活動量の低下が「肥満」にも「痩せ」にも関係している
皆さんこんばんは。
BMI22.1 佐久川です。
文科省の学校保健統計によると1977年以降増加傾向であった肥満傾向の子どもは、2003年度あたりから概ね減少しているようです1)
逆に痩身傾向児(やせ気味)が増加傾向にあるとか。
しかし、肥満傾向や、痩身傾向は、身長と体重でのみ判断されていて、体脂肪や筋肉量などの体組成が考慮されていないのも課題ではあります。
当然ですが、太り気味もいるけど、痩せ気味もいる。
その二極化が進んでいくのかどうかは今後見ていきたい所ですね。
関連性があるかどうかは別ですが、子どもの身体活動量も
「運動をたくさん実施する人とそうでない人の二極化が進んでいる」
ということがあるようです2)
子どもの遊びも多様化し、大人の生活も多様化し、いろんな生き方が出来る時代になったという事なんだろうかねーと考える今日この頃。
課題ととらえるよりは、現象として考える事も必要なのかなー
さて、子どもの肥満や痩せにはどのような生活環境が関係しているのか?
興味深いことに、肥満にも痩せにも「身体活動量が低い生活習慣」が関係している可能性が示唆されています。3)
肥満のほとんどが「単純性肥満」で、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回って体に脂肪が蓄積した状態。
「身体活動量の低い痩せ」は、摂取エネルギーも少なく、消費エネルギーも少ない状態で、体の筋肉量が低い状態。
どちらも、身体活動量を増やして、適量の栄養を摂れば改善します。
幼児の活動量を増やすには
年の近い子どもがいる場所に連れていく
親戚や、友だちがいる場所に連れていく。
わが子(5歳、3歳)も従妹たちに会うと、勝手に汗だくで遊んでいるのでこれは良い!
勝手に遊び方を考えますね。
児童センター等、地域に子ども達の集まる遊び場もあるので、そこを利用するのも良しです。
公園
遊具がある公園は夢中になって全身を動かすので良いですね。
鬼ごっこに誘われたら自分のエクササイズも兼ねて頑張りましょう。
運動系の習い事
もちろん無理強いは良くないかと思いますが、みんなが身体を動かす環境に連れていくと自然に活動量は増えるかも。
散歩
ちょっとした時間に家の近くの散歩も気持ちいいですよ。新しい発見があったり。
などなど、本人が好きな事で活動量が増える環境に連れていく事が良いですね。
ここ最近は子どもも、大人も活動量はかなり減ってる可能性がありますね。
○○太りとか良く言いますよねー。
さて、体を動かせる環境を探しますかー、良いところあったらご紹介ください。
また報告しまーす!
さつまいものレモン煮~お弁当にもおやつにも~
材料(4人前)
・さつま芋 1本
・レモン 1個
・水 4カップ
・砂糖 大さじ8
・塩 小さじ1/2
・バター 10g
❶レモンは薄切りに、さつま芋は適当な大きさに切って、水にさらす。
❷鍋に①と水、砂糖、塩を入れて火にかける。沸騰したら火を弱め25分程煮込む。
❸煮汁が少なくなってきたら、バターを入れてからめる。
*冷やして食べてもおいしいです。
参考文献
1)令和元年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)
2)引原 有輝 千葉工業大学 創造工学部教育センター(創造工学部) 教授 発育・加齢と身体活動量 e-ヘルスネット
3)伊藤 由紀・篠田 邦彦 学校段階別にみた肥満傾向児と痩身傾向児の生活習慣における共通点と相違点 日健教誌,₂₀₁₅;₂₃(₂):99-108
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