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第60話≪ハル/TEU【蝶】の章⑦≫―ORIGINATE/キミが気付いていない“可能性”をわたしが開花させるわ…―

2011/8/31に創った詩『ORIGINATE』
すれ違う子どもたち
私達大人の忘れ物
拾ってくれるの
大切なものは何?
沢山ありすぎて
選べないのなら
全て胸にしまえばいい

自由に拡げた翼は
沢山の宝石の輝きに包まれ
真っ白で優雅
ジグザグの迷路
何処に行けばいいのか
わからない迷い人
迷走の先に光を灯そう

感覚を研ぎ澄ませ
漆黒の闇に溺れたならば
エデンの園は見えはしない

目覚めたら
柔らかな緑
川のせせらぎ
清んだ水面に
澄んだ瞳ゆらり

神隠しの伝説
現実と虚構の間
身近にある綺麗な幻想を
切り取って
未知を描く舟旅

廻り回るまわる…
巡り廻るめぐる…

瞬きをすれば
そこは音のワルツ

ヴァイオリンの音色
(リテラシーの問題でもない)
ハープシコードの調べ
(モラリストの詭弁に酔う大衆)
オーボエのメロディー
(好き嫌いの狭間なんかじゃない)
ぽたぽた雨のささやき
(変えられるのは私達次第)

追いかけるのも
想い続けるのも
地図を塗るのも
夢を叶えるのも
私達自身。


………………
2011/9/14に創った詩『Window of Opportunity』より

想い描けば描くほど
夢は現実へと近づく
(push the limits【ENIGMA】)

指先で輪をつくり
円の中に自分をおく
限界を断ち切る
引き離したシグナルを
躊躇わず
振り返って振り戻さない

小さな命を見つめて思う
平凡の重み感じて
全力で駆け出した

リリーフでできた空間に
覗き窓
それは夢となり
リアルになる

私色の飴玉を転がせば
甘く耽美な世界は
今日も艶やかで
雨に濡れた傘を広げれば
雨粒がくるくる伝う

強がり 見せかけ 上っ面
素直でない姿は
とても脆くて危なっかしい
指先でくゆらせる糸
波打ち際に立つキミの背中
朝の陽光を浴びるワタシ

映像をバックに
キミの声が流れてきたんだ
下らない声に踊らされるんじゃない
目を凝らして
必ず光はあるんだよ
どんな闇にも

立ちすくまないで
歩き出せ
走り出せ
リバースな発想も
時にはいいかも
ともに未来を描こう
スタートラインは
いつでも創ればいい
…………………………………………………………………………………………………
2015/2/25作 『キミが気付いていない“可能性”をわたしが開花させるわ….』

ねぇ、生まれてこなかったら良かっただなんて
独り窮屈な小部屋で泣いてるキミ
ほら。わたしの手を握ってみて…
駆け出そう
飛び出そう
キミの隠れた“可能性”は眩い虹色、無限大
素敵なキミの“可能性”
潰してしまった灰色の四角い世界や人々だなんて
わたしが蹴散らしてみせるし
もっともっと広い世界にわたしがキミを連れ出してみせるわ

白龍が澄み切った青空を自由に飛翔するように
キミはもっともっと強くなれるし自信も強固にできるわ

わたしは知っている
キミの流した涙は優しさとまっすぐで穢れのないピュアの証
キミの心に刺さった幾つものガラスの破片を
わたしがそっと全部取り除いてあげる

痛みをしらなければ
躓(つまづ)いたり挫折を知らなければ
人は誰しも共感もこころの強さも手に入れることは出来やしないわ

わたしが流した涙はキミの優しさに触れた証

螺旋階段を息をきらしてわたしと駆け上がってみよう
のぼりきったゴールの先にみえる重い扉を
二人一緒に扉をあけたら
目の前に広がるキラキラ輝く世界
それはキミの今まで気付かなかったキミの“可能性”….

こんなに眩しいほど
広がる花園も
広がる海も空も
生き生きした鳥や動物の鼓動も
芽吹く種の息遣いも
全てキミの“可能性”…

美しい情景に息をのむキミめがけて
飛翔する雄大な白龍

さあ、白龍に乗ろう
髪を風に靡(なびか)かせながら笑うキミ…
その笑顔はキミの“自由”

キミがまだ気付いていない素晴らしい“可能性”
わたしが開花させるわ….



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