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今回はsakikoの読書感想文シリーズ
というか、どちらかというと本の要約のイメージです!

10年ほど前に大学院で使用したもの
ですが、やはり今読んでもだいぶ参考になるところが多く、改めて備忘録として記録

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プリシード・プロシードモデル

ヘルスプロモーション(人々が自身の健康をコントロールし、改善できるようにするプロセス)の代表的なモデル

見えにくいけど・・・著書より

この図がイメージできていることで、「健康」にアプローチする上で、どういった指標をとるか、どういった対策をとるか、というのが分かりやすいかなと思った

sakikoの声


運動行動の変容ステージモデル

ある行動の実施に関する動機付けや実際の行動実施程度によって、対象者を5つの変容ステージに分類するモデル
誰かの行動を変えようとする場合、対象者がどのステージにいるか明らかにした上で、行動変容を促す方略を用いて働きかけることが重要と言われている

著書より

このモデルは有名かなと思いますが・・・改めて大切な視点だよなと思いました
リハビリでも相手がどの期にいるのか考えないと全く響かないことも多くありますよね

sakikoの声

高齢者5原則の中の「参加」の概念

国連は1999年を国際高齢者年と定めて、高齢者の享受できる権利として、①自立(autonomy)、②参加(participation)、③ケア(care)、④尊厳(diginity)、⑤自己実現(self-actualization)の高齢者5原則を打ち出し、21世紀の地球規模で起こる高齢社会に達成すべき目標として掲げている。この5原則の中でも、「参加」(社会参加)の意義が強調されている。この意義は、あらゆる高齢者は、その能力に応じて適切な社会参加の機会が保障されるべきという理念に基づいている。著書より)

恥ずかしながら、これ知らなかったです。高齢者5原則という概念があること、そして「参加」の意義が強調されていること。
これは1999年に打ち出されたものですが、現在も諸々の活動や色んな書籍などを読む中で「参加」の重要性を感じています。

sakikoの声

行動カウンセリング

行動変容のためのカウンセリングのこと
大きな流れは、5Aアプローチとして知られている

5Aアプローチ
Assess クライアントの状況をアセスメント

Advice 行動変容に役立つ情報提供をする

Agree 行動目標を一緒に考え、目標に同意をする

Assist 行動目標の実行をサポートする

Arrange フォローアップを設定する

これも見たことあったんじゃないかと思うんですが、改めて文字で認識すると分かりやすいかなと
いわゆる、PDCAサイクルと近いですが、PDCAだと自身の中でのサイクルのイメージですが、5Aアプローチは対相手のイメージなので、【一緒に考え、同意をする】という部分が違いとしては大きいのかなと思いました
そして、今、自身が行っていきたい活動の軸にもなりそうだなと感じてままとえ

残された課題

”人間は、文化的で社会的な存在でもある。したがって、健康の最終目標である、幸福な状態、ウェルビーイングは、単に身体的に頑強で長生きするということだけではなく、日常生活のはりあいであり人生の生きがいでもある
と、筆者は書いています(太字はsakikoによる強調)

この著書が書かれたのは2009年、そこから15年経過しても、やはり同じ部分が課題なんだなと考えさせられました

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高齢化、医療の高度化、そして、財政的な問題など、諸々の背景があります
ただただ「身体的な健康」だけが「健康な状態」ではないし、「病気を治癒する」だけが「医療に求められる役割」ではない、と自身の中で病院勤務の中で生まれた違和感の原点にを振り返ることができました

医療者として、そして誰かの健康やウェルビーイングを支えたいと考えている人間として、大切にしたい自身の姿勢、それは

具体的に役に立てる専門知識や技術(相手の顕在的な困りごと)

相手の本質的な課題(相手の潜在的な困りごと)

を同時に扱えるような人になること

そんな心の奥にあった思いを言語化することができ、このタイミングで再読してよかったなと感じています

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sakikoってこんな人
(自己紹介更新しました!たくさんの人に読んでもらえて感謝です!)

もし、気になることがあればいつでもお問合せお待ちしています(^^)


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