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始澤友也さんの魂のひかり

背中

コロナの大流行は、世界を変え、僕たちの生活を変えた。

人生そのものを変えた人もいる。

命を失った人、

家族を失った人、

職を失った人

結婚した人

学校を退学した人

僕も人生を変えた。


以前の生活を覚えているだろうか。

マスクは花粉症の季節だけしていた。

ハイタッチと握手は何かにつけしていたし、

結婚式、お葬式、歓送迎会、忘年会と大人数の集まりがあった。

女性は、恋人と一緒の時、同僚数人と、女子会、合コン、飲み会の種類によって着る服を分けていた。

「これ、うまいから食べてみ?」っておいしい物は勧めていた。今は透明な仕切りが阻んでいるけれど。

行きたい時に海外に行けていた。

東京ナンバーの車で当たり前のように他県に旅行に行っていた。

建物の出入り口はシンプル、検温も消毒もなかった。

ディズニーランドは行きたい時に行ったから、激混みでよく並んだし、ファストパスをとるために園内を歩きまわった。

花火大会やお祭りでは、人ごみの中で、汗をかきながら、恋人同士がかき氷を食べたり、ベビーカーを押す家族連れがいたり、中学生の男子と初々しい浴衣姿の女子の集団がいた。他人同士が、肌と肌が触れそうな距離でしゃがんで金魚すくいをした。

スポーツジムでも、動いて、筋肉を傷めつけて、汗をかいて、プロテインを飲んで、サウナや浴場で知り合いと、どの筋肉を太くしたいのかを話した。

Zoomはあったけど、遠方で出席できない会議で使うものだった。話し合いは直接会ってするものだった。打ち合わせの度に、移動していた。

あの頃は、

コロナになるかもとか、味覚障害にはなりたくないとか、後遺症が怖いっていう不安が、これっぽっちもなかったんだな。


そして、僕が家族に見せてい背中は、

飲みすぎた翌日の絶望的な二日酔いでベットに横になっている姿だった。


コロナ前

天下の広告代理店に勤める僕は、だいたい良い気分でいる。

初めて会った人に、会社の名前を言うと、驚いて、羨望の眼差しを受けた。

女の子は、ワントーン声を上げて、キラキラした目で僕を見た。


ドーン!

億単位の金を動かして

ドーン!

取引先に発注して

ドーン!

バリバリ仕事して

ドーン!

高い店で接待して

ドーン!

二次会で女の子と飲んで

ドーン!

皆と別れて

ドーン!

お気に入りの女の子と会って

ドーン!

朝まで飲んで、歌って

ガチャ

ドアを開けて

ドスン

と朝方ようやく寝る。


勢いがあった。


とんとん拍子の人生なのだ、僕は。

とんとん拍子のとんとん具合が半端ない

小、中、高と野球をしていた。打って良し、守って良し、足も速く、肩も強い、そして瞬発力、判断力がある。そんな子供はショートを守る。ショートかセカンドが多かった。

大好きな野球の練習は全くもって苦ではない。努力はしていた。しかし、目標があるなら努力するのは当たり前だ。あきらめたり、さぼる、という概念はなかった。どんどん実力が付き、チームの中では常に「主力選手」というポジションにいた。

身体が成長した高校時代はピッチャーになった。1対1の勝負にもビビらない。

プロになりたいと思っていた。もう少しでなれそうなくらいの実力はあった。野球選手じゃなかったら教員になりたいと思っていた。

大学にはろくな準備もしなかったのに、国公立の希望の大学に入れた。野球選手になりたかったが、どうやら僕はプロにはなれないとわかった。それなら教員になろうと思って教育実習に行った。

そこで失望。

教科書を教えるだけの担当の先生の姿に失望した。淡々と授業は進めるが、生徒は机に伏せて反応がない。見学しているだけなのにあくびが出そうになるし、早く終わらないかなーとイライラする。

