見出し画像

天網恢恢疎にして漏らさず

今日は曇天の空。だいぶ近所の桜も開花しているようですが、花見に行くという気分にもなれず、ほぼ家に引きこもり状態。。
最近は気分が上がってきたかと思えば、また下がるを繰り返しています。

昨日は、勤め先のパートの求人票の件でショックを受けていたのですが、まぁ、「繁忙期は夜中まで残業有り」みたいに馬鹿正直に書くほど会社も馬鹿じゃないし、それが世の中なんだということを理解して少し落ち着きました。
会社の求人募集の方法としては『誠実』ではないけど、世の中『正直者が馬鹿を見る』という格言があるくらいに、それとは真逆で成り立っているものですからね。
もう30代半ばになったいい歳した大人の私ですが、20歳の頃に、ようやく引きこもりから社会復帰した時のままの、無垢な?考え方が未だに変えられてないなぁと感じた出来事でした(年の離れた主人に、「世の中ってもんはそういうもんだよ」と、題名の老子の言葉も一緒に色々教えてもらいました)。

幼少期に刷り込まれた宗教の価値観の影響も大きいのかもしれません。
「みんなが無限の可能性を持っている」とか「自分が変われば環境も変えられる」とか。
性善説みたいなそもそもの価値観があるので、人を疑わない。

実際は、世の中いろんな人がいて、笑顔でニコニコしながら、平気で人を騙すような人間もいる。平気でうそをつく人間もいる。

私の両親は熱心な信者で、私が幼いころはがっつり信仰活動にハマっていたのですが、父はお人よしなのか信仰の影響からなのか何なのか分かりませんが、お金に困っている知人の連帯保証人になっていたりもしたらしく、その知人が返済を放棄してしまって、返さなくてもよい人の多額の借金を負って、経済的にかなり大変だったという過去の話を母から聞いたことがあります。

なので、母はいつも、父が何かをしようとすることにかなり過剰に反対します。おそらくそういうことが何度もあったので、母的にはもうこりごりなんでしょうけど、父はちょっと頭がおかしいのか、本当のお人よしなのか、何度も同じようなことを繰り返していたようです。

…誰かの連帯保証人・保証人になることだけは、絶対にしない、ということだけは、そんな父から学べました(笑)

そういえば、私が20歳の時の初めてのアルバイト先で、「仕事もまともにできない私が、お給料を貰っていいのでしょうか…?」というようなことを社長に相談したことがあったのですが(今考えたらバカみたいな話ですが(笑))、それを聞いていた社長のお母さんが、「あなたそういう考え方をしていたら、この世の中渡っていけないわよ~」と、呆れ半分・心配半分みたいな口調で言われたことがありました。

…いまだにそれに苦労していますよ、おかあさん( ;∀;)

ここまで読んでくださりありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?