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『秦基博 GREEN MIND 2021 inレクザムホール大ホール』レポ(ネタバレ有り)

7月7日、行ってきました!
『秦基博 GREEN MIND 2021 inレクザムホール大ホール』!

秦くんの単独ライブは5年前の香川公演以来。
それ以降、豪華メンバーが集うイベントでトリを張ったり、朝ドラの主題歌を歌ったり、着実にアーティストとしての地位をレベルアップさせてきた秦くん。

また、個人的には先日の『FM802 MEET THE WORLD BEAT』でスガシカオさんの「秦坊」発言、そして2人のハイタッチに感動し、いろいろ有ったけど2人の変わらぬ絆を感じて、凄く嬉しかった✨
そんな”秦坊”のライブを、地元高松で観てきました!

⚠️⚠️⚠️注意‼︎⚠️⚠️⚠️
ネタバレ全開のレポです。
弾き語りツアー『GREEN MIND 2021』にこれから参戦予定の皆様の閲覧は、自己責任でよろしくお願いいたします。





会場に到着すると、すでにグッズ購入の列ができていたので最後尾に並ぶ。
これでもかとばかりに置いてある消毒液もそうだけど、スタッフさんが「紙チケットの方は、小さい方の半券の裏に氏名と電話番号をご記入ください!」と繰り返しお願いしていたが記入用の鉛筆もしっかり使い捨てになってて、音楽業界の感染対策は相変わらず素晴らしいなと感じた。

フェイスタオルとご当地限定販売の”ご当地もっちゃんキーホルダー&ステッカーセット”を購入し、しっかり体温チェックを受けてから入場。
弾き語りツアーなので、セットもシンプルで、それが逆にワクワク感を上昇させてくれる。

今回のツアーは着席鑑賞、つまり“立ちあがっちゃダメ”というルールが有るのに、入場後にチケットの半券を見ていて初めて気付きました笑(すみません)

場内の照明が落とされ、ステージに照明が当たり、さぁいよいよ開演!
大きな拍手に包まれる中、レクザムホールのステージに秦基博見参!・・・シンプルな衣装も、あまりにも自然な登場も、まるでフラッと立ち寄ったその辺のお兄さんのような登場でした笑

1.僕らをつなぐもの

登場時”その辺のお兄さん“に感じた彼が、ギターを手にして歌い始めた瞬間、一気に”日本屈指のシンガーソングライター秦基博”のオーラを放ち始める。
音楽は魔法なのだなと、改めて感じる。

『僕らをつないでいるもの 不安を塞ぐように キスをするんだ ねぇ 揺れる雲に月が隠れてしまう前に帰ろう 今 君の家に向かう途中』

秦くん(以下”秦“)「秦基博GREEN MIND 2021へようこそ!どうも!秦基博です!」

沸き起こる拍手が収まるのを待ち、次の曲へ。。
おぉ!5年前のツアーで本編最後に歌ってくれて大感動した、あの曲だ!✨

2.Sally

秦くんの不思議な所は、他のアーティストが歌ったら「綺麗事言ってんじゃねーよ」って言われそうな言葉でも、真っ直ぐに心に届くとこだと思う。
この曲も、そんな曲の一つだと思う。

『あなたは鳥になって渡る 地球儀を見下ろす空 今はただ飛んでゆけ どこまでも 目一杯羽をひろげて』

秦「改めまして!秦基博です。今回は実に5年ぶりの香川公演、“青の光景“以来の香川です。よろしくお願いしまーす!」

観客拍手‼︎

秦「今回は残念ながらみんな(観客)は大きな声を出せないという事なんで、申し訳ないんですけど。でも、僕らには今みたいな拍手とか、手拍子とか、あと挙手とか、いろんなコミュニケーションの取り方が有りますからね。」

ん?挙手??ライブで挙手する事って有ります?って感じで、微妙にざわつく場内(笑)。

秦「まぁ、あんまり挙手されても、当てらんないし困るんですが(笑)。」

観客「(笑)。」

秦「1曲目から『僕らをつなぐもの』『Sally』聴いていただきました。『Sally』は、先日発売になった最新アルバム『evergreen 2』に収録されています。皆さん、『evergreen 2』聴いていただけたでしょうか?」