教員とはもっと熱い人生を送っているものだと思っていた。しかし、毎時間、教科書をただ復唱するような単調な授業を見て、僕は教員にはならないと決めた。こんなつまらない人生は送りたくない。

それから僕の就活が始まった。

面白そうな会社にはどんどんエントリーした。

ここでも土壇場の勝負強さと運の強さを発揮した。野球でも、大学受験でもそうだった。ここ一番で実力以上の力を出し、予想を超えた結果を手に入れてしまうのだ。

大企業に内定をもらったのだ。それも複数。

その会社の内定をもらうために、OG訪問やら、なんやかんやものすごく努力をしてきて、試験当日、ガチガチに緊張している同期を尻目に僕は受かってしまうのだ。

僕は下準備なしの面接だけで大手広告代理店から内定をもらった。

ちょっとまとめると、

僕は、運動神経が良い。運も良く、勝負にも強く、自分の希望通りの大学、会社に入れた。給料も、一般の会社員の2、3倍以上もらっているだろう。

大事なことを言い忘れた。

自分で言うのもなんだが、

顔が良い。目鼻立ちが、はっきりしている。笑うと目じりにしわが寄るところが阿部寛そっくりなのだが、はっきり言って阿部寛よりもイケメンだ。

スーツを着ると、ビシッと決まるし、ハーフパンツにスニーカーというラフな格好でも、人目を引いてしまう。特に女の子の。

あぁ、極めつけで、なんだが

性格も良い。明るいし、気さくだし、でもマイペースなところもあるから相手に気を遣わせすぎない。「まったく、もう」と言われながら愛されキャラでい続けることができる。


だから、まぁ、モテる。


世の中は不平等と言えば、不平等だ。

ドラマではなくて、現実にいるのだ。全て揃っている人間が。

顔良し、運動神経良し、性格良し、収入高し、運強し、モテる。

僕には全て揃っている。


全て揃った僕の社会生活

会社に入社後は、テレビの広告に関するプロジェクトにチームで取り組んだ。

夢中で目の前の仕事に取り組んだ。沢山のことを教わり、目の前に次から次へと降ってくる仕事から逃げることはせずに、がむしゃらに取り組んだ。時間があっという間に過ぎてしまう。密度が濃かった。

チームではお互いに協力し、ぶつかり合い、それぞれが自分を極限まで追い詰めながらみんなで一つの目標に向かう。やった分だけ結果が出る。毎日刺激に溢れ、大変だけれど、やりがいがあった。

仕事帰りには飲みに付いていった。接待でも、先輩との飲みでも、上司との席でも、最後まで相手にとことん付き合い、飲みっぷりが気持ち良い、僕の体育会系の飲みスタイルはみんなから愛された。

私生活

この会社に勤めていて、顔も良くて、性格も良ければ、女性にモテないわけがない。

モテるのは、一種のステイタスだ。

モテるのは、気分が良い。

独身を通し、ずっとモテ続けるのも、人生の選択としては、ある。

しかし、僕は、最高の女性に出会ってしまった。

顔良し、スタイル良し、頭良し、性格も良し。

モテ続ける事よりも、一人の女性を愛することを選んだ。

その美しい女性は、僕の妻となり、3人の女の子が生まれた。

全て揃っている僕に、更に美しい妻と、可愛い子どもまで揃ってしまった。

こんなに完璧な人生ってあるんだろうか。

ここに、ある。僕の人生だ。


幸せな人生

どの組織にも、王道の生き方というものが存在するのではないのだろうか。

一般的な会社員や公務員だったら、30代で結婚して、子どもが二人産まれて、家を買って、私立でも国公立でも大学に通わせて、結婚式で花束をもらって泣いて、孫が生まれて、目に入れてもいたくないくらい可愛がって、最終的にぽっくり逝って、毎年墓参りしてもらう。

