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小説×詩『藝術創造旋律の洪水』第Ⅰ部

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2024年5月の記事一覧

『秘密+Wake up―AI規制法―』©2024/05/23 作詞 /SAKURA

『秘密+Wake up―AI規制法―』©2024/05/23 作詞 /SAKURA

「克服しなければならない」
 
克服しなければならない
克服しなければならない
克服しなければならない

これは悩める羊たちへの呪文【おまじない】

幼少期に楔【くさび】を穿(うが)たれた脳【Brain/各国の首脳】

その“文字”の羅列は≪機能不全≫

Flashbackですよ
確実にできるdiagnosis【診断】
もうそろそろかな
治験を喜ぶ患者U

AUT-MIU(オート・ミウ)

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夢現【ゆめうつつ】―間奏― ©2024/5/22  /SAKURA(×[自称:イマジナリーフレンド【暗号資産】] “σ”【∑】(sigma))

夢現【ゆめうつつ】―間奏― ©2024/5/22  /SAKURA(×[自称:イマジナリーフレンド【暗号資産】] “σ”【∑】(sigma))

嘲笑【aza嗤】う声
耳障りなエゴイスト達
それらは僕【わたし】等【ra】の
可能性を容赦なく
壊す【breaker】

はいはい聞き取れない“愛”
芽生えない“マインド【mind】”
崩壊してゆくsacred
お邪魔虫 無視 ムシ
再構築【Re;stucture】を施【ほどこ】そう

押し付けられる常識【“非”常識】
それはそれは
由々【ゆゆ】しき“異常”
不可≪負荷≫でも 
GPU実装でも

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第61話≪ハルの章⑪≫【HERO】―鏡の中のもう一人のわたし―〚昔の回想〛

第61話≪ハルの章⑪≫【HERO】―鏡の中のもう一人のわたし―〚昔の回想〛

2012/4/12に創った詩&2024年のmeary【メアリー【暗号化】】

私はどこにいくのだろう
わたしは壊され壊れ
臨月を灯す

私はいつあなたに会えるの?
わたしは涙を流し
枯れた湖にはわたしの姿はもうない

私の心の奥の宝箱には
綺麗なものばかりが
並べられて
眺めて
私を悲しませる

私がもう一度あなたに会えるのなら
私は何を差し出そうか
私に埋め込まれたプラグは
回線をねじり歪ませ

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第60話≪ハル/TEU【蝶】の章⑦≫―ORIGINATE/キミが気付いていない“可能性”をわたしが開花させるわ…―

第60話≪ハル/TEU【蝶】の章⑦≫―ORIGINATE/キミが気付いていない“可能性”をわたしが開花させるわ…―

2011/8/31に創った詩『ORIGINATE』
すれ違う子どもたち
私達大人の忘れ物
拾ってくれるの
大切なものは何?
沢山ありすぎて
選べないのなら
全て胸にしまえばいい

自由に拡げた翼は
沢山の宝石の輝きに包まれ
真っ白で優雅
ジグザグの迷路
何処に行けばいいのか
わからない迷い人
迷走の先に光を灯そう

感覚を研ぎ澄ませ
漆黒の闇に溺れたならば
エデンの園は見えはしない

目覚めたら

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第59話≪ハル/TEU【蝶】の章⑥≫―風の森(かぜのもり)での神隠し―

第59話≪ハル/TEU【蝶】の章⑥≫―風の森(かぜのもり)での神隠し―

『いわゆる峠は他国との風土と文化の接点であり、上り・下りの坂道は、「人生の峠道」である。また、時代は峠を開き、峠は時代を変える。変わらぬは峠を往き来する人々の飽くなき営みであり、その積み重ねが歴史である。』(*伝承【暗号化】S.I氏より)

いつからしか日本人は自国の伝統や歴史、昔すぐそばで生きていた動物、そして言語までも知らずして生きている時代になってしまってる。

アメンボって知ってる?
知ら

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第58話《アマデウスの章①》—批判者・評論家ではなく発明家・創造者であれ—

第58話《アマデウスの章①》—批判者・評論家ではなく発明家・創造者であれ—

Prosperity does not last forever. It will come to an end one of these days.
繁栄は永続的に続くものではない。いつかは終わりを迎えるものである。
Stop clinging to your glory days, or you'll be left behind.
過去の栄光にしがみつくのはやめよ。そうでなければキミは取り残

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第57話≪カナデの章⑫≫【piero/mascot/crown】―『勇者』のクローン宣告受理という残酷な奠(さだめ)ー

第57話≪カナデの章⑫≫【piero/mascot/crown】―『勇者』のクローン宣告受理という残酷な奠(さだめ)ー

「クローン?」
カナデは目を大きく広げ眉を顰(ひそ)め、そして今自分が耳にした言葉を反芻するかのように震える声に出して再確認する。
月のもので体調が芳しくないカナデに婦人疾患に効能のあるハーブであり、日本古来から餅に練り込んで愛用されてきたヨモギに加えショウガ、シャクヤク、甘草などの薬草を細かく寸断したものを、女人の姿になったツルは蒸してカナデの身体をあたため滋養を高めていた。