観客挙手!あっ、ライブで挙手する場面有った!笑

秦「あっ、いいですね〜。元気いっぱいの挙手、ありがとうございます(笑)。今回のアルバムは2枚組になってまして、2枚目が皆さんからの人気投票によって選ばれた曲、1枚目が最近のシングル曲となってまして、それを僕が改めてギター1本の弾き語りで収録しました。その中に1曲だけ、新曲が入ってるんですよね。東京海上日動さんのCMソングになってる曲なんですけど。ご存知の方、いらっしゃいますか?」

大きな拍手が起こる場内。

秦「ありがとう!杉咲花さんが出演されてるCMなんですけど、最初にお話をいただいた時、CMの絵コンテ的なやつを見せられたんですね。それで、杉咲花さんがいろんな疑問をどんどん質問するんだと。で、それに東京海上日動の方が明確に答えるんだと。」

秦「“とにかく、ずーーっと喋ってるCMなんで、すいませんが秦さんの曲は、あんまり聴こえません“と。。」

観客「(笑)。」

秦「言われたんですぅ。どう思います?(苦笑)」

”言われたんですぅ“の言い方何か可愛いぞ🤣

秦「でも、その後こうも言われたんです。“安心してください秦さん!CM始まってから2秒間は無言なんで、秦さんの曲2秒は確実に聴こえます!”秦、2秒いただきました(笑)。で、ずっと質問してるCMだから♪Tell me, Tell me♪って部分を思いついて。」

秦「そのCMサイズから先に完成して、後から残りの部分を肉付けしていったんですね。もう先に“Tell me”って言っちゃってるんで、“大切な人の事をいっぱい知りたい、聞かせて!“って曲にしようと思って。今、会いたい人にもなかなか会えないような、そんな状況じゃないですか。だから、この時代に上手い具合にハマったような、そんな気がしてるんですけど、、いかがでしょうか?」

観客拍手!

秦「ありがとうございます!では、『Tell Me, Tell Me』聴いてください。」

3.Tell Me, Tell Me

最新の秦基博で有るこの曲は、始まったばかりの恋のドキドキ感や、大好きな人の事を知りたくてたまらない思いを表現した、秦くんらしい暖かなラブソング。
ライブ後にCMを改めて見てみると、いただいた2秒(笑)の中にサビの一番言いたい言葉を見事に詰め込んだなって思えて、感心させられてしまう。

『僕と出会うまでのアレコレも気にならなくはない 情けないジェラシー だけど これからの君をただ見ていられるんなら それだけでいい』

4.FaFaFa
5.漂流

照明が凄く印象的だったクズ男SONG(笑)『FaFaFa』、ループマシンを駆使して演奏した『漂流』。
1〜3曲目までとは真逆なダークさを纏った曲で、観客の目をステージにグッと集中させてみせた。
秦くんは、思ってたよりずいぶんと引き出しが多いなぁ・・・なんて、かなり上から目線な事を思いながら聴いていました。←すみません💦


秦「ありがとうございます!ここからは、僕も座ろうかな。」

スタッフさんの持ってきた椅子に座り、ドリンクで喉を潤した秦くんが、柔らかな笑顔でマイクを持つ。

秦「えー、、先程も言いましたが香川に、四国に来るのは5年ぶりという事でね。前回は“青の光景”というツアーで来させていただいたんですが・・・その時も来たよーって方、いらっしゃいますか?