野球選手だったら、20代のうちにガッツリ稼ぐ。女の子ともたくさん遊んで、高級車を買って、親に家を買って、とにかく料理ができる美人な女の子と結婚して、体のケアもして、自分の家も買う。子どももできて、ケガをしたり体の動きの衰えを感じた30代に引退する。声がかかって解説者、コーチになれたらまずまず。でなければ、ラーメン屋とか居酒屋の経営でも良い。子どものしたいことには惜しみなく支援する。毎年、家族を海外旅行に連れて行って、奥さんに看取られながら、ぽっくり逝く。死んだことが新聞記事になれば、なお良し。

僕は会社員ではあるけれども、広告代理店という、ちょっと一般の人とは一線を画していると思っている、尖った社員が集まっている会社なので、王道な生き方がちょっと違う。

仕事に打ち込んで、夜遅くまで働く。夜遊び、キャンプ、サーフィン、なんでもしてプライベートも充実。

高級な?女性と結婚して、子どもが生まれる。家を買って、子どもには高価な教育をほどこす。海外留学にも行かせて大人になったら得意なことを活かして成功するように育てる。

家は奥さんにお任せして、自分は仕事に打ち込む。仕事とプライベートは区別する。家族には仕事に打ち込む姿しか見せない。

毎晩遅くか、朝方に帰る。ストレスがたまったら、女の子に慰めてもらう。仕事ができて、不倫する男は、できる男だ。家族にバレずに終わっても、バレて家庭が崩壊しても、どちらにしても箔がつく。

会社を退職した後は、今までの人脈を使って事業を起こしても良いし、悠々自適な生活を送っても良い。ケアのしっかりしたところで、逝く。

僕は、僕の会社の王道の生き方が、当然自分が目指す姿だと思っていた。

僕の王道

冒頭にある、コロナ前の姿がそれだ。僕の王道だ。

仕事では、確実に求められているレベルか、それ以上の結果を出す。

家族を持ち、30代を過ぎた頃、任される仕事のレベルが上がってきた。

現場よりも、遠いところで仕事をするようになった。内容も、企業から出る予算をどこに使うかを検討して、費用対効果の高い広告を打つ、という内容になってきた。

仕事に打ち込む分、家庭は奥さんに任せた。

申し分ないくらい、稼いでいる。欲しい物を買っても、おつりがあり余っているくらいだ。年に一度はハワイに連れて行っている。一家の長として、充分だろう。

てきぱきと仕事をこなし、仕事帰りには接待や後輩の慰労を兼ねて飲み屋へ行く。この時間が王道のメインストリートだ。

最初の一杯は生中。一口で半分近くまで飲み干してしまう。

4、5杯飲んだころには、周りの空気に合わせて飲みたいものを飲む。お腹が膨らまないハイボールに切り替えて4、5杯飲む。2件目からはさっぱりしたい。だから、レモンサワー。ここでも4、5杯空ける。

2件目で仕事仲間と別れて3件目は自分の行きたい店に行く。時間は午前2時。

若いやとわれママが一人で開いている店の扉を開けるころには、ベロベロになっている。ママは明るく、ノリが良い。僕の機嫌取りがうまい。僕が笑ってほしいときに笑ってくれるし、言ってほしいことを言ってくれる。家族に言えない愚痴もママに聞いてもらえる。

