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スイス-ベルン編②

迷った末にたどり着いた旧市街は、まるごと世界遺産だ。

美しい景観と、赤いトラム‥
ヨーロッパに来たんだなぁと感慨深い。

花屋さんが溢れてるのも、花好きの私には幸せ。チューリップは、tulpenっていうのね。

目印のべーレン広場は、いつもたくさんの市場と、テラスで飲食する大勢の客で賑わっていた。

私も生搾りジュース屋さんで、グレープフルーツジュースを5CHFで買ってみたけど、美味しくて感動!お兄さん、パイナップルをつけてくれた。

もう1つの目印は、大きな時計台!

毎時56分から仕掛けが動いて、鐘がなる。その頃にはいつも、観光客が集まっていた。
中を見学するツアーもあるらしい。

ベルンには100以上の噴水があるという。しかもその水が飲めるという綺麗さ。みんな通りすがりに、水を汲んでいく。
写真の噴水は、ツェーリンガーの泉と言い、よく見ると熊が甲冑を着ている。
ベルンの街の由来は熊(bear)で、ベルン創始者のツェーリンガー公が最初に熊を仕留めたことに関係しているそうだ。

地図を広げてストリート名を照らし合わせながら、まっすぐメインのマルクト通りを進んでみた。同じストリートでも、エリアによって名前が変わるらしい。
そのうち、旧市街を抜けたように目の前が開けて、大きな橋が。
これは、絶対に見た方が良い景色‼︎
と確信して、そのニーデック橋に立ってみると‥

あぁ!日本から憧れて目指した景色!
空に映える赤い屋根と教会、旧市街を囲むように流れるアーレ川。
写真に写っている方の、ウンタートア橋からも見てみよう!長時間のフライト疲れも吹き飛んでいた。

川沿いに建つ家の窓が、なんとも可愛い。

早朝の到着のおかげで、まだ午前中。
それに、この晴れ間は貴重かもしれない‥と、思い切ってローゼンガルテン(バラ園)まで行ってみることにした。
橋を渡ったところから、熊公園を右手に見て、左側の急坂を10分弱登る。トラムもあるが、写真を撮りながら歩いた。

なんと桜。日本と同じで散り始め、ギリギリ見頃だ。
奈良県から贈られたというソメイヨシノに、パワーをもらった。

息を切らしながら、絶景にため息をつく。

旧市街とアーレ川、ミュンスター(大聖堂)を一望。登り切ると広場があり、みんな思い思いに過ごしていた。

バラは季節外れで咲いていなかったけど、おかげで桜が見られた。日本での生活で酷使した心身が、穏やかに優しく癒されていく。
日が射して暖かくなったのでダウンを脱ぎ、ベンチでゆっくり呼吸する。

さすがにフライトの疲れを思い出してきた。
トラムの乗り場まで、また写真を撮りながらゆっくりと戻った。
途中、COOPでスイスビールとパンを夕飯に買ってみた。

トラムの乗り方はまだドキドキするけれど、「プラットホームKから19番トラム」という情報を頼りに、無事にホステルまで帰ってこられた。

さすがに疲れていたようで、この夜は18時から12時間も爆睡した。おかげで時差ボケも関係なくなり、体はすぐにスイス時間にセットされた。

次回が、ベルン編では最後になる。
旅はまだまだ序盤だ。

#バックパッカー #ひとり旅 #日記 #スイス #ベルン #アーレ川 #ローゼンガルテン

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