美しい!とかの感情よりも先に、畏怖の様な畏れというか、羽生結弦という人間の、人としての生きる気魄、その存在、そのエネルギーに震えていた


羽生くん自身がプログラムの事を語ってくれている

https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2021/12/24/kiji/20211224s00079000574000c.html

それを読んだら、インタビューから感じたものとプログラムを観て感じたものがとても近く感じられて、羽生くんの伝える力がどんどんパワーアップしている事に感動する

こうした、プログラムを観て感じたイメージを、漫画に描けたらなぁぁぁ( ;  ; )


4回転アクセルのこととか、届いてくる情報の密度に心も頭もパンパンになっております

きっと羽生くんファンの方々はみんなそんな感じだよね



気持ちを落ち着かせるために
大きく深呼吸をして、、

そして、息を吐く時に
ありがとうの気持ちと
安心をイメージしよう
氷の上に、優しい想いが広がる様な

羽生くんのエッジが、氷を愛する様に舞う
その愛を抱きしめる様な
優しい、大きな安心感が
氷から、羽生くんへ広がって行くみたいに


最後まで読んでくれてありがとう(^-^)

では、おやすみなさい☆彡

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?