愛と再生の物語…29

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ケントが作ったふわふわのオムレツを
家族…
大好きな父さんと、可愛い妹が…「美味しいねって」言って食べてくれる……
それが自分にとって…一番嬉しい事だと感じた
きっと、夢を叶えたら
「美味しいよ」って言ってもらえたら
こんな風に嬉しいって想えるんだなぁ…
母さんのレシピで
ボクが嬉しくなれるなんて…😊
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「ご馳走さま、お腹がいっぱいだ😁」
「美味しいかったよ…ケント…
ありがとう」父親がケントの手を
ポンポンと叩いて言った
大きな手のひらから温かさが伝わってくる
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メイは口の周りをケチャップだらけにして、無心で食べている
「メイ、口が凄いことになってるよ…」
ケントに言われて父親に拭いてもらう
「だって、美味しくて…パクパク食べちゃったから…😄」
「そっか…美味しくてパクパク食べちゃったからか…ありがとうメイ😊」
にっこり笑ったメイは
最後のひと口を大きな口を開けて
パクりと食べた
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「メイ、食べ終わったら
お誕生日の写真を撮ろう」父親の言葉に
メイは口に入れたオムレツを
一生懸命噛んで…飲み込んだ
牛乳を飲んでから…やっと
「写真を撮るの⁉️　
父さん、写真を撮るの😊
わぁ✨このお洋服で写真を撮るの🙌」
嬉しそうに言う…
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ケントの家では、口に食べ物が入ったまま喋ってはいけないと、
小さな頃から言われて育っている
ケント家の小さなルールだ
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メイもちゃんと出来るようになった
「メイ、偉いぞ✨
ちゃんと食べてから…喋るようになれたね」ケントの言葉に
「メイ、ちゃんと出来るようになったでしょ😄」
「うん😊ちゃんと出来たね」
「父さん😊ちゃんと出来たよ✌️」
「ああ、ちゃんと出来たな」手を伸ばして頭を撫でる
「さすが…４歳だなぁ」とニコニコして…
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父さんはいつもこうやって
ボク達に、小さな事でも出来たら
褒めてもらえる嬉しくなる…を、たくさんくれる
だからボクもメイも…出来る事が嬉しくて、また頑張る😊
そんな父さんが大好きだ…
メイはお皿に残ったケチャップを
最後の一かけのパンで掬って食べた
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「ごちそうさまでしたぁ🙏
お兄ちゃん、美味しかったよ
ありがとう😊」
「良かった✨ありがとうメイ。
ボクも…ご馳走さまでした🙏」
「父さん、後片付けはボクがやるから
父さんはメイの写真を撮って…」
「後片付けは、あとで一緒にやろう
メイの誕生日の…一日遅れだが
記念の写真だ
家族みんなで撮るんだよ…」
「そうだった✨うん、みんなで撮ろうね」
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「父さん…」
「なんだ、メイ？…」
「ドリーさんも、一緒に撮りたかったなぁ
ドリーさん、おばあちゃんになってくれたんだよね…
おばあちゃんは…家族でしょう？」
「……」そうだ…。。。
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ケントとメイは父親を見た
ケントは父親が……ドリーさんは、おばあちゃんになってくれると言ってくれたけど、本当の家族じゃない…そう言うだろかと…
じっと父親を見つめた
「そうだね…うん。
おばあちゃんになってくれるって言ってくれたね。。。
あとで、電話をしてみよう✨
今日、急にはドリーさんにも都合が…、忙しいかも知れないから…
その時は、また日にちを聞いて、
一緒に撮ってもらえるか聞いてみようね」
父さんはそう答えた。
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ケントは凄く嬉しかった…そして
メイも…
「うん😊あとで聞いてみようね、父さん」ニコニコはMAXだ
３人揃ってリビングへ移動し
「父さん…あれ…持って来るね😉」
「父さんはカメラを準備するから…
メイ、おいで…ここに座って…
用意するから…」
メイは父親からエプロンを外してもらい
ソファーに座った
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父親は三脚を立て、カメラをセットした
メイは珍しそうに父親を見ている…
ケントがメイへのプレゼントを持って戻って来た
メイの目が🧸の包装紙にくぎ付けになった…💓
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続く…✨