好奇心

【第2回】 #勝手にタイトル改悪 〜noteの記事より〜

これは良いタイトルだなあ、と思ったものを「あえて改悪」することで、タイトルの妙に迫るコーナー。

第2回は今週思わずクリックしちゃったこちらの記事から。

ビーフジャーキを量産するサン~嫁氏と『もののけ姫』を見た話~

何これパンチ強すぎる。

改悪例

例1:嫁氏の『もののけ姫』が、僕のと全然違う件
例2:嫁氏の『もののけ姫』の見方がオリジナルすぎて死ぬw
例3:【速報】嫁氏、『もののけ姫』で妄想が暴走

いろいろ考えてみましたが、「ビーフジャーキを量産するサン」ってパンチラインには敵いませんね。

改悪例のほうが、どういうことが書いてる記事なのかはわかりますが、違和感が弱い。

「ビーフジャーキ」という見知った言葉に、「量産するサン」という意味不明な組み合わせ。それが絶妙な違和感となって、目を引きつけます(「ビーフジャーキ」と最後の「ー」が抜けてるのも、タイポではなく狙いなのでは?と邪推してしまうほどです)。

そしてやってくる「嫁氏と『もののけ姫』を見た話」で、もののけ姫に関わる話だとわかる。「ああ、サンってあの女の子か」ってなる。

ただ、何が書いてあるのかまではわかりません。

「ビーフジャーキを量産するサン」。わけが分からなすぎて気になる。思わずクリックしてしまう。

例4:嫁氏による「もののけ姫の一家はビーフジャーキ量産してる」説

「ビーフジャーキ量産」を活かして考えてもみましたが、こちらは意味不明さが過剰でクリックしてもらえない気がします。

こう考えると、「嫁氏と『もののけ姫』を見た話」ってのが意外に効いてるのかもしれません。淡々とした情景説明が、意味不明な前半で生まれた不安定さを回収してるというか。

「ああ、なるほど、面白い嫁さんがいて、『もののけ姫』の独自解釈の話なのかな?」って想像を促す効果を生んでそうです。

ビーフジャーキ × 量産するサン → 違和感によるアイキャッチ
嫁氏と『もののけ姫』を見た話 → 情景想起

⇒話の前提はわかるが、内容までは想像できず、好奇心がそそられる

好奇心は想像できすぎても、できなさすぎてもくすぐられないんだなあ、ということに気づかされたタイトルでした。

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