家族には自分の悩んでいる姿は見せたくない。心配は絶対にかけたくない。

そんな姿を見せないためにも二人でカラオケで盛り上がって嫌なことは笑って忘れて、ラストまでの時間をかけてレモンサワーを更に5杯飲む。

朝方、帰宅する。

翌日は、二日酔いが半端ない。ガンガンする。

仕事があれば気合で起きるけれど、休日の日はトドのようにベッドに横になって動かない。

多分、朝食が終わる8時過ぎだろう。トタトタと音がして、娘たちが僕の背中に乗っかってくる。

パパー、パパー

小さくて、やわらかくて、少し湿った手が、ペタペタと容赦なく、僕の顔を叩く。手が2つのときもあれば、4つになるときもある。生まれたばかりの3女はまだ来れない。

可愛い。

けど、無理。

そして背中と胸は良いけど、腹に乗るのはやめてくれ。

酒臭い息で、「ごめん、ママのところに行って」とお願いする。

午後にようやくリビングまで出れるようになる。

奥さんと3人の子ども達は塗り絵をしていたり、おもちゃで遊んでいる。

頭が痛くてたまらない僕は、再びリビングのソファーで夕方までトドになる。

「またお出かけ、できなかったねー」

「仕方ないよ、パパはお仕事頑張っているんだから」

これが僕の王道の姿だ。

家ではこんな姿だけど、ひとたび外に出ると

雑誌に出てきそうな、スタイリッシュな家族の良きパパなれるし、スーツを着れば仕事できる雰囲気の、いや、実際できるけど、とにかくビジネスマンになれる。

年に一度のハワイ旅行、何不自由ない生活。これでいいじゃないか。

仕事で思うところ

ここ数年、僕はAIと仕事をしている。

AIという無機質だけれど、有能な分析屋がここ5年程、この業界でも存在を大きくしている。

例えば、東京都内に住む年収500万くらいの30代の女性に買ってほしい商品がある。

AIは、その年収、年代層の女性がよく見るテレビ番組、雑誌、新聞、サイトを瞬時にはじき出してくれる。媒体を目にする時間帯も分析し、40億の予算をどのテレビ局のどの時間帯の番組に何パーセント配分するかまで、分析してくれる。

データに基づいた分析は、リスクが少なく、その通りに金を動かせば、予想に近い結果を出す。

僕の仕事はAIの分析結果を説明して、最終的に「どうされますか?」と答えを聞く仕事になりつつある。

僕という個人の意見や思い、アイデアやひらめきが重宝される時代ではなくなった。

リスクが高いのだ。

広告費を出す企業も、僕個人の意見よりもAIの分析を重宝する。

入社したての頃は、チームのメンバーと顔と顔を突き合わせて、唾を飛ばしあいながら、自分の意見や思いをぶつけ合ったが、

今はAIがパートナーだ。めっちゃくちゃすごい分析力だ。

だけど、ちょっと温度が低い。

AIに電源を入れて操作するのは僕だ。

だけど、ときどき主導権が本当に僕にあるのかわからなくなる。

何か違う。

昔は始澤友也、という僕を指名して、僕だから任せたい、と言ってもらえる仕事があった。そんな仕事は年々少なくなってきている。その流れはこれからも変わらないだろう。

よくわからないけれど、しっかりとお給料はもらえているから

こんな違和感をも含めて全て忘れて王道を生きたいから

僕は、飲みに行って、ときどきママに慰めてもらう。


酒場

沢山の客がアルコールを含んだ息で、笑ったり、怒鳴ったり、愚痴を言ったり、時には泣いたりするので、店の壁やいすやテーブルには、みんなが吐き出した、いろいろな思いの成分がしみ込んでいる。

だから安い店は、シミのついた薄っぺらい座布団が代表するように、湿ってくさい。

高い店は、つやつやした壁やテーブルだから、それほどくさくない。

でも、やはり、思いの成分は、しっかりとメニュー表やソファにしみ込んでいる。かごうと思えばそこここに漂っている。

僕は、あの退屈な授業をする先生になりたくなくて、今の仕事に就いた。

あの退屈な世界から一番遠い世界は、今の会社と、夜の世界だ。

どうか、僕を退屈な世界から、刺激に溢れて、ドーパミンやアドレナリンが噴き出す世界へ連れて行ってくれ。

会社に行き、仕事帰りにのれんをくぐる。

最初はくさいと感じる居酒屋のにおいは、杯を重ねると自分の皮膚になじんで同化する。いろんな人が吐き出した思いが、僕の体の中に吸収されて、一体化する。どうでも良くなる。今を笑おう。

