自分に「タイムアウト」をかける 同棲のコツ
Sakuです。
私たちは同棲して半年過ぎです。
付き合ってすぐ、実家から離れたい一心で一緒に住み始めました。
お互い、相手のことをあまりわからないまま、よく踏み切れたなーと最近は思います。加えて、異国人同士。英語もお互いネイティブじゃない。
私が実家を出たくて、アパート借りて一人暮らしを考えていました。ちょうど親戚のアパートに不備があって、安く貸し出してくれることになりました。しかし、その不備がけっこう重大(雨漏り)だったので、断念。
そのときに彼が「一緒に住もう、一人は寂しい、つまらない」と言ってきて、私も、いっちょやってみようと勢いで同棲しました。
家賃、家具・家電、食費、いろいろなものを折半できているので、経済的にもお互い助かっています。
毎日一緒に寝て起きて、ご飯も一緒に食べて、という、狭い部屋での暮らし。とうぜん、ケンカもします。
大ゲンカは、今まで3回しました。物をぶつけたり、大声で怒鳴りあって酷いこと、傷つくことを言いあったり、、最後は大泣きでお互いに謝って、なんとかなったけど、できればもうしたくない。心がすごく動揺するから。
私が大事だと思うこと。
ケンカの火種を、自分で小さくすること。
ただ疲れてたり、
相手の言うことの意味がわからなかったり、
自分ばかり排水溝のネットを取り替えてると不満があったり、
そういう、些細なことで、相手にイラつく。
そして、相手と対話を試みるけど、タイミングが悪くて、イヤな方向に行くことがあります。
雲行きが怪しくなる。
言いたいことが頭の中に渦巻く。
そういえば あのときもああだった、こういう不満もあるんだった、そもそもコイツはこういうダメなところがある、
と、芋づる式に不平、不満、イライラ、が引っ張り出される。頭の中で。
でも、それを感情のままぶつけてはダメだなと。
私は昨日、ちょっとイラッとすることがあった。お金の割り勘の話、数十円の話で、彼の言ってることがわからなかった。彼も、私の言ってることがわからないようだった。
でも、意識的に話をやめてみました。ぐちぐち言いたかったけど、黙って、スマホで音楽を聴いた。少し気まずい。
数十分したら、あっさり気が晴れてきて、彼も普通通りになって、いつもの仲良しに戻りました。
そのうちに、「ああ、さっき彼が言ってたことはこういう意味ね。」と分かってきました。
これが大人版のタイムアウトです。
欧米で子どもが悪さをして叱られたとき、「タイムアウト!」と言われて、壁に向かってじっと立ってるのがあります。子どもの反省の時間。その間はしゃべってはいけない。しつけの一環ですね。
これの応用です。
ようは、頭を冷やすということですね。
私の場合、カーッとなるのを抑えて、何か別のこと(楽しいこと)に視線と意識を向ける。しばらくそうしてると、自分にたいする反省も生まれるし、相手への好きな気持ちもよみがえってきます。
これがすごく良い方法でした。
小さな火種のうちに、自分で消してしまって、さっぱりして、相手にはご機嫌な自分を見せること。それは、取り繕いではなく、仲良く暮らす知恵だと思います。
相手にだって、自分への不満がある。苛立ちがある。多分、自分と同じくらいある。一緒に暮らしてるわけだから。
その不満の中には、たとえば自分を変えるプラスの意味を持つことがあるかもしれない。
でも、ケンカになってしまって、お互い感情的に怒鳴りあっても、自分の言いたいことを言うのに必死で、相手の言い分は聞けません。
せっかく自分を変えるチャンスを、泣いたり騒いだりして、まともに聞けなくて、ふいにしてしまう。
それよりは、お互いに精神状態がまともなときに、改めて話したほうがいい。その方が実りがあります。
まあ、相手からの自分への不満が、原則的なことで、自分をプラスに変えるようなことというのは実際にはそう多くはなくて、
ケンカになるようなことの大部分は、些細な、つまらないこと。偶然が重なってそうなっただけのようなこと。それをきっかけにして、大好きな人を否定したり、罵ったりするのは、あまりにも悲しい。
それで私は タイムアウトを自分にも受けてみました。で、うまくいきました。
多分これが、もっともっと重要なことだったら話は違ってきます。どこに住むかとか、大きなお金のことや、子どもや、将来の計画のこと。
重大なことなら、一生懸命自分の意志を伝えたほうがいいし、ケンカになっても仕方ない。ケンカするだけの価値のあることです。
だから、ケンカは次にとっておく。私たちは婚約したので、重大なことは今後いくらでも出てくるから、そのときに話し合いして、ケンカになるかもしれないから。
日常生活のレベルでは、リラックスして、ストレスなしがいちばんです。
タイムアウト、コンピュータの機能でもあるようです。
タイムアウトとは、処理時間が不定なデータ処理やハードウェア制御、通信などが一定時間以内に開始または完了できない場合、それを自動的に中止することである。仕様規定以上の待ち時間を回避したり、または永遠に完了しない処理によって無限ループに陥りプログラムの制御を失ったり計算資源を無駄に占有し続けることを防ぐ。
あまりに大きな負荷が見込まれるとき、中止することで、無駄なエネルギーを浪費することを避ける。ケンカの抑制と似ています。
タイムアウトおすすめです。
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