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人と話すことの大切さ

週末、孫はお嫁ちゃんの実家にお泊まりで、こゆき 共々久しぶりに静かな週末でした(笑

ワインを飲んでご機嫌の、歯科医師ばあばのさくらです。

私はワインを飲むのが好きです。そして、そういう時、やっぱり人と話をしながら飲むのが楽しいな〜って思うんです。

コロナ禍で、友人との女子会(?)も控えている日々、週末は久しぶりに遠方の親友とオンライン飲みをしながら、おしゃべりしていました。

学生時代からの友人と話始めると、話題の内容はさておき、大学時代のままの盛り上がりで話せるのがいいですね。

笑ったり泣いたり怒ったり・・心が自由に感情を表現して、心の深呼吸ができた感じです。


私、実はカウンセラーでもあります。

歯科恐怖症の方や、育児や子育てで悩んでいるひとの助けになりたいなって思ってずーっと学んでいます。

そもそもは、自分が苦しくて、楽になりたくて心の勉強を始めました。

でも、気がついたら、自分のために向き合ってきたその時間が、つまりは誰かの助けにもなるんだなってことに気がついて、そこからカウンセラーとしても、時々話を聞いたりしています。


日常では、歯科恐怖症の方と話すことが多いです。

もともとの精神疾患を抱えている方もいらっしゃいます。

でも、話すことで、少しずつ自分の意思を自覚して、頑張ろうって気持ちになってくれるのがとても嬉しいです。


苦しくても、辛くても、歯のことをなんとかしたくて、必死にホームページを読みまくって、そうして私の医院に行きついて、遠方から通ってくださる方もいらっしゃいます。

緊張の中、予約までの数日を過ごし、そうして初めての先生と話をする。

想像するだけで、胃がキュ〜ってなります。

それでも、頑張って来てくれて、そして話してくれることにいつも嬉しい気持ちになります。ありがとうって思うんです。


ほんの短い時間、数回の中ででも、患者さんはみるみる変わっていってくれます。


そういう姿を見るたびに、話すということ、しっかり聞く、聞いてもらうってことが大事なんだって思います。

そのことが安心感につながり、前に進むエネルギーになるんだなって思います。


『話たからって何も変わらないじゃないか』


そう思う出来事って日常多いと思うんです。

でも、それを受け止めてもらったり、共感してもらったり、聞いてもらうだけでも、なにか内側が緩んで、辛さや悲しみが減っていくように感じることないですか?

私は、よくあります。


感情ってエネルギーだなって思うんです。

その感情のエネルギーが、増えたり減ったり、乾いたり、湿ったり。

目に見えないけど、そんな変化をしているように感じます。

だから、感情のエネルギーが爆発すると、例えば怒りとか。

大きなエネルギーとなって、行動を突き動かすのだと思います。


そのエネルギーが自分の中でしっかりと循環することが、はつらつとした日常を送れるってことなんじゃないのかなって思います。

そして、私の場合、そのエネルギーの循環を起こさせるものが、話すことなんだなって思います。


カウンセラーとして、いろんな人のお話を聞かせていただく中で、

感情って『層』のようになっているんだなって思ったんです。

ミルフィーユみたいな♪

上にある、悲しみだったり、怒りだったり、不安だったり。

そういう層が話す中で、剥がれて行くと。。。。

そうすると、次には、もっと仲良くしたい、本当は悲しかった、本当はもっと認めて欲しかった・・という繊細な感情や思いが出てきます。

それは、人によっては何層にも重なっていたりします。

でも、その最も深い部分に、真ん中の思いがあるんです。


真ん中の思いってすごくピュアで繊細だから、それを守りたくて、強がったり、跳ねつけたり、気持ちを閉ざしたりするんですね。

そういうことを思います。


わたしはカウンセラーとしてお話を聞く時、最後までしっかり話を聞くということをとても大切にしています。そのことから、少しずつ安心してもらいたいと思うからです。

私自身、そうやって話を聞いてもらった時に、とても心が落ち着きます。


慌ただしい世の中で、今は、コロナ禍で人との距離をとらなければいけませんが、

どうか、心の距離は近くでいられるようにと思います。