そんな気持ち。



誰か止めてくれ。


心の中の声をかき消す。


シャットアウト

夜の世界から僕を強制的に切り離してくれたのは

外国からやってきた、ウィルスだ。

2020年の年の初めから、それは日本にやってきて、恐怖や不安という感情をものすごい速さで僕たち日本人にばらまいた。

ロックダウン、ステイホーム、自粛、テレワーク。

そう、テレワークが僕にステイホームさせて、酒類を提供するお店は要請を受けて自粛営業、あるいは休業したのだ。

強制的に、夜の世界はシャッターが下りて僕は解放された。


宝物

なんなんだろう。やわらかくて、抱き上げると、愛おしくて、守りたいと思う。

表情が、一瞬一瞬違っていて、笑ったと思ったらすぐ泣く。

膝にのられると、心がふにゃっとなって、やわらかい気持ちになる。

髪の毛は細くてやわらかくて、汗とちょっと甘い匂いがする。

人生で、初めて長い時間を家族と過ごした。

面倒なことも多い。泣き声は確かにうるさい。

一人の時間が欲しくなる。

でも、すごく大切な、

守るべきものが身近なところにいたことに僕は気付いた。

同時に妻への感謝の気持ちが溢れた。

僕が朝まで飲んでいた夜、二日酔いで寝ていた休日、この元気な子どもたちを一人で見ていたのか。


家の中の夕飯は、良い匂いだ。


居酒屋のようなくすんだ匂いがしない。

澄んだ空気に、味噌汁のだしの香りが漂う。


女の子のツンとくる香水の匂いもしない。

我が家の女の子から香るのは風呂上がりの石鹸の匂いだ。


在宅勤務でぽっかり空いた時間と心に、温かいものが入ってくる。


じわじわと心が熱くなって、

心の芯の部分から湧き上がってくる


幸せ


家族とは、こんなに、大切で温かいものだったのか。


ごめんなさい。

大切なものが近くにいたのに、

僕は一体、何をしていたのだろう。


お金や服など、与えることが、自分の役目だと思っていた。

受け取るのを忘れてた。

こんなに温かいものがあったのに


みーちゃん、花音、美月、心海、

温かいものを

いつも

僕に

ありがとう


僕は、保育園の送り迎えをするようになり、朝ご飯と夕飯を家族と食べるようになった。


コロナのおかげ

僕はコロナのおかげで、人生が変わった。

正確に言うと、生き方が変わって、人生が変わろうとしている。


夜遊びの時間がなくなり、その時間に

何かできることはないかと探した。


最初は、自分のため、お金を増やす手段はないかと探した。

楽にお金を稼ごうと、FXに投資し、失敗した。

ノウハウを勉強しないとダメだ、と思い、

「これさえやれば稼げます」をうたい文句にしている教材を買ってはみたが、失敗した。そして次の稼げる教材を探し、また、失敗。

そんな中、たどり着いたのが

YouTubeチャンネル「海沼みつしろGREAT INVESTOR」だった。

手法ももちろん教えてくれるが、手法よりも強調するのが、心をブラさずに毎日を生きる生き方だった。

結局、勝った時の高揚感や、負けたときの焦りが、大きな損失を生み出すことにうすうす気づいてきた僕は、海沼さんの動画を見るようになった。

海沼さんの動画は、他のFXチャンネルと違う。

稼ごう、稼ごうと荒ぶる僕の気持ちを落ち着け、


違うよ、違うよ。遠回りだけど、目の前のことにしっかり向き合おう。

淡々と、心を乱さないでトレードすることが大切だよ。

トレードだけじゃない、家族や周りの人にもしっかり向き合うと、

人生が変わるよ。


と上からではなくて、僕と同じ目の高さで話しかけてくれるようなところがあった。

僕は海沼さんのFXを勉強し始めた。

勉強するうちに、海沼さんが一緒に活動している仲間の存在を知った。

仲間と一緒にどんな思いで活動しているのかを知り、

FXよりもどんな思いで生きるのか、その生き方を学ぶようになった。


そこで、

毎日を後ろめたい思いで生きるのではなくて

本気で人のために生きる生き方、

この生き方を僕もしてみたいと思うようになった。


燃えるもの


誰かのために、自分ができることはないのか。


