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子連れでアメリカ駐在、持っていくべきものはこれです!

来年の春から子連れでアメリカ駐在が決まった方に、ぜひ伝えたいことがある。

持っていくべきものは出汁ではない、辞書でもない、なわとびである。

子連れでの渡米は本当に大変だ。自分もいっぱいいっぱいなのに、子供もいっぱいいっぱいで家族全員で疲労困憊の日々をしばらく過ごす事になる。特に子供については心配がつきない。渡米して、しばらくは英語もわからないので、学校に通っても、友達もなかなか出来ず、寂しい時間を過ごす事になるかと思う。子も親も辛い時期だ。
そんな時期に、いや別に渡米直後でなくても全然構わないのだが、ぜひ皆の前でなわとびをしてみてほしい。一気に人気者になれる可能性大だ。人気者とまではいかなくても、何かきっかけをつかめる可能性は大きい。
渡米するまで、私はなわとびというのは誰もがだいたいできる事、自転車に乗れるくらいのレベルの事だと思っていた。が、しかし、日本はどうやらなわとび先進国のようなのだ。なわとびを普通に飛べるだけで、すごーい!!どうやるの?となり、二重飛びが出来たら、なわとび名人の称号が与えられ、連続二重飛びなんかが出来たら、次の日からNINJAと呼ばれるだろう。

息子は確か6歳か7歳位の時に皆の前でただ普通になわとびを飛び、すごーい!!すごい!!と言われていた。この出来事に気をよくした息子は、学校で得意なものを発表するときもなわとびを披露していた。
また、娘が公園で二重飛びをしていたら、孫を連れたおばあさんがやってきて、すごいすごい!!と大袈裟なくらいに褒めてくれた後に、素晴らしいから孫と一緒にしばらくみていたいと言ってくれ、娘が二重飛びをしているのを座って見ていた。真面目な性格の娘は二重飛びを何度も二人の前で飛びまくり、それに対しておばあさんが歓声をあげ、孫はじっと娘を見つめている。なかなかシュールな光景であった。そして、娘の記念すべき大道芸人デビューの日でもあった。

こんな事、なわとび先進国の日本ではありえない。息子がなわとびを普通に飛べるのは当たり前、娘が二重飛びを何度も飛んだところで、次ははやぶさにも挑戦してみようとなるだろう。

渡米が決まったら、子供にやらせるべきことは英語の勉強ではなく、なわとびの練習なのだ。なわとび名人として人気者になり、友達がたくさんできれば、自然と英語もできるようになる!!ちなみに、我が子は二人ともできないので実体験はないのだが、一輪車に乗れるというのも、みんなからすごい!!すごい!!と言われることらしい。


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