観客挙手!もちろん俺も、すかさず挙手しました笑

秦「あっ、凄い。ほぼほぼ全員ですね(笑)。」

いやいや、そこまで多くは無かったと思うぞw

秦「それでは、今日が僕のコンサート初めてですって方、どのくらいいらっしゃいますか?あ、結構多い。どうもはじめまして。秦基博と言います(笑)。」

観客「(笑)。」

秦「えっとね、、今回は弾き語りのアルバムのツアーという事で、こうやってギター1本で演らせていただいてるんですが。今回のアルバムは、先程も言いましたが2枚組の2枚目が皆さんの人気投票によって選ばれた1位から10位までが収録されてまして。これは今までの(シングルの)カップリングとか他の方への提供曲とかの中から皆さんに選んでいただいたんですが、何と第1位はダントツの1位でした。」

秦「『さよならくちびる』という曲なんですが、この曲は2019年に公開された映画に提供させていただいた曲です。映画の中でハルとレオという小松菜奈さんと門脇麦さんが演じてる2人が歌うんですが、ハルが作ったという設定なんですね。つまり20代女子の気持ちになって書かなきゃいけないわけで、そんな引き出しは自分の中には無くてですね(笑)。」

観客「(笑)。」

秦「どうしたもんかと思ってたんですが、いただいた台本に既に曲のタイトルとして『さよならくちびる』と書かれてたので、そのタイトルに寄せて書いてみようと。それで、何とか完成して、映画も無事に完成したんですけど、僕”完成披露試写会”に呼ばれたんですね。で、それはそれは華やかな俳優さん女優さんたちがいらっしゃる中、僕は楽屋で部屋の四隅をずっと見ている・・・みたいな(苦笑)。」

秦「でね、試写会の台本的なやつに”サプライズゲスト秦基博さん“って書かれてるんですよ。・・・もう地獄じゃないですか(笑)。ステージに成田凌さん小松菜奈さん門脇麦さんが揃って、盛り上がりも最高潮な所で”さぁ、それではサプライズゲストの登場です!秦基博さんでーす‼︎”って呼び込まれて出て行く時の辛さねw」

秦くん、MCが愚痴みたいになってる🤣
まぁ、面白いからいいけど笑

秦「だって主題歌歌ってるとかなら解るんですけど、僕劇中に出てくる曲を提供しただけですからね?立場的には家族の中に紛れ込んだ従兄弟のような・・・いや、ハトコぐらいかな(苦笑)。」

秦「でも、何か意外に結構盛り上がって、僕気分良くなっちゃって、“この曲はハルとレオのお2人のために作った曲だし、もうこの曲はお2人の歌になってるんで、僕が自分でこの曲を歌うような事は有りません。この曲はハルレオの曲です!“って言っちゃったんですよねぇ。。という事で、今からその曲を歌いたいと思いますww」

観客爆笑!あ、マスクはちゃんとしてますw

秦「一応、本人たちには”次のアルバムで歌います”とは報告したんですが、”わぁ凄〜い!聴いてみたいです〜❤️”みたいな反応だったんで、大丈夫だと思います!・・・まぁ本心は解りませんけど(笑)。」

6.さよならくちびる(ハルレオのセルフカヴァー)

原曲のハルレオバージョンの瑞々しい歌声も素敵だけど、秦くんのセルフカヴァーも凄く良かった。
当たり前だけど、秦くんの声にとても合う。
切ない歌詞に胸がいっぱいになりました。。
20代女子では有りませんがw

『つめたいくちびる 君は今 なんて優しく悲しい眼差しをしてるの ほどけるくちびる 私はでも 確かに救われてたんだ』

7.告白(上白石萌音のセルフカヴァー)

女性目線の提供曲が続く。。
この曲は、上白石萌音ちゃんが歌ってるのを観た時に、秦くんの声でも聴いてみたいなぁと思ってたので、聴けて嬉しかったなぁ😊

『こんなにも苦しい日があったことも いずれ忘れてしまうのかな あんなにも愛しい人がいたことも いつか忘れられるかな』


秦「えー、『さよならくちびる』に続いて『告白』聴いていただきました。この『告白』って曲は上白石萌音さんに提供した楽曲で、この曲もニューアルバムの『evergreen2』に収録されてますので、よろしくお願いします!」

観客拍手!

