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iPhone13 Pro MaxのRAWが強すぎた

iPhoneの2021年最新モデルを無事発売日に入手することができました。2019年春にiPhone XSを買ってから約二年半ぶりの機種変更であります。
XSで困っていることも特に無く替える必要性はまあ無かったんですが、二年も使えば買い替えたくなるのが人情というものです。

別に私はガジェット系のレビュワーでもなんでも無いのでこの記事はレビューというわけでは無くただの駄弁りです。万が一購入を検討していてここに辿り着いた方がいたらすぐに引き返してちゃんとしたレビューを見に行くことをオススメします(笑)

ストレージ、カラー、ProかPro Maxかの選択

とりあえずカメラがより高性能なものをということで無印とminiは除外しました。そして今回選択したのはiPhone13 Pro Max、ストレージは256GB、カラーはグラファイトです。

ストレージについてはXSも256GBでしたがその半分程度しか使っていなかったので増やす必要は無いという判断です。iCloudの50GBのプランも契約していますからね。
ただ後ほど触れますがカメラがとても良くて写真も動画も撮る機会が増えそうなので、1〜2年経ったら足りなくなっているかもしれません。

ボディカラーは今回かなり引っかかったポイントで、XSのスペースグレー(と謳われているけど黒にしか見えない)のようなもっと濃いブラック系のカラーがあれば嬉しかった、消去法でグラファイトになったという感じです。
なぜかと言うとカメラがあるから。デジタル一眼のボディやレンズもブラックとシルバーの二色展開なことがありますが、寄れるレンズで最短撮影距離で撮るときなんかにシルバーだと被写体に機材から光が反射しないかなと少々神経質に考えているタイプなので、シルバーは基本選ばないんですね。(ちなみにLeicaは最短でも70cmまでしか寄れないので関係無し(笑) シルバーのレンズも普通に使います)
今回超広角にマクロが追加されてなんと2cmまで寄れるということなので、ボディのカラーが撮影結果に影響することも無くは無いのではと思います。
私はノーケースorクリアケース派でケースの色でどうにかするということも出来ないので、一番暗い色であるグラファイトに消極的に決定。完全なブラックがあれば絶対にそれでしたが仕方ないです。
でも逆に考えるとシルバーなら銀レフみたいな効果が得られてむしろ良かったりして(笑)

最後にProかPro Maxかの選択。
今回はこの二つにカメラの性能に差がつけられていなくて、違うのはサイズとバッテリーの保ちだけだということなので、デカオモが許容できるならMax、できないなら非Maxという単純な選び方でいいと思います。
私はLeicaで撮った写真を出来るだけ大きい画面で見たいという思いだけでMaxにしました。事前に店頭で12のMaxを触って「これくらいならいけそうだ」と確認して来たんですが、いざ自分で持って携行してみると思っていたよりも重くてツラい(笑)
女性や私含む平均的な体格の男性は無難に非Maxを選んでおいたほうが基本後悔が無いと思います。

実際に使ってみて

画面が大きくなった以外は特に変わったことは無い、いつものiPhoneだなあという感じです。
カメラはまだそんなに触れていませんが、XSから3年しか経っていないのに隔世の感があるというか、こんなに進化しているのかと驚きました。鮮やかでクリアー。
機能で言うと新搭載のフォトグラフスタイルが便利だと思います。

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デジカメで言うところのピクチャースタイル的なものですかね。フィルターほど派手なエフェクトがかかるわけでは無いので、後で編集するつもりの写真に撮影の段階で少し味付けが出来る、編集後の仕上がりをイメージしながら撮影に臨めるといった感じです。選択肢に「ニュートラル」とか、コントラストをもっと低い方向に調節できるパラメータがあったらいいなと思いました。

で、このフォトグラフスタイルを使って写真アプリ内の編集機能で完結するのがお手軽でいい感じなんですが、デジタル写真の心得がある方はRAWで撮るともっとすごいのでオススメです。後ほど紹介します。

動画のほうも手振れ補正が良く効くし、XSと比べると画質が格段に上がっています。
今デジタルカメラを一台買おうと思っていて、動画機能もある程度あるものをと考えていましたが、動画はiPhoneとスマホジンバルで十分すぎる気がしてきて更に迷いが生じております。


スマホで一番することは写真鑑賞なので、Leicaで撮られた美しい写真を眺めていると大きい画面にして良かったなあ……としみじみ思います。日常使いもギリギリできて写真鑑賞にも耐え得る絶妙なサイズ。Maxに慣れると非Maxは写真鑑賞には少し物足りないと感じるはずです。

あと新しい端末ということももちろんありますがバッテリーの保ちが半端じゃないです。発売日翌日が休みで朝から夜まで使い倒しましたが4割くらい残っていました。

RAWがすごかった

iPhoneの写真の、「iPhoneのソフトウェアで補正したで〜」というのが丸分かりの質感があまり好きでなくて、今までiPhoneで写真を撮ることがそもそも少なく、RAWも撮れることは知ってはいましたが「所詮スマホのカメラでしょ」という見くびりがあって全く使っていませんでした。

で、今日試しにRAWで撮ってみたんですが、今まで見くびっててごめんなさいと土下座したいレベルでした。綺麗すぎ。

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Lightroomで現像。仕事のお昼休憩中に大通公園でテキトーに撮った写真です。レンズはどちらも広角。
メタデータを確認したところ、上のがSS1/4000・F1.5・ISO50、下のがSS1/10000・F1.5・ISO50でした。

デジタル一眼要らなくないですか?(笑)
暗所で撮ったら厳しくなるとは思いますが、日中屋外でテキトーにスナップする程度ならiPhoneでいいかも……。これ今まで知らなかっただけでXSでもRAWでこんな感じで撮れたんですかね?
というか、非RAW撮影時のソフトウェア補正が変な風にこねくり回しすぎではないでしょうか。素材めちゃくちゃいいじゃないですか。ソフトウェアで損している気がする。(同じ条件で非RAWで撮ったものを用意しておけよというツッコみはナシで)

ここまで写るなら絞りシャッタースピードISOも自由に設定できるようにして(にわかすぎて私が知らないだけで実は出来たらごめんなさい)、横位置で構えたときに使える物理シャッターがあったらコンデジ市場は完全に殺せるレベルになると思います。殺して欲しくは無いですが。

というわけで13を買った方は(過去モデルの方も!)一度RAWを試してみていただければと思います。

Lightroomプリセットでも作ろうかと思案中

せっかくRAWがいいことに気が付いたので、なるべく多くの人に知ってもらって活用してほしいという気持ちになってきました。

以前X-T4を使っていた頃に、フジのフィルムシミュレーションを再現したLightroomプリセットを開発して配布でもしようかなと目論んでやってみたら難しすぎてすぐに辞めた、という情けない出来事があったんですが、
今度は「iPhoneのRAWがいい感じになるLightroomプリセット」とか、「iPhone写真がLeicaっぽくなるプリセット」とか作ってみても面白いかなと愚考しております。

iPhoneだけで撮ったポートレート! みたいなのも既にやっている方は結構いますが、自分でやってみるのも面白いかもしれません。スマホで使えるストロボもありますし、ちょっと挑戦的なことをしてみたいと思っています。

最近の写真に対するモチベーションの低さから考えるとダラダラしている間にiPhone14が発売されている可能性が高いですが、もしかしたら何かやるかもしれないので期待せずにお待ちください。

それではまた。

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