1年かかってやっと、燃えるものを見つけた。

コーチングだ。

一緒に生きる、仲間も見つかった。


コーチングとは、相手のやりたいことを一緒に見つけたり、目標に向かって一緒に伴走する仕事のことを言う。

コーチングの基礎を学んだ。

すごく面白い。

相手に自分が真剣にかかわることで、相手がどんどん幸せになっていく。

その過程を一緒に喜ぶことができる。

会社のテレワークと家族との時間の隙間を縫って夢中で勉強した。

燃えてきた、

燃えてきた

なんかわからないけれど、僕にしかできないことがある気がする。


僕は、僕と同じように自分の人生に違和感を感じながらも

その正体がつかめずに

うまく自分を丸め込んでいる人に

新しい世界へ一歩踏み出す力を

コーチングを通して一緒に育てたいと思っている。


誰かの幸せを見届ける自信がある。

僕には家族がいるし、同じ思いを持った仲間がいるからだ。

家族は、人にとって最も大切なものを常に指し示してくれるし

仲間は、僕が道を間違えていればすぐに正してくれる。


広告代理店というネームバリューがなかったら

あなたの前にいるのは

ただの一人の男だ。

でも僕の後ろには、すごくたくさんの温かい気持ちを持った仲間がいる。

だから安心して、一緒に僕と人生を変える一歩を踏み出してほしい。


誓い

この場に、僕は文章として、残しておく。

これからは、家族に誰かのために熱く生きる背中を見せていく。

しっかりと、僕の一生懸命な生き様を4人の女性に見せていきたい。


ふっと笑ってしまう時がある。

結局僕がしたいことって

あんなに馬鹿にしていた先生の仕事とよく似ているから。



以上、始澤友也さんの魂のひかりの物語でした。


始澤さんのTwitter

始澤さんのnote

始澤さん、ありがとうございました。


あとがき

目に見えない、大きななにものかに応援されている人だな、と思いました。

最初は、「僕、運が良いんです」と屈託もない明るい声に、ちょっとイラっとも、うらやましくも思いましたが、その気持ちはすぐになくなりました。

なぜ、始澤さんの運が良いのか。

良い運を受け入れる器を、生まれたときから持っている。これが理由の一つ。

ラッキーを素直に喜び受け入れる。

ラッキーがやってきたときに、私たちはほんの一瞬、躊躇しちゃうときがある。

「え?良いの?」って。

彼にはそれが元からなくて、ラッキーがきたら、即座に受け入れる。

開運するための、大事なポイントなんだなと始澤さんから学びました。


もう一つの理由。

目に見えないなにものかは、始澤さんに、

この世界をより良い方向に、大きく動かしてほしいという意図をもって、彼にいろいろ働きかけている。

始澤さんも気付いていないのですが、プロ野球選手になれなかったのも、目に見えない、大いなるものが邪魔をしたからです。

だって、野球じゃ世界を大きく動かせないし、

顔も良くて性格も明るくて、お酒が好きな人が、あちらの世界に入ったら

酒と女とお金に飲み込まれて、人生が破綻してしまうから。


始澤さんが運の良い二つ目の理由に気付いてから、

私は全力で始澤さんを応援しています。

もっと、運を引き付けて

もっと、力をもって

もっと、影響力をひろげて

この世界を、もっと、もっと良くしてほしい!


そんな気持ちです。

だから、正直、コーチングは始澤さんが世界を動かすはじめの一歩であって

彼はもっと大きなことを成し遂げるんじゃないかと思っています。


始澤さん、がんばって!

この記事を書くことで、私が始澤さんのお役に立てたらすごくうれしいです。

それは、この世界をもっと良くするお手伝いができたことになるから。


始澤さん、

あなたはもっと、大きなものを動かせる

どうか、

お願い、

がんばって!


最後までお読みいただきありがとうございました。

始澤さんの魂のひかりが皆さんの心を照らしますように。






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