秦「はい!ここで質問コーナーに行ってみたいと思います。この『GREEN MIND』では”みどりの窓口“という形で皆さんから質問を事前に受け付けていました。その質問に今からいくつかお答えしたいと思います。まずは、、座席が書いて無いですがAさん!いらっしゃいますか⁉︎あっ、2階席の前方の、あの方ですかね?マイクが今向かってますので。・・・あっ、マイク到着しましたね。こんにちは!」

観客A「こんにちは。」

おぉ。観客にマイク渡して、直接秦くんと喋るんだ。凄いな✨
KANさんの”弾き語りばったり“に行った時のピンクカードタイム思い出した😊

秦「それでは、質問を読ませていただきますね。えー、、『秦さん!うどん県へようこそ!うどん、美味しいですよね?私はうどんのトッピングで特に好きなトップ3が有るんですが、秦さんはどんなトッピングが好きですか?教えてほしいです!』なるほどなるほど、、トッピングね。ちなみにAさんは、うどん県産まれですよね?」

観客A「あっ、いえ。。うどん県産まれではないです(笑)。」

秦「あっ、そうなんだ⁉︎じゃあ別の県産まれの香川育ちなんですね?」

観客A「(苦笑)。えっと、、すいません。香川育ちでもないです💦」

秦「ええっ⁉︎今の文章からてっきり地元の人だとばっかり!」

あっ、完全に俺もそう思って聞いてました笑

観客A「”うどん県にようこそ“とか書いておいて、何かすみません(苦笑)。遠征です。。」

秦「(苦笑)。では、Aさんの好きなトッピング教えてください。その後に、僕も発表しますんで。」

観客A「はい!まず第3位!」

秦「あっ、ランキング形式なの⁉︎(笑)僕、ランキングとか考えてなかったなw」

観客A「(3位、2位と発表した後)第1位は、ちくわ天です!」

秦「いいですね〜。じゃあ、僕も発表しちゃっていいですか?では、、第3位!(笑)紅しょうが!・・・あれ?何この(会場の)微妙な空気(笑)。」

ノーリアクションの会場の反応に戸惑う秦くんw
まっ、、まぁ讃岐うどんに紅しょうがのトッピングは、まず無いですからね💦
でも個人的には、紅しょうがでスガシカオさん思い出して何か嬉しかったな。(スガシカオ さんは牛丼に紅しょうがをかけ過ぎる事で有名)

秦「香川は、紅しょうがとかあんまり乗せないのかな?関西の文化なのかな?・・・じゃあ今の無し!wでは改めまして第3位!レンコン天です!」

観客拍手!反応が解りやすいなw

秦「あっ、良かった。これは反応有った(笑)。美味しいよねぇ。では第2位!ナス天!これも美味しいよね。秋茄子の季節とか最高だよね。”嫁に食わすな”ってぐらい美味しいって言いますもんね。」

秦「あっ、でもあの言葉、ただ意地悪な言葉に聞こえるけど、実は“(秋茄子は)体温を下げて身体が冷えるから食べさせるな”っていう意味もあるって知ってました?実は気遣いの言葉だったりするらしいですよ。・・・豆知識でした(笑)。そして、いよいよ第1位!これはAさんと被りましたね。ちくわ天でーす‼︎」

観客A「やった!嬉しいです!」

秦「では、次の質問行きますね〜。1階◯列◯番のBさん!男性の方ですね。質問内容読みますね。えー『秦さんこんにちは。僕の奥さんは秦さんの大ファンで、僕は奥さんの大ファンです。』んん?」

あ、聞いてる俺も「んん?」ってなりました笑

秦「今、隣に座ってらっしゃるのが奥さんですね?Bさんは奥さんの大ファンで、、奥さんは僕の大ファンと。。という事は、僕がBさんの大ファンになれば、複雑な三角関係が構築されるわけですねwあっ、続き読みます(笑)。『いつも奥さんに、“僕と秦くん、どっちが好きなの?“って聞くと、決まって毎回しばらく間を置いてから”もちろん貴方よ“と返ってきます。この”間“が正直怖くて仕方ありません。この際ハッキリさせたいので、秦さんの方から、本当はどっちが好きか奥さんに聞いてもらえないでしょうか?』これはまた、なかなかのを選んじゃいましたね(苦笑)。えっ?本当に僕から聞いちゃっていいんですか?奥様は大丈夫ですか?」

