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着物屋やってみたんですよ

会社員を辞めて、4ケ月後に着物屋をやることになりました

それまでに小売りの経験は2つ
・祭りでやったリンゴ飴売り
・百貨店の肉屋

祭りは札幌で最も大きな祭りで「北海道神宮例大祭」
ここに知人が出店するということで、お声がかかりやってみました

朝の6時から22時まで ひっきりなしに飴にくぐらせたりんごをビニールに入れまくる
女子に売りまくる  一時は作り置きがなくなるほどの売れ行き

ヘトヘトだけどとにかく楽しい時間
この時、「こんな仕事で毎日できたらいいなぁ」と肉屋に入ったわけです

なもんで僕の初小売はりんご飴  

2つもやったことあるし、そもそも小売りってすごく簡単な商売なんですよね

①来た人が注文をする 
②その注文通りに商品を用意する
③値段を伝えてその分の会計をする
④包装して渡す

誰にでもできるお仕事
値段とお釣りを間違えなきゃ儲かること間違いなしなわけ

だから何も考えずにスタートした着物屋

開店した時は、お花をいただきました
とはいっても前職の会社からは良くは思われていないし、あまり仲間もいなかったし、ほんとうに身内からのお花

嬉しかったな

人って開店した時は、珍しそうに来てくれるんですよね 
「何屋さん?」「お花もらっていい?」「私近くでリース作ってるからあげるね」とかご近所の方にも知られる感じになりました

で、最初は毎日どれくらい売れたか、どれくらいの利益が出たか?を計算していました

家賃、人件費、光熱費、、、、  結構かかるんです  

人は来てくれるけど、着物や帯は売れない  売れるのは小物だけ

そりゃそうだよね 

知られていない、顧客がほぼいない、そんな店で~十万というもの買うわけない  今ならわかる

おかしいな  予定と違う
小売店ってすごく楽なはずなんだけど

お客さんが並んで → 包装して → お金もらって → ありがとうございました

じゃないじゃん

なんかやばいんじゃない?

でもブログだけは書き続けました
何か吐き出すところ、っていうか感じたことをずっと書いていました

お客さんに来てもらう、買ってもらうために何かをしなきゃいけないのだけど、それを知らなかったので、発信だけはしなきゃ と、書いていました

これが「いつかは売り上げにつながるんだ」と納得させなきゃ、やってられなかったのかもしれませんね


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