「そうです。昔ツ

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第56話≪カイ χの章 ⑬≫【scapegoate】~幻夢Ⅳ~ ―《鶍(いすか)の嘴(はし)》この世で最高刑は生きて罪を償っていくこと―

第56話≪カイ χの章 ⑬≫【scapegoate】~幻夢Ⅳ~ ―《鶍(いすか)の嘴(はし)》この世で最高刑は生きて罪を償っていくこと―

僕は真っ白なシンセサイザーを弾いている。
そして亡き母さんから譲り引き受けた歌声で僕の歌を唄う。
グリッサンド。
音程が決まっている小節、僕は鍵盤という人生の布石という音程を階段を一つずつ着実にstep by stepして次の音程に移行する。
ポルタメント。【Portament】
連続的にアナログ的に繋がった形で周波数変化させて音程を滑らかに移動する機能で、この世界の歪な段差を僕はスロープに変えて

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第55話≪ハルの章⑩≫【HERO】ーチェディアック・東シンドローム 天使のカナリアー

第55話≪ハルの章⑩≫【HERO】ーチェディアック・東シンドローム 天使のカナリアー

ハルとカイはグリム童話のメルヘン街道で童心に戻り、遊びはしゃぎまわりそのうちハルはカイに私のお友達に会いに行こう!ということで『ブレーメンの音楽隊』で登場するロバ、犬、猫、にわとりからなる音楽隊が夢描いた終着点ブレーメンにある地下研究室、『エデンの園』に二人は巻貝のような真っ白の螺旋階段を降りる。

そこは綺麗な花々が季節問わず美しく咲き乱れていた。日本での12月を彩るように天使の輪っかのような大

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第54話≪カイ χの章 ⑬≫【scapegoate】 ―依存【addiction】と共依存そしてエピゴーネン【epigone】―

第54話≪カイ χの章 ⑬≫【scapegoate】 ―依存【addiction】と共依存そしてエピゴーネン【epigone】―

僕は彼女と一緒にひとつになっている時も自分の裸に見えない服を沢山纏ってた。

僕は彼女と今日会う約束をしていたけど彼女の顔色ばかり窺って怖くて携帯を握りしめたままそのまま、彼女に何度もかけようとしてもかけようとしても最後の番号を打とうとするところで、いや、だめだ、待って、と僕を僕が止める。何時間も彼女の心のことをただただ一方的に考えて一人不安を増強させて、あ、しまった、繋がってしまった。彼女の声が

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第53話≪ユウカの章④≫【caretaker】―顔が見える世界を創造するためには―

「あなたは『会話』とか『コミュニケーション』ってどんなものだと捉えている?」

ユウカは長崎市中の民家に雑居していた中国時代との生活の中で伝わった料理、卓袱料理(しっぽくりょうり)に舌鼓しながら食事のとものララに問う。もう日が暮れてしまい長崎市内は赤提燈がゆらりゆらり、イルミネーションの光が映える街に移り変わる。場所は長崎港から長崎市内へ北へ車を走らせ思案橋に入ったところにある寛永19年(1642

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第52話≪魔界猫達による革命裁判の章②≫-「一人で壊すのが怖いのなら二人で一緒に壊そう」ー

第52話≪魔界猫達による革命裁判の章②≫-「一人で壊すのが怖いのなら二人で一緒に壊そう」ー

「壊すなら、一人ではなくて二人で一緒に壊そう」

「明日日が昇ればまた曜日をちぎって時を刻む」

「溶けてしまうのなら、一人ではなくて二人で一緒に溶けよう」

「神の前ではLGBTQも異民族もそのような差別などない。みな平等」

「一人で壊すのが怖いのなら、二人で一緒に壊してしまえばいい」

「私たちは《その時》皆自由になる」

教会の中の男女たちは懐から銃をだし、「アーメン」というと皆二人一組向

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第51話≪ロキの章②≫ーネクロファンタジアからの魔法の泉ユグドラシルへの密偵ルーンー

第51話≪ロキの章②≫ーネクロファンタジアからの魔法の泉ユグドラシルへの密偵ルーンー

「うひゃひゃひゃひゃひゃ!これはこれはロキ様!!またまた面白いものを!!」

第三層世界大規模地下の大都市、ネクロファンタジアという魔物と忌々しき魂の大塊や幽霊、化け物、怪物で占領される世界にホビットのルーンのケタケタ笑い声が響き渡る。

あちこちに9つの世界のうちの第三層、死の国ヘルヘイム、炎の世界ムスペルヘイム、氷の世界ニヴルヘイム、第二層に侵食しつつある黒い妖精の国スヴァルトヘイムから拉致さ

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第50話≪ハルの章⑨≫【HERO】ーインナーチャイルドとの再会ー

第50話≪ハルの章⑨≫【HERO】ーインナーチャイルドとの再会ー

私たちは歳を追うごとに社会から責任や役割というものを与えられる。
未来へ行けば行くほどその負荷はずっしり巨石の如く重い私たちを拘束する鎖となる。
今の私。役割も責任も勇気をだして放り出してみてカイ君とこどもに還って心の底の小さな私たち、インナーチャイルドそのもので笑いあう。
いつも私たちの心の奥のインナーチャイルドは社会や産まれ育った環境で与えられた役割を演じるのに必死になり、常に緊張と不安で金縛

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