見出し画像

【スタートアップ!占い師】休憩〜家庭や友達関係の問題は無理に乗り越えなくていい〜

「スタートアップ!占い師#11」で取り上げた、
・(相手や世間のイメージによる)占いや占い師の仕事の不信感による、家庭の不和や家族との不仲
・占い関連以外の友達やママ友との関係がうまくいかなくなる
・仕事に夢中で家事や育児・介護がおろそかになる
 これらの問題。
 自分の都合のいい方向に向けて解決しようとすると、逆に反感を買ったり、嫌われてしまったりします。

 これは#11でも書きましたし、私の持論でもあるのですが、自分のやりたいことを全てわかってもらえなくてもいいんじゃないかな、無理にこの問題を乗り越えなくてもいいんじゃないかな、と思っています。

相容れないものは誰にだってある

 占いや占い師に対して偏見や誤解があるなら、説得して見方を変えてもらったほうがいいのですが、そうじゃない限りは、自分の意見を押し付けない方がいいでしょう。
 「占いが嫌い、受け付けられない、理解ができない」と思っている人に対して、無理に好きになってもらおう、理解してもらおうとするのは無理があると思います。
 例えば、嫌いな食べ物があったとします。どうしても食べられないし、食べると苦痛を感じます。一方、とっても仲のいい友達はその食べ物が大好き。友達が「美味しいし、あなたも食べられるはずだから!」と押し付けてきたらどうしますか? 無理をして食べたとして、その食べ物をすぐに好きになれるでしょうか。

 占いを好きになってもらうにしても、ただ理解してもらうにしても、相手が占いに心を許さなければ受け入れられません。ある程度話を聞いた上で、占いOKかNGかの判断をするのも結局相手で、「占いってこうだよ!」と伝える側ではありません。
 どれだけ仲がよくても、相容れないものは誰にだってあります。相手の「嫌い、受け付けられない、理解ができない」ものがたまたま占いってこともあります。そんなときは相手も相手の意見もを否定せず、そのまま受け入れたほうがいいと思うんです。

原因と優先順位がどこなのかを考える

 上記の問題は「相手に自分の思いを理解してもらえない」のという思いの他にも、 「占いを優先順位の上位に持っていきたいのに、現状は他のものが食い込んでいて邪魔に感じる」という思いがあって、引き起こされるとも考えられます。
 「相手に自分の思いを理解してもらえない」は、自分がある程度訴えた上で相手に思いの受け取りや判断を委ねるので、自分の力ではどうこうできません。
 「占いを優先順位の上位に持っていきたいのに、現状は他のものが食い込んでいて邪魔」という思いがあらわれるのは、今すぐ早急に解決しなければいけないことや大事にすべきものがすでに優先順位の上位にあり、それでいて「私は占いを勉強したいし占い師になりたいんだ」と気持ちが強いときです。
 回りくどいのでざっくり言っちゃえば、自分の気持ちを優先したいのに、現実は思い通りにいかないときです。
 そんなときは、思い通りにいかない原因と、時間・お金のかけ方・考えるものの優先順位は今どこにあるのかを考えなければいけないでしょう。
 特に育児や身内の介護を抱えている場合。外部のサポートはもらえても、その人の親や子のかわりになる人はいません。占いよりも優先順位は上でしょう。大事にすべきものを履き違えてはいけないと思います。
 かといって、わがままを押し通したい気持ちもあると思います。そんなときは、そのときに応じたやり方を考え、実行していく必要があります。今やるべきことややりたいこと、どれが・どのくらいの塩梅なら全てがうまくバランスが取れるのか、よく考えないといけないでしょう。

 一人を貫く人ならともかく、「占いがしたい、勉強に時間を費やしたい、仕事のためのPC作業をしたい」と自分のわがままは押し通し、それ以外は疎か、やりたいことの邪魔だから家族やパートナーや友達の相手もしないし大事もしないし手も抜いちゃう……というのは、よくないですよね。
 逆に、自分から周りを大事にすることを選択したのに、やりたいことができないのを周りのせいにするのもよくありません。

 周りを大事に出来ない人が、占いや占いに来るお客さんを大事にできるはずがありません。そもそも、思い通りにいかない原因の追求ができない、時間・お金のかけ方・考えるものの優先順位を考えられない、自分をゴリ押ししちゃう人って、仕事もうまくいかないと思うのです。

