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父が脳出血で倒れた日②~母と叔母さん~


救急救命センターから、父が職場で倒れてICUにいるといいう、留守電を聞いた母は泣きそうになり震えていた。

今まで母が泣いたり震えたりしている姿を見たことがなかった。だから、そんな母を見て私はしっかりしなきゃと思ってなぜか落ち着いていた。

長崎では母のお姉さんの家に来ていたため、お姉さん夫婦がすぐに次に日1番の飛行機を取ってくれた。

母は不安で食事も通らず、すぐに次に日に備えて休んでいた。

私は、そんな時でもしっかりご飯を食べながら、叔母さんの話を聞いた。

私の母は、昔から体が弱く、私を生むまでに3度の手術をしている。そんな妹を持つ叔母さんが、姉として母のこれまでの苦労や、結婚して大阪に一人で行ったときのことをいろいろ教えてくれた。

詳しくは言わないが、けっこう母は苦労してきた。

叔母さんもお母さんもせっかく久しぶりに会えたのに、なんでこのタイミングなのだろうと、何ともいえない感情になったのを覚えている。運が悪いのか、それとも何が意味があるのかと。

でも、今思うと、最悪な状況を、母にとって一番信頼できるお姉さんのもとで迎えられたのは不幸中の幸いなのかもしれない。

叔母さんの話を一通り聞き、私も眠りについた。

もちろん熟睡はできなかった。

直接病院に行ってからでしか、詳しい説明はできないと言われていたので、

父はどんな姿になっているのか、これからどうなるのか、とりあえず漠然とした不安と、父が倒れて救命救急センターにいるという事実が信じられず、よくわからなかった。

【さくらの小言】

家族や大切な人の病気や事故、死などの連絡ほど恐ろしい連絡はないと思います。その連絡で、これまでの生活や重い描いていたその人との未来が一気に打ち消されて、目の前が真っ暗になり、不安や悲しみ、恐怖もしくは怒りのようなものが一気に込み上げてくる感じ。

それか、頭が真っ白になり、何の感情も沸かずフリーズしてしまう時もあるかな。母が亡くなったときはどっちかというとこっち。

人それぞれだと思いますが、こういう経験をされた方はどんな感情になりましたか?
「コメントしてあげてもいいよ」という心の優しい方はぜひ教えてください。(笑)


※写真は、長崎の稲佐山で撮影しました。
世界三代夜景です✌️

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