72-12候 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
春 春分 72-12候 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
前にも書いたが「桜と花火と雷」が大好きである。一発芸ね!(笑)
いつか奈良の二月堂へ行った折、急に大粒の雨が激しく降り出した。と同時に雷の嵐に会い、あのお水取りのクライマックスにお松明の走る廊下にて、奈良盆地に走る稲妻のパノラマを一望する機会に遭遇した。
雨は容赦なく廊下にも降り込みいつまでも止まなくて、かなりの見学者だったことからか、大きな木の雨戸が閉じられ、お堂の中でありがたい講和を聴くことになった。ラッキーだった。内容はすっかり忘れてしまっているが(苦笑)。
ウチでもコーポラティブマンションを建てた頃は、7階の南に面したリビングから天王寺あたりまで一望できた。その時にも稲妻の走る光景を眺めていた。そうそう、PLの花火もみえたっけ!
通りの向かいにビルが建ち並びだして、そんな贅沢はすぐにできなくなったけれども・・・。
雷が怖くないのには、ちょっとした理由がある。
結婚するまで、父の仕事の関係で変電所の社宅に住んでいた。変電所には雷がよく落ちる。それに夏になるとヘビがトランスまで上って『バシッ』って停電させることがよくあるのだ。
なので、雷の音には免疫があるというわけ。ヘビは嫌いだけれど。
四季の変わり目が雷で変化する春夏秋冬と旧暦に興味を持ちだした。季節の微妙な変わり方が少しづつ解ってきたように思う。
ま、齢を重ねたからと言っておこう(笑) 。
2024年3月30日(土)【旧暦・如月21日】記
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