時期によって状況も環境も変わる。無理に今頑張らなくてもいい

 学業、就職、転職・起業、引っ越し、パートナーシップ・結婚、妊娠・出産、子育て、介護などなど、人生は時期ごとにステージが変わります。そのステージの変化も人それぞれ、人間関係も変化していきます。
 占いや占い師の仕事の理解に関わる問題は、人生のステージや人間関係の変化……時間やそのときの状況、環境が解決してくれる場合があります。
 「無理にこの問題を乗り越えなくてもいいんじゃないかな」「自分の仕事を全てわかってもらえなくてもいいんじゃないかな」と思うのは、自分の都合のいい流れにするために今頑張らなくても、人生のどこかでベストな流れやタイミングがやってくるからです。
 周りの人間関係が占いや占い師の仕事を全く受け入れてくれなくても、続けているうちに周囲が認めてくれることもあります。占いをしている者同士の繋がりが新しく生まれることも。
 育児や介護も変化していきます。いずれは、手がかからなくなる日、育児や介護から開放される日がやってくるでしょう。

 時間やそのときの状況、環境が解決してくれるなら、今すぐに周りに理解を求めようと躍起にならなくてもいいですし、自分の思い描く完璧な時間の使い方や人間関係などを周囲に求めなくてもいいのではないでしょうか。
 それに、周りを変えようとしなくても、今の自分にフィットした場所や人、時間、モノをこちらからも求められるはずです。

夢中になる気持ちを継続&一日短時間の勉強時間は確保しておこう

 「周りに認められなかったら、占いに夢中になることをやめなきゃいけない」「家族のことをやらないといけないから、仕事を諦めないといけない」 と思い込んでしまいがちなのが、この問題あるあるです。

 周囲の人間関係や状況、環境が占いそのものや占い師を認めてくれないからといって、「上手に隠す」「環境に合わせて続ける」を考えないで、「抗う」「説得し、納得してもらう」か「やめる」の選択肢しか出さないのは極端です。 「抗う」「説得し、納得してもらう」か「やめる」で決めるのではなく、「上手に隠す」「環境に合わせて続ける」=「どうすれば、どんな状況や環境の中でも気長に続けていけるのか」を考えるようにしましょう。

 (「抗う」「説得し、納得してもらう」は難しい……けど「やめる」は選びたくないからと、占いの世界に執着する人や占い関係者以外の人間関係を認めない人を過去にみていますが、それだと心穏やかに勉強も仕事もできないでしょう。気長に続けるのも執着が土台になっていますし、その人の先にあるのは、占いの勉強による充実感や仕事をした達成感ではなく、占いの世界から見放される不安やなかなか仕事にならない焦りではないでしょうか。)
 
 どうすれば、どんな状況や環境の中でも気長に続けていけるのか。
 これは、占いに夢中になる気持ちを継続させる、一日短時間の勉強時間は確保しておく、が鍵となります。

 占いに夢中になる気持ちは、長期的な恋愛と一緒です。占いに対するときめき、探究心、好奇心を維持できる工夫、モチベーションを上げる方法を見つけておくといいでしょう。
 一日短時間の勉強時間の確保……これは、占いは勉強をし続けていないと、浅くてペラッペラな占いしかできなくなってしまいます。プロが、浅くてペラッペラな鑑定をしてはダメでしょう。しかも、占いの勉強は、読書読書読書!暗記暗記暗記!実践実践実践!フィードバックフィードバックフィードバック!の連続です。勉強の定着ができていない人は、このどこかで面倒くさくなってやめてしまいます。一日数十分、それもとれなきゃ数分でもいいので、勉強する時間を確保しておきましょう。
 
 家庭などの人間関係や、やるべきことの優先順位の問題は、自分ひとりが頑張って動いてもどうにもできない部分があります。 
 ですが、やりたいことを諦めない、学びをやめない、小さな歩幅であっても歩き続けることは自分ひとりでもできますし、自分の力でどうにでも変えられる部分です。
 思い通りにできないからといって、周りと敵対してしまうようなことをしたり、周りのせいにして諦めてしまわないでほしいです。せっかくの自分の夢や希望なのですから、その気持ちを自分から裏切ってはいけないと私は思います。


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?