観客B(妻)「はい。。」

観客B(夫)「よろしくお願いします。」

秦「まぁ、そう言うなら。。でも、僕も男ですからね。負ける気は毛頭無いので。この文章に書いてあるそのままじゃなく、僕の言葉で、勝ちに行かせてもらいますよ。・・・俺と旦那、どっちを選ぶんだ⁉︎」

ちょ、秦くんwwwwww

観客B(妻)「うーーーー。。。・・・秦くんです‼︎」

観客爆笑!いや、たぶん質問者のBさん(夫)だけは笑ってなかったかと思われますw

秦「いやいやいやいや、そこは旦那さん選ばないとダメでしょ!(笑)そこで“旦那さん”ってなって、僕がズッコケて、シャンシャンだったのに!wwもう一回だけ行きますよ。・・・俺と旦那、どっちが好きなんだ?」

観客B(妻)「秦くんです‼️(キッパリ)」

秦「だからダメだって!ほら、旦那さんマジでショック受けちゃってんじゃん!」

観客B(夫)「・・・泣きそうです。」

秦「いや、でもこれからも仲良しで居てくださいね。仲良し夫婦って感じしますよ(笑)。ありがとうございました!」

秦くん、フォローが雑(笑)。

秦「“仕事と私、どっちが大事なの⁉︎”みたいなのは、よく聞きますけどね。フフッ(笑)。・・・それでは次の質問行ってみましょう。次は1階◯列◯番のCさん!質問内容読みますね。『隣県の者ですが、”ご当地もっちゃん”香川バージョン、本当に羨ましいです。ツアーで行かない県のバージョンも作ってもらえないでしょうか。全国全部が無理なら、せめて四国だけでもダメですか?あと2つ作っていただければ大丈夫なんで、ぜひよろしくお願いします。』なるほどね。これ、質問じゃなくてお願いですね(笑)。」

観客「(笑)。」

秦「でもこの、ツアーで行かない県の分もって声は、正直めちゃ聞きますね。ちなみに隣県って、何県ですか?」

観客C「徳島県です。」

秦「じゃあ、徳島と言えば!っていう物、教えてもらっていいですか?」

観客C「すだち!」

秦「うんうん、すだちね。やっぱりそのイメージありますよね。他には?」

観客C「えっと、、阿波踊り!」

秦「それは外せないですねぇ。じゃあ他には?」

観客C「んーーっと、、渦潮!」

秦「渦潮って徳島なんですか?まぁいいや。他には?」

観客C「えーーーっと。。。すいません、もう厳しいです。。」

秦「そっか(笑)。でも、僕も一応(徳島名物)調べてきたんですよ。今、言った中に無かったので言えば、、お遍路さん!お遍路さんって徳島だよね?」

うどんに紅しょうが発言に続いて、またもやノーリアクションな場内( ̄▽ ̄;)

秦「・・・何?この微妙な空気はwお遍路さんは、徳島って言うより四国全部なのかな?なるほどね〜。まぁ、さすがに四国だけ全部(ご当地もっちゃんを)作るわけにもいかないので。全国全部作るには、さすがに予算がね(苦笑)。また次回、期待してもらうって事で大丈夫ですか?という事で、”みどりの窓口”コーナーでした!」

観客大拍手‼︎

ギターを再び抱え歌の準備をしながら、秦くんがフフッと思い出し笑いをする。

秦「・・・いや、でも僕が“徳島と言えばお遍路さん”って言った時の圧、凄かったですねぇ(笑)。”お遍路さんは徳島だけのもんじゃねーよ!“みたいなww」

観客「(笑)。」

秦「さて、ここで1曲”日替わり曲コーナー“という事でね。」

スタッフさんが箱を持ってくる。

秦「この箱の中にカラーボールが入ってまして、今から引いたボールに書かれてる曲を歌いたいと思います。1個たりとも被ってる曲はないので、全部違う曲名が書かれてますからね。それでは・・・あっ、『プール』!

