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新卒ブランドを失い自信喪失100%からスタートした私のキャリアの作り方。

スタートアップ専門エージェント「Apply」のセールス、コンサルタント担当しているSakuraです。
CASTER BIZ recruitingでカスタマーサクセスも兼務しています。

Applyではキャリアカウンセリングを担当していますが、よく考えたら自分のキャリアをオープンにしてこなかった事に気がつき、登録者さんのキャリアを散々聞いていながら失礼な話だなと反省しました。
という事で、今回は私の今までのキャリアについて、綴っていきたいと思います。

決して綺麗でもなければ器用でもない、正直万人ウケはしないキャリアですが、勇気を出して包み隠さず綴ります。
1つのサンプルとして、何かキャリアを考えるヒントになれば嬉しいです。

概略

まずはざっくり大枠から。
→大学院中退
→ヨガのインストラクター
→電子マネー企業プロモーション営業
→クリエイティブ専門人材エージェンシーでエージェント
→キャスターのRPO事業リクルーター、カスタマーサクセス←今ここ
です。
色々ツッコミどころがあると思うので、もう少し詳細をお伝えします。

ファーストキャリアはヨガのインストラクター

大学では建築学を学び、大学院へ進学。
その理由は将来は設備設計か研究職に就きたかったから。
修士じゃないと就けない職で、男社会の中でエイヤと生き抜いていこうというチープな野望だけは一人前にありました。
ただ、目指した世界は野望だけは実現できるほど甘くはなく、研究への焦り、学会の準備、研究装置の作成、後輩の研究サポート、とにかく研究漬けの毎日に自分のバランスを崩したというのが中退の理由です。
今となっては卒業くらいしときゃ良かったという後悔はありますが、考え抜いた結果、社会人デビューはなんとヨガのインストラクターになるのです。

新卒ブランドを失った私は、順調に社会人になった友人達と同じ土俵には乗れないというレッテルを必要以上に貼り、それはそれは大きな自信喪失から始まりました。確かに、新卒採用の仕組みを考えると、スタートで挫けるってかなり致命的。この時点で、自分は人とは違う形で自分のキャリアを作っていくしかないという、諦めと覚悟を強いられます。

若さ故、また当時は心もややお疲れだった事もあり
「自分が好きで得意な事」×「人の役に立って感謝される」
というわかりやすい掛け算で、ヨガのインストラクターの道を選んだのでした。

と言いながらも、ヨガのインストラクターという仕事は天職でした!
レッスン以外にも、店舗運営やスタッフマネジメントの経験も増え、最終的には1つの店舗統括を任せてもらえるように。
売上には拘り抜いていた為、方向性の違いからスタッフと揉めた事も多々あったけれど、チームで店舗を作り上げていくプロセスは、適切なコミュニケーションから信頼を作っていく上で貴重な経験となりました。そんな順調に見えた中、体を酷使した事により体調を崩しインストラクターを続けていく事が困難に。ドクターストップというやつです。インストラクターができない中で今の仕事を続ける意味があるのかを悩みに悩み、結局退職を決意するのでした。


営業としてのキャリアをスタート

これだ!と決めた仕事が続かなかった。
またもや自身喪失が爆上がり。
プライドもズタズタボロボロのカッスカス。
次は失敗したくない、、、、!
この辺りから、気持ちで動くのではなく、少し戦略を立てて仕事や会社を選び始めます。
「汎用性のある業界、職種、経験」×「チャレンジの幅が広い」の条件として考えたのは下記の3つ。
新卒採用していない会社が良いと思ったのは、中途だけの組織の方が勝負しやすそうという、自分のモチベーションを保ちたいが故の拗らせ9割です。。(コンプレックスがすごいっw)

・IT無形商材の営業
・新規開拓営業が経験できる会社
・新卒採用はしていない会社

エージェントさんからの紹介でご縁いただき、電子マネー企業の営業職としてのキャリアをスタートさせます。今思うと無知な私をよく入社させてくれたと奇跡すら感じますが、「数字を作る」というプロセスを多角的に経験させていただき、向いているか否かはさて置き、営業職のイロハを身に付ける事ができました。

4年程経過し、漠然と5年後、10年後の自分のキャリアを考え始めました。
クライアントさんの売上貢献に向き合う時間も好きだったし、純粋に自分の成果が数字として見えるわかりやすさも嫌いではありませんでした。
ただ、ここにずっといるかというと何か違う。
でも、離れる理由があるようで無い。

ひとまずエージェントへ登録しに行った私は、自分にどんな選択肢が持てるかを聞きつつ、その中で、
「人材業界はキャリアとしてありかも?」
「なんならうちで働いてみません?」
というよくある話をいただき、これがきっかけで人材紹介会社のエージェントという仕事の選択肢を得ました。

