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#122宗教上のタブーを知ろう

日本人が宗教上のルールを意識する場面は、日常生活ではあまりないと思います。しかし、国によっては、宗教上の理由によって食べられないものがあったり、宗教上の戒律を守って暮らすことが当たり前の人々もいます。日本で暮らす外国人の方の中にも、宗教上のルールに配慮を必要としている人がいます。

今回は、宗教上のルールの中から、食べられないものについてご紹介します。

宗教上の理由で禁止されている食べ物・飲み物について

日本では、少人数の会食等であれば、あらかじめ参加者の好き嫌い等に配慮してメニューを決めるといったこともあるかもしれませんが、多くの人が参加する懇親会等のイベントでは、肉・魚・魚介類・アルコールなど幅広いメニューを用意することが恒例となっています。

しかし、特に国際交流のイベントや、外国人を雇用している企業での懇親会等では、宗教上の理由により食べてはいけない飲食物があることを念頭において、料理を手配しなくてはなりません。

宗教上の理由により食べられない飲食物の例

〈イスラム教〉
・豚肉・ビールなどのアルコール類
理由:豚は不浄なものと考えられている、イスラム教の聖典コーランの中で禁じられている

〈ヒンズー教〉
・牛肉
理由:牛は神聖なものと考えられている

世界各国から人が集まるオリンピックの選手村や国際線の機内食では、宗教上のタブー食材を含まないメニューを用意したり、バイキング形式にするなどの配慮をしています。

宗教上の安心食材はなに?

宗教上の安心食材は、鶏肉です。お肉なら鶏肉、その他はシーフード等を選ぶとよいでしょう。

まとめ
国際交流イベントなど、複数の国・地域から人が集まる場面では、鳥肉・シーフードを中心にメニュー選びをすると安心です。
また、イスラム教の人はアルコールも口にすることができませんので、ソフトドリンクも用意することや、無理にアルコールを勧めることがないような配慮も必要です。

お互いの生活習慣や文化の違いを尊重できるようにしたいですね。

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