暴力的な会話とは
無自覚な暴力
”暴力”というと乱暴な言葉遣いや悪口めいたことを想像した方もいるのではないでしょうか?
今回は、一見普通に話しているようにみえても、実はそれって"暴力"だよって教えてもらってビックリしたお話。
つい最近まで知らなかったから、大切な家族に対して私はずっと暴力的なコミュニケーションを繰り返してしまっていたようです。
今回気づけてよかった。
ちなみに暴力的とは、
”乱暴で力ずくなさま。暴力によって問題を解決しようとするさま。凶暴なさま。”
こういうと『そんなコミュニケーション、私はとってない』と思う方が多いと思います。私もそう思っていたひとりです。
夫(40)にはある程度気を遣って話をしている自負があったし、息子(11)の話もしっかり聞けているという自信すらあったかもしれません(笑)
でも、私の友達・Yさんからとある本を教えてもらったことで、コミュニケーションにおいての自分の認識をすこしあらためることになりました。
褒めても暴力
これが教えてもらった本です。
私がこの本を買うことにしたのは、”褒めても暴力になるらしいよ”とYさんから聞いたから。
『え、褒めても!?』ってなりません?
褒めるって、良いことしかないのでは。
褒めてもあんまり良いことないらしいよ、ではなくまさかの”暴力”。
*補足しておくと、会話のなかで必要な場面もあるとのこと。
その見極めは当事者である自分がするものなんですね。
マニュアル通りにやっていれば間違いない、なんてものはないってことかな。
簡単にいうと、褒めるって”上から目線”なんですって。そりゃそうか。
実は"褒める"ことについては一行位しか書かれていなかったんだけど(笑)
褒める=心理的に相手をひれ伏させてる状態なのかなと思いました。
上下関係をはっきりさせてるような。
まさに、力ずく?
親は(わたしは)いつでも正解を知っている、みたいな。
じゃあ相手は何もわからんと思ってんのかい。
つい最近も息子のことめっちゃ褒めてしまったばっかり。親としては純粋な気持ち100%で褒めてるんですけどね…。
正直親子で上下関係みたいなものって…多少あると思ってたかも。
口の聞き方とか態度とか。
子供のくせにえらっそうやな〜って思ったら注意してた。
『えらそうにしな(言いな)!』って。
対等な関係、、今からでも築いていけるかな。
ちなみに子供がテストで100点とったら・・褒めてもいいのかな?
正解は知らないけど、なんかダメそうですね(笑)
なにが暴力になって、暴力じゃないコミュニケーション(非暴力コミュニケーション/NVC)とはどんなものなのか。
興味がわいた方は専門の本をぜひぜひ読んでみてくださいね。
ただ話を聞いてほしいという願い
理想のコミュニケーションは専門の本で学んでいただくとして、今回この本をざーっと読んでわかったのはただ話を聞くこと。ただそばにいること。それが大切。
こんな経験ありませんか?
誰かに話を聞いてもらってるうちに自分で問題整理できてスッキリできたこと。
子供も大人も、純粋に話を聞いてもらう時間というのを欲しているのかもしれません。
否定やさえぎられる心配のない環境で、自分のペースで。
そうしてもらっているうちにその瞬間ではないかもしれないけど、人は自分で考えて、自分で立てるのかもしれない。
ひとりではなくなるからっていう、その安心感もやっぱり大きい。
そんなに大きな事がなくても人って簡単に孤独になってしまうものだから。
終わりに
この本には簡単なワークがのっていて小さな子供を例にあげてるけど、子育て中のお母さんじゃなくてもアレンジして使えそうだなと思いました。
自己理解を深めるのにも良い本だと思います。
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