ヨガのインストラクター時代の充実感が心の中で生きていた事もあり、もう少し「人」と向き合う仕事がしてみたいなという思いは常にあったのは事実、ただそれを仕事にする事がベストなのか、ずっと自信が持てずにいました。

結果として、お誘いいただいた企業へは行きませんでしたが、気持ちを汲み取り、新たな選択肢へ導いてくれたエージェントさんにはとても感謝しています。

転職エージェントとしてのキャリアをスタート

ここから私のHR領域のキャリアをスタートさせます。
RA,CA両面型のエージェントとして、クリエイティブ職を中心とした求職者さんのサポートからクライアント新規開拓まで、とにかくなんでもやるエージェントとして奔走しました。

法人側で言えば企業の採用課題に向き合う時間、
求職者側でいえばキャリア相談の時間、
業務の幅が広い分、戦略を立てて動かなければ、あっという間に時間は過ぎ、気がついたら数字が乗らない焦りと必死に戦う事になります。

最初はバランスを取るのが本当に下手で、この仕事の正義は何なんだろうと常に悩んでいましたが、「課題解決型の提案、セールス」「中途採用の仕組み」「人材業界の仕組み」「業界/職種理解と転職市場」の経験と知見を手に入れ、同時に、人生に関わる大きな節目に立ち会いサポートできる、という最上級の充実を仕事を通じて味わう事ができました。

そんなキャリアを過ごす中で、企業と人との関係性に強い関心を持ち、「企業の組織、文化を作っていく」という企業人事へのキャリアを考えはじめます。ただ、今の自分には企業人事になる武器があまりに少ないという自覚があり、この頃からゴールに対し逆算してキャリアを考えるようになりました。

企業人事のJDを見ると、だいたい採用業務が入っている、であればまずは採用のスキルを磨こう!というのがキャスターに決めた理由の1つ。あとは、リモートワークでの働き方に早くから慣れておく事が武器になるかもしれない、フルリモートで成り立つ世界を覗いてみたい、という気持ちもありつつです。(踏み台みたいに聞こえちゃうけど、そんな浅はかな気持ちで入社した訳ではないです!!)

リクルーター→カスタマーサクセスとしてのキャリア

ということで、今のキャスターでのキャリアが始まるわけですが、入社して半年ほどはリクルーターとして複数社の採用業務を担当し、途中からはカスタマーサクセスとして、どちらかというとサービス磨きの役割に変わりました。
サービス改善、組織作りなど、事業が成長していくフェーズで必要な事を何でもトライできるスタートアップあるあるを体感、その分、ミッションをブラさずに役割作り上げていく難易度もありますが、自分の守備範囲、視野がとてつもないスピードで広がっていき、結果としてたくさんの武器(自信も含め)もできました。

企業人事へのステップのつもりが、想定外で自分のキャリアの幅、視野が広がったという、大変恵まれた時をキャスターで過ごしていますが、これも過去の積み重ねと武器(自信)があったから成し得たものであると思っています。(もちろん実力以上の業務を任せてくれる周りの皆様にもとても感謝してます)


自分のキャリアを振り返り

相変わらずカオスな人生歩んでると思いながらも、良かったと思われたポイントは下記の3つ。

・ヨガのインストラクターから営業へのキャリアを考えた時の条件設定
・「自分の武器」と「自分にとってのやりがい」のバランスから転職エージェントになった事
・目指すキャリアを逆算してキャスターに入社した事

ここの軸がなければ、キャリア迷子が今でも続いていたかもしれません。
過去に描いていた自分とは全く違う人生を歩んでいますが、今後も「人」と「組織」に向き合う働き方をしたいという、ある意味、自分にとっての核となるキャリアができたと思っています。


まとめ

転職活動は出来レース。中途採用は、正直「何ができるかが全て」と言っても過言ではなく、勢い余った選択から、リスクばかり積み重なって行くケースを痛いほど見てきています。

かと言って、自分ができる事ばかりを考えて、無機質に次の会社を決めていいものかというとそれは違うし、仕事は生活の大半を占め、その中で価値観も醸成され、いわば自分を作り上げて行くものだからこそ、「気持ち」とか「エモさ」も必要(この辺は個人差もあると思いますが)。ただ、その分冷静な判断のもと決める必要があると実体験からも感じています。

「自分ができる事(武器)」
「自分にとってのやりがい、モチベーションとなるもの」
「出来レースから外れない選択肢である事」

キャリアにおける短期的なゴールは状況により変われど、長期的なゴールはある程度の戦略を持って会社を選ぶ事で、想定外の事はあったとしても、それなりに満足度の高いキャリアは作れるというのが持論です。

私はなんだかんだエージェントさんのアドバイスからキャリアを作っている事もあり、戦略をもってキャリアを作るという点においては、第三者のプロの意見はありがたかったなと感謝しています。(最終的には自分自身で切り開く必要はありますが)


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