客席から思わず歓声あがる。声出し禁止ですよ!
まぁ嬉しかったんですよね?分かります笑

秦「いいですねぇ。今日は七夕ですからね。それでは聴いてください。」

8.プール

秦くんの名を全国区にした『鱗』のカップリング曲。
隠れた名曲と言うか、いや本当にいい曲。
弾き語りだと、尚更歌詞がじんわり胸に沁みてくる。
観客みんな、ジッと聴き入っていました。

『楽しそうに笑う子ども達 光のプールが包みこむ 僕は季節に浮かんだままで ただただそれを眺めていた』

秦くんがループマシンでアコギで弾くフレーズをリピートさせていき、始まった曲は・・・

9.恋の奴隷

この曲も好き。
性的文学とでも言うべき歌詞に、儚さを感じるメロディー。
これもまた、秦基博の魅力の一つなんだと思う。

『僕を恋の奴隷にして下さい 本当の愛なんてきっと 都合のいい幻想だろうから 今は恋の奴隷になります』


秦「ありがとうございます。弾き語りツアーなんで一応アコースティックギターのみで演ってるんですけど、今の曲はこの足元にあるループマシンという機材を使ってお届けしました。『漂流』の時にも使ってたんですが、こうやって演奏した音を録音して、勝手に繰り返し再生してくれます。」

ループマシンを使って実演してくれる秦くん。
こうやって説明してくれるのは、スガさんや山崎まさよしさんの血を明らかに引き継いでますね笑

秦「これに、こうやってどんどん音を重ねていって、1人なんですけど何人も居るかのような音を出す事ができます。次の曲も、新しいループマシンを使ってみたいと思います。」

ループマシンが都会の雑踏のBGMを流し始め、その雑踏の騒がしい音がだんだん大きくなり・・・音が止まった瞬間、秦くんが歌い始めた。

秦「♪遮断機の向こう側 途切れる景色に 今朝のニュースが ふとよぎった♪」

10.70億のピース

個人的には秦くんの最高傑作じゃないかとも思ってる大名曲。
弾き語りだと、秦くんの歌うコトバがよりストレートに響き、聴きながら改めて“いい曲だなぁ“と、ただただ思った。

『かたちの違う僕らは ひとつに今なれなくても でも 互いが離れないよう寄り添えるんだ』


11.Raspberry Lover

一気に盛り上がる!ノリノリで体揺らしながら聴いてたけど、立ち上がりたかった。。
スタンディング禁止辛い😢

『Raspberry Lover 僕だけの彼女をもっと知りたい 教えてくれるなら その粒が毒入りだって構わない』

秦「次の曲は、みんな手拍子で協力してもらってもいいですか⁉︎」

12.グッバイ・アイザック

秦基博の応援歌と言えば、やっぱりこの曲。
勇気づけられる歌詞や歌声に応えて、観客みんな大きく手拍子。
楽しい!でもスタンディング禁止辛い😭←2回目

『衝撃的なジャイアントステップを 記してよ 繰り出してよ 劣等感も ほら 最大の武器になるんだろう』

ニコニコの笑顔で秦くんがマイクを握る。

秦「ありがとう!それじゃ次の曲は、そろそろみんなで踊りませんか?(ダンスの振りが)解らない人は、、そのうち周りのみんなが突然手を振り始めるんで、それに何となく合わせてくれれば大丈夫ですwそれでは行ってみよう!スミレ‼︎」

13.スミレ

照明の力だけではなく、会場が一気にキラキラした華やかな空気に包まれた気がした。
そんなパワーを持った楽曲になったと思う。

あっ、ちなみに5年前の単独ライブ、そしてJ-WAVE LIVEで2回程踊ったけど、振り付けが意外に難しくてグダグダになった経験のあるスミレダンスなんですがw
今回も絶対歌うはず!と予想して、振り付けを予習していったおかげで完璧に踊れましたよ!\(^o^)/
でも意外と周りがグダグダでした🤣

ラスサビ前に秦くんが叫ぶ。
秦「(振り付け)解んなくても全然大丈夫だよ!(笑)」


『Oh Baby Suddenly 迷い込む森の中へ キラめいて 謎めいて 離れない この想い 幻じゃない 今ざわめく森をかけてく 君が消えないように』


盛り上がり最高潮(座ったままですが)の中、秦くんが弾き始めたフレーズに、また場内の空気が変わる。
みんなが、この曲を待っていた証拠だ。

14.鱗(うろこ)

