見出し画像

今更ですが、選手権決勝をテレビで見てふと思ったこと。食事について考える。


『青森山田の選手、まだ高校生なのになんかゴツくない????』

と妻が言いました。『確かにゴツいかも?』と思って観察していたら、、

『やっぱりゴツい!笑 』


試合に出場している選手だけではなく、観戦している選手もなんとなくゴツく見えてきた。笑

雪国でどんなトレーニングをしているんだろう??

とふと思いました。


ただあの体格はトレーニングだけで得たものではない。
青森山田の中学生も観戦で居たので、この年代から
食事をしっかりと意識しているのではないか?と勝手に思ったので
今日はそれについて考えてみたい。



トレーニング、食事、休養(ケア、睡眠)

これ、最近ではいろんな所で大事って言われてます。(育成年代ではわかりません。でもネットで調べれば色々な情報が出回っています。)
競技によってトレーニング量や食事の種類は違うけど、この3つは競技力アップのためには欠かせません。アスリートなら知ってて当然だけど、食事はトレーニングと同じぐらい重要な要素である。

今回は基本的な5大栄養素や栄養フルコース型の食事、摂取タイミング(もちろんこの部分はめちゃくちゃ大事)はひとまず置いといて、、


大人と育成年代、1日のエネルギー摂取量の違い

についてもう一度自分で調べてみた。

下の図は厚生労働省の食事摂取基準2015の報告書にある推定エネルギー必要量(kcal/日)

1日の目標エネルギー摂取量(kcal/日)

育成年代の身体活動レベルは高いと考えられるので、この図では高い(Ⅲ)とする。
仮に、青森山田の中学生13歳という事であればエネルギー必要量は

約2,900kcal


一般の身体活動レベルが低い(Ⅰ)大人18〜29は

約2,300kcal


この表によってわかることは、育成年代の選手は活動レベルの低い大人よりプラス約600kcalのエネルギーを摂取しなければならないということである。


ざっくりですがもう一度整理するとそれぞれに必要な1日のエネルギーは、

一般の大人
→日常で消費した分のエネルギー

育成年代
→日常で消費した分のエネルギー➕トレーニングで消費した分のエネルギー➕成長に必要な分のエネルギー

大人の選手
→日常で消費した分のエネルギー➕トレーニングで消費した分のエネルギー



このように育成年代の場合は日常で消費する分に加え、トレーニングで消費してしまった分体を大きくしていくために必要な分のエネルギーを摂取しなければならないということになります。
図でもわかるように大人のアスリートと比べたとしてもほぼ同じぐらいのエネルギー量が必要ということですね。


 

※このサイトを参考にしました。
ここで吉田麻也選手も語ってますよー。


つまりこのエネルギー量を意識せず、適切な量を摂取できないまま練習を続けていくと、疲労がとれない、勉強に集中できない、日常生活に支障、さらに成長すべき時に成長するチャンスを逃してしまう可能性がある。


本来伸びるはずだった身長もエネルギー摂取が追いつかないが為に鈍化していく可能性もある(個人的見解)。


私中学校、高校時代、体はヒョロヒョロでした。
どんだけ食べてもまったく太りませんでした。筋トレしてもゴツくなりませんでした。単純にエネルギーが足りてなかったという事ですかね。。
ご飯3杯食べていましたけど、今振り返ると夜ご飯や遠征先の食事だけだったかなあ?日常から補食などを上手く活用しエネルギーのバランスや量を考える事ができてたら身長ももっと伸びていたかも?
と今になって後悔してます。当時は知識がなかった。



こういう知識、育成年代から本当に大事だよなと改めて感じました。


要するにトレーニングだけ頑張っていてもダメだって事!
食事の部分もトレーニングと同じぐらい重要!
これを日常から意識できる選手、そうではない選手では差が出てくるのは当たり前ですよね。

以前ツエーゲンに在籍していた秋葉勝選手がチームのキャンプや遠征先の食事会場でよく言っていました。今でも記憶に残っています。

『食うやつは強い』



しかしながら育つ環境や選手によっても事情はあると思うから一概には言えませんが、真剣に上を目指しているならやっぱり決して欠かせない重要な要素かと思います。この部分に関しては家族も協力してくれるとありがたいですね。



最後に、もう一度聞きますがやっぱり青森山田の選手みんなゴツくなかったですか?
黒田先生に直接聞いたことはありませんがこういう食事の事もしっかりと教育してるんだろうなー、凄いなーと勝手に思ったので長々と書いてみました。

黒田先生、青森山田の選手の皆さん、優勝おめでとうございます。



おわり!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?