雪起こし
昨夜は珍しく雪が積もり、外がいつもより明るく見えた。そして、たぶん生まれて初めて、雪降る中の雷鳴(雪起こしとか鰤起こしとも言うらしい)を聞いた。
今朝もまだ雪が残る。ビチャビチャと滑りそうな歩道を下を見ながら歩いていると、後ろから幼稚園に向かうらしい親子が来た。子供は雪を喜び、「ほら、ちっちゃい雪だるま!」と言いながら、雪を持って歩いている様子。
母親がそれに対して
「これこれこれ」とリズミカルにたしなめると、子供は
「いやいやいや」と、いいじゃないですか〜という調子で応える。
「これこれこれ♪」
「いやいやいや♪」
絵本か何かにあったのか、それはたぶん今この親子だからできるやり取りで、そうやって親しい間柄にだけある掛け合いが、私にもあったなぁと甘く思い出した朝でありました。