何年経っても色褪せない名曲に、この日も会場は感動で包まれた。
2番のサビが、こんな時代だからこそ歌声を伝えたい秦くんと、会いたいのになかなか思うように会いに行けなかったファンとの関係の事のようにも聴こえて、何かたまらない気持ちになった😭

『君に今 伝えたくて歌ってるよ たとえどんな明日が ほら 待っていても 鱗のように身にまとったものは捨てて 泳いでいけ 君のもとへ 君のもとへ それでいいはずなんだ』


大きな大きな感動の拍手に包まれる中、秦くんが感慨深そうに喋り始める。

秦「どうもありがとう! えー、今はこんな状況なんで、みんなにはマスク着用と、あと声を出しちゃいけないっていうね。申し訳ない状態でのライブになってしまってる訳ですが。」

秦「まだ、しばらくはこういう辛い状況は続くのかもしれません。でも、もしかしたら、今日も何度も心の中で一緒に歌ってくれたり口ずさんでくれたりしてくれたのかなぁと。そうで有ってくれれば嬉しいなと、心から思っています。次の曲もね。分かる方いらっしゃれば、心の中で大合唱していただけたら嬉しいです。」

そんなMCの後に始まったのは、もはや日本を代表するスタンダードナンバーの1つになったと言っても過言じゃない、あの曲だった。

15.ひまわりの約束

この曲の凄い所は、元々はドラえもんの映画の主題歌として、ドラえもんとのび太の心情を歌った曲なのに、親友同士だけではなく、恋人同士、夫婦、親子、、どの関係性にも当てはまる所だと思う。
普遍的だけど、決して軽い言葉じゃなく心の深い部分に刺さる曲。

観客みんな歌う事はできないけど、心の大合唱が会場いっぱいに響き渡っているように、俺には感じた。

『そばにいたいよ 君のために出来ることが 僕にあるかな いつも君に ずっと君に 笑っていてほしくて ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部 これからは僕も届けていきたい 本当の幸せの意味を見つけたから』


なかなか鳴り止まない拍手が収まるのを待って、秦くんが笑顔で語りかける。

秦「次が最後の曲です。今日は本当にありがとうございました!秦基博でした‼︎」

本編最後の歌は、毎朝テレビから流れていた、あの曲でした😊

16.泣き笑いのエピソード

実は開場待ちをしてた時、衝撃の”『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』中止”のニュースを知り、凹んでいました。
音楽業界がこの一年、夏フェスが存在する日常を取り戻すために、どれだけ過剰なほどの感染対策をしてきて一歩一歩進んできたのかをずっと見てきたので、本当に悔しくて悲しくて。

そんな気持ちを心に抱えたまま聴いたこの曲の♪笑顔をあきらめたくないよ♪というフレーズは、今まで聴いてきた中で、一番優しく強く、響いた😭

『笑顔をあきらめたくないよ 転んでもただでは起きない そう 強くなれる かさぶたが消えたなら聞いてくれるといいな 泣き笑いのエピソードを』


ここで本編終了。
秦くんはこの日初めて(笑)ステージの両端まで来てくれて、手を振ってステージから去っていきました。。

すぐに、アンコールを求める拍手が始まる。
声が出せないので雑談する人も居らず、拍手に専念できるのは個人的に嬉しい。
冷房の効いたホールでずっと着席してたからか、この時間帯にトイレに行く人はかなりいましたが笑

程なくして客電が落ち、再びステージに照明が当てられ、、大きな拍手に迎えられ、ツアーTに着替えた秦基博再登場!


秦「アンコールどうもありがとうございます。5年ぶりに四国に、香川にやって来たんですが、やっぱりその土地その土地の空気と言うか、風とか匂いとか、全部違うんですよ。だから香川の地に降り立った時に、やっぱり“あぁ、帰ってきたなぁ”っていう何とも懐かしい気持ちになりましたよ。また、こういう状況が終わったら、すぐにでも戻ってきたいと思いますんで、またその時には観に来ていただければ嬉しいです。」

観客大拍手!
なかなか東京とかの大都市までは観に行けない地方民としては、この言葉は本当に嬉しい!

秦「香川の“ご当地もっちゃん“、やっぱりうどんでしたねー(笑)。うどんの中に僕が入ってるという、、いい出汁が出てそうですよねwまぁ、そう考えると気持ち悪いですけどww」

観客「(笑)。」

秦「5年ぶりの香川公演、楽しんでいただけましたでしょうか?」

観客拍手!
拍手しかできない。でも今は、感謝の気持ちを伝えるには精一杯拍手するしかない。
俺も、こんな時でも音楽を止めない決意を持って、地方までライブに来てくれた事に感謝の意を示すため、力いっぱい拍手しました。

秦「ありがとうございます。まだまだ前みたいな生活にはなかなか戻れない、そんな状況が続いていますけど、どうかみんな元気でいてくださいね。そして、必ずまたお会いしましょう。アンコールいただいたんで、もう少しだけ歌わせてもらいます。今日は本当に、どうもありがとうございました!」

優しい笑顔でそう語った秦くんが歌い始めたのは、数々のアーティストにもカバーされてる、もはやアンセムと呼ぶに相応しいあの名曲。

☆アイ☆

観客みんな、身動き一つせずに聴き入っていた。
今現在幸せか、そうで無いかに関わらず、誰もが一人一人違う“アイの形“を持っていて、たぶんこの会場に居る全ての人が、自分にとって最も大切な人を想いながら聴いていたに違いない。
もちろん俺も。。

『その手に触れて 心に触れて ただの一秒が永遠よりながくなる 魔法みたい あなたが泣いて そして笑って ひとつ欠けたままの僕のハートが ほらじんわりふるえる』


大きな大きな感動の拍手が収まるのを待ち、感慨深そうに場内を見渡した秦くんが、再びギターを弾き始める。

最後の最後に歌ったのは、時を経て再評価され今年CMソングにも使われた、暖かさ溢れるこの曲でした😊

☆風景☆

いつも側にいてくれる人の有り難さや、その大切さに、人は案外気づかないものだ。
自分を守ってくれていた“当たり前の存在”が、時が経ち自分が守るべき存在に変わった時、その時初めて人はその大切さに、深い愛情に、気づくのだろう。

大好きだった、でも社会人になって忙しくなるにつれて疎遠になっていた、祖母が亡くなる少し前にお見舞いに行ったあの日を思い出しながら聴いていました。

『いつもここにいるよ 陽だまりに触れてるみたい ほら あたたかくて どこか恥ずかしいような いつも側にいてくれたの? 僕も少し強くならなきゃね あなたを守れるように やさしくいられるように』


会場いっぱいに広がる拍手の雨の中、嬉しそうな笑顔の秦くんが、またステージの端から端まで来てくれて、いっぱい手を振ってくれる。
秦くんのホンワカした見た目のせいなのか、一番カッコ良く見えなきゃいけないこんなシーンも、どこか可愛らしく見えてしまう笑

秦「本当にどうもありがとうございました!また会いましょう‼︎」

優しい笑顔でそう言った秦くんが去っていく背中に向かって、「ありがとう!」と心の中で叫びました。

秦坊!いや、秦基博さん!素敵なライブをありがとうございました!
次に秦くんのライブを観られる時には、観客総立ちでスミレダンスできる、そんな環境になってますように!

スタッフの皆様もありがとうございます!
安全に、清潔に、そして楽しい、そんな1日になったのは皆様のおかげです!

あの日レクザムホールに集まった秦くんファン、音楽ファンのみんなにも、ありがとう!
最高のライブでしたね!
あ、“みどりの窓口“コーナーで旦那さんより秦くんを選んじゃった女性の方!優しい旦那さんを大事にしてあげてくださいね!笑

そしてそして、最後まで読んでくださったそこの貴方。
そんな貴方にも、本当にありがとうございます😊

ライブはやっぱり最高だと思えた、そんな